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松花堂美術館 「はちコレ」八幡のコレクション

京都は八幡
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松花堂庭園・美術館
寛永の三筆のひとり松花堂昭乗や八幡の歴史や文化に関わる資料や美術品、を収蔵・展示する美術館です。
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特別展「はちコレ」八幡のコレクション
10月11日(土)~12月14日(日)

2度拝見しました
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先賢図押絵貼屏風 松花堂昭乗筆
六曲一隻の屏風に鴨長明・宗祇・藤原俊成・兼好法師・牡丹花肖柏・西行の肖像画と各人の代表作を記す。
6人は歌人・随筆家であり、更に遁世者である。この6人と昭乗には、なんだか共通点があるように思われます。
松花堂茶会記
寛永9年(1632)9月から翌年7月まで18会の自会記。
主な参会者は公家の近衛信尋、武家では小堀遠州・京都所司代板倉重宗・淀藩主永井尚政その家老佐川田昌俊、僧侶では大徳寺の江月宗玩、他に岩清水八幡宮の関係者や町人と多彩である。
使われた道具では、現藤田美術館所蔵の「国司茄子」茶入や遠州作の茶杓、掛物では上記「先賢図屏風」に登場する藤原俊成やその子息である藤原定家の文が使用されている。
松花堂昭乗書状
中沼左京宛三月十二日付。内容は尾張に赴いた昭乗が藩主・徳川義直より茶の湯でもてなされた事や金子を拝領した事が記されている。この席で昭乗は正客として尾張徳川家が誇る茶道具で遇されている。
その主な道具は、豊臣秀吉所持・古銅花生「杵のをれ」、古田織部所持・古天明釜「梶」、武野紹鴎所持・古備前水指「青海」、織田有楽所持・狂言袴茶碗「藤袴」そして千利休作・茶杓「虫喰」となっている。 
書状には兄である中沼左京に、この件をやや興奮気味に報告する昭乗の姿があります。

美術館の次は松花堂庭園へ、最初は外園から
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梅隠
千宗旦好の四畳半を再現
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松隠
松花堂昭乗の住んだ滝本坊にあったとされる小堀遠州作の茶室「閑雲軒」を再現。

次がいよいよ内園。ここには昭乗が晩年住んだ草庵茶室「松花堂」・泉坊書院があります
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が、ここからは撮影禁止。松花堂の外観はパンフレットで
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松花堂昭乗は寛永十四(1637)年滝本坊住持より隠居し泉坊へ移り草庵茶室「松花堂」を建てます。
松花堂は屋根に宝珠が載り内部には仏壇、土間にくど(釜戸)があり茶室と生活空間が共存した造りとなっています。泉坊書院は小早川秀秋の寄進とされる建物。 

松花堂昭乗一色の1日でした。 
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