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1210 出雲行4 松平不昧編

ここ雲州でもっとも有名な茶人と言えば第七代松江藩主・松平治郷こと松平不昧ではないでしょうか。


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出雲文化伝承館
出雲市にあります。

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秋の特別展「不昧公の大名茶展」
期間:10月20日(土)~11月25日(日)
「不昧は生涯にわたり天下の茶道名物である「雲州名物」を蒐集し、今日でも高い評価を得ています。また、江戸や国元出雲で職人を指導して、多種類のお好み道具をつくりました。このたびは、不昧遺愛の雲州名物やお好み道具を展示して大名茶人不昧の美意識の一端を紹介します」(公式より)

妙一字 千利休筆
「妙」の一字と花押だけの手跡。利休の書状ではないこの手のものは珍しいとされる。孫の千宗旦が利休直筆と認めた極書と共に表装されている。雲州松平家伝来
青磁中蕪花入 銘 夕端山
中ほどが膨らみ上下が朝顔状に開いた中蕪(尊形)の花生。利休所持の伝承をもつ。
種村肩衝茶入
大名物。銘の由来は近江の武将種村刑部少輔から。織田信長の重臣佐久間信盛の子で茶人であった佐久間不干斎や木下利房(兄は歌人・茶人の木下長嘯子)が所持。その後には絵師の狩野探幽が所持していたが、火災でこの茶入が焼失したと思っていたところ京都で発見され江戸の探幽へ返還された事から「都帰り」の別名もある。
雲鶴狂言袴茶碗 銘 疋田筒
大名物で天下三筒の一つとされる。京都の商人であの初花肩衝を所持していた疋田宗観が所持していた事から銘が付いた。
瀬戸金華山芋の子茶入 銘 京童
その形が里芋に似ている事から芋の子と呼ばれる茶入のひとつ。姫路藩主で茶人であった酒井宗雅が所持。宗雅の没後に師である不昧に贈られた。

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明々庵
不昧好みの茶室

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田部美術館
江戸時代は武家町であった塩見縄手にあります。
不昧筆の「野生」横一行や不昧銘の高取肩衝茶入銘秋野等、不昧縁の茶道具の展示がありました。

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月照寺
松江藩主松平家の菩堤寺

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宝物殿
藩主縁の遺品を展示。

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初代 松平直政 墓所

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七代 松平不昧 墓所

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出雲行はこれにて終了です
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