SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1711 登米市歴史博物館 政宗と登米地方

仙台を北上。今回は登米
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登米市歴史博物館
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伊達政宗生誕450年記念「政宗と登米地方」
期間:10月28日(土)~12月10日(日)
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脇差 無銘(伝貞宗)
長さ31cm。鎌倉末~南北朝時代、相模の刀工・貞宗の作とされる脇差。
慶長12年(1608)亘理宗根が伊達政宗に初めて拝謁の際に賜ったとされる。
亘理宗根は茂庭綱元の子で、亘理重宗の娘を娶り亘理家を相続した人物。しかし実際は伊達政宗と愛妾・香の前との子で、香の前が茂庭綱元に下げ渡された時に宗根も綱元に養育される事となった。
桐九曜紋蒔絵櫃・碗
赤漆地に桐紋と九曜紋が散らされた櫃と碗で、香の前が秀吉より賜ったものとされる。
前述香の前は伊達政宗の愛妾であったが、それ以前は豊臣秀吉の愛妾でありその時代に賜ったものか。

さてさて博物館のある敷地は元
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佐沼城があったところ
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佐沼城は戦国時代には大崎氏・葛西氏が争い支配する城であったが、秀吉の奥州仕置により両氏は所領を没収され、その領地は木村吉清に与えられた。
天正19年(1591)葛西・大崎一揆が起こると木村吉清は佐沼城に籠城、一揆軍は助けに駆けつけた伊達政宗によって蹴散らされた。
木村吉清は一揆の責任を取り改易処分となり、この地は伊達政宗に与えられる事となった。
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佐沼城本丸堀跡

葛西・大崎一揆と伊達政宗。実はこの一揆は政宗が扇動したとの説もあり今回佐沼城址と展示を拝見出来て興味深かったです。
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