清和源氏二代・源満仲は二振の刀を作らせた。一つは髭切。もう一つは膝丸。二振の太刀は兄弟刀として作られたがいつしか離れ離れとなり、また所持者が替わる都度に名を変えていきました。
・髭切→鬼切→獅子の子→友切→髭切
・膝丸→蜘蛛切→吠丸→薄緑
今回はそんな二振の源氏重代の太刀を拝見しに秋の京都へ。
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大覚寺
嵯峨にある真言宗大覚寺派の本山。
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秋の特別名宝展「大覚寺と源平時代Ⅱ」
太刀 薄緑
「 忠」との銘が彫られているが詳細は不明との事。
源満仲以降は頼光や義家・為義が所持した。その後に源義経に渡り平家討伐の戦いに使用された。
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北野天満宮
菅原道真をお祀りする、通称「天神さん」。
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非公開文化財特別公開
太刀 銘 國綱(鬼切)
「國綱」の銘が彫られているが元は「安綱」であったらしい。
源満仲以降は頼光や為義・義朝そして源頼朝が所持。鎌倉幕府滅亡後には新田義貞に渡り以降は斯波氏・最上氏へと伝来した。
太刀の伝来には様々な説があるようで、どれが真実なのか不明ですがこうして現存している事に価値があるのではないでしょうか。