楽美術館
「樂歴代 装飾への荷担・抑制と解放」展
期間:3月7日(土)~8月2日(日)
前後期とも拝見しました。
黒樂平茶碗 銘 隠岐嶋 長次郎作
口が広く背の低い馬盥形の茶碗。長次郎作の平茶碗は数が少なく珍しいですが、同じ平茶碗でも三井のものより釉がかりが薄い。
表千家六代覚々斎が箱書をしています。
黒樂茶碗 銘 荒磯 道入作
腰を張り胴部を強く締め口部はかなり薄く削られている。
この茶碗の一番の見所は腰から高台にかけて見られる白く波打つ蛇褐釉の釉景でしょうか。銘もこの釉景から採られてるようです。
腰部の凹凸は碗形としては今一つですが、この蛇褐釉の景色は採り上げるに充分な出来といえます。
黒樂茶碗 銘 山ノ端 道入作
腰高く口部を内に抱えた形の茶碗。
光沢のある黒釉に山路状の黄抜けが見られ、これはノンコウの得意技のひとつ。
その他に長次郎の「村雨」「勾当」、道入の「若緑」が拝見出来ました。
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