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2106 三井記念美術館 茶箱と茶籠

室町

三井記念美術館

雪月も花も友とて⋯「茶箱と茶籠」
期間:5月1日(土)〜6月27日(日)

瀬戸飛薬建水 銘 大ベシミ
無釉の胴に瀬戸の柿釉が飛ぶように掛けられている。この景色を能面の大癋見に見立て、千宗旦が背面に「大ヘシミ」と朱書きする。
箱書きによれば利休が所持し北野大茶会で使用したとある。
南蛮内渋灰器 銘 月
内面は鉄渋が全面に掛けられチュコレート色を呈する。外面は小石交じりの信楽焼のよう。
松平不昧所持で、大正13年に北三井家に入った。
共筒茶杓 銘 ちゃべんとう 千宗旦作
おそらく茶箱用に削られたのだろう、長さ15.9cmと小ぶりな茶杓で、節上櫂先まで太い樋が一筋通る。
筒に宗旦が「ちゃべんとう 旦」墨書きしている。
菊蒔絵面取茶箱
梨子地に菊蒔絵を施し蓋に面を取っている豪華な茶箱。茶具のうち飴釉籠目茶器は小堀遠州所持の伝来を持つ。
北三井家六代・三井高祐が所持し紀州徳川家に献上の後に改めて拝領したもの。
雲龍釜 与次郎作
筒状の釜で、胴に雲龍の浮紋様が鋳出されている。
宗旦の箱書きには「与次郎作 大雲龍釜」と記される。

他には仁清作「色絵蓬菖蒲文茶碗」唐物大海茶入「残花」沢庵宗彭墨跡「水聲山色」など拝見できました。
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