SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1808 尚古集成館 薩摩藩主島津氏

仙巌園のお隣り
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尚古集成館
別館
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薩摩藩主 島津氏展
期間:7月28日(土)〜9月27日(木)
御数寄御成之記
寛永7年(1630)大御所徳川秀忠、将軍徳川家光が江戸島津家久邸(桜田邸)へ御成になった際の記録。
御成御殿は新築され、その指揮は室町幕府の有職故実を知る家老・伊勢貞昌が執っているのだが、数寄屋露地の作庭に疎く、困った島津家は細川三斎に尋ねたところ幕府茶頭・山本道勺(道句)を薦められた。山本道勺は古田織部を師とする茶人で島津邸御成に先行する御三家や前田家の御成用の露地作庭も受け持っていた。さらに御成御殿には三畳台目(織部格)の数寄屋、鎖の間、御成書院と織部流の茶事が行える構成となっており、大御所徳川秀忠が亡き古田織部の茶風を堅持していた様子がわかります。

本館では
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竹茶杓 島津義弘作
蟻腰の茶杓で、節上中央に虫喰の穴がある。
義弘は茶の湯に堪能だったようで、義弘が利休に茶の湯の作法について質問した「惟新(義弘)様より利休江御尋之条書」が今も残る。
白捻花御判手茶碗
薩摩焼の創始時代、島津義弘が気に入った茶碗に判を捺したとされ、これを「御判手」と呼んだ。
この茶碗の見込みにも2ヶ所判が捺されている。
八景釜
八角茶臼形の釜で、八景が鋳出されている。
源頼朝より島津家初代・忠久が拝領した。

島津義弘の茶杓を拝見しましたが、あまり利休のものには似ていない印象でした。

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