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2211 彦根城博物館 彦根藩井伊家の刀剣


今回は彦根

彦根城博物館

彦根藩井伊家の刀剣
期間:11月10日(木)~12月6日(火)

太刀 銘 国宗 (備前二代)
天正18年(1590)の小田原北条氏攻めの一番鑓の褒賞として、井伊直政から家臣へ与えられ、のちに再び井伊家へ進上されたと伝わる。

刀 無銘 伝・長船倫光
初代・井伊直政の指料で、2代・井伊直孝、3代・井伊直澄へと伝えられた。

刀 無銘 伝・三原
『御代々指料帳』によれば井伊直孝の差料として記載されている。

短刀 銘 来源国次(名物 源来国次)
『享保名物帳』所載。小田原の北条氏綱の差料で「蜘手切り」と呼ばれていた。前田利常や備中松山藩主・水谷家に伝来した後に井伊家に伝わった。関東大震災で罹災後に再刃された。

刀 無銘 伝左(名物 織田左文字)
『享保名物帳』所載。もと織田信長所持で二男の信雄に譲られた。井伊家12代・直亮の差料であったが、関東大震災で罹災後に再刃された。

刀 銘 奥州国分若林住山城大掾藤原国包
伊達政宗のお抱え刀工・国包の作で、伊達政宗が若林城に居住していた時代に作られたと考えられます。

脇指 銘 (表)兵部小輔源朝臣政則作 為長船左京進藤原宗光也 (裏)文明十四年壬寅八月三日
室町時代、守護大名・赤松政則が備前長船の刀工・宗光のために制作した刀。

太刀 銘 宗近
太刀 銘 備前国新田庄親□□(依造か)

ともに関東大震災罹災品、倒壊した家屋の重みで大きく変形している。
罹災した刀剣には、安綱・正宗・吉光など一級品の作品が多く含まれていた。

関東大震災での罹災品の展示は水戸の徳川ミュージアムなどでも行われていますが、刀剣が美術品と考えられていた昔なら考えられない事で、現在は震災の記録としてその存在がクローズアップされている感じでしょうか。
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