役人は自分個人の危機が迫らない限り、思う存分暴言を吐く。

自宅の専守防衛すらままならなかった田中直紀が辞任されたのちに防衛大臣に選出された森本敏(もりもとさとし)氏。
テレビでは今話題となっている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの日本への配備問題で沖縄県を訪問したら

「森本は帰れ」とまぁ来た瞬間から住民からバッシングを受けるという幸先悪い事になってます。ちょっと同情したくなる。
この森本氏は実は航空自衛官だったんです。そしてよくよく略歴を見てみると…。

出身校は防衛大学校。いわゆるキャリア組ってやつです。たたき上げじゃなくて言ってみれば現場指揮官か。
この時点で現場の隊員とは違いますよねー。この人は「上層部の人間は何やってんだ!!」と言われる人間ですね。あーぁ、現場経験がない人って怖いなぁ。

さて、この「オスプレイ問題」。何が問題になってるのかを考えてみますかね。

1.米軍が「安全保障の為にこれを普天間基地に置いてくれないかな～?」と実際のアメリカ軍でも死亡事故が多発しているヘリコプターと飛行機を無理矢理くっつけたオスプレイを日本政府に持ちかけた。

2.弱腰日本政府は「これも安保理と国際関係の為だし…アメリカに楯突くと碌なことねぇし…」と「うん、いいよー♪」と軽い口約束をしてしまった。

2番の時点で国民の意見、特に宜野湾市の意見は完っっっ全に無視してます。何の為の政府だ。
この後、当時の防衛大臣はズタボロになります。

3.調べてみるとこの機体はとんでもない欠陥商品で死亡事故も起きてるし、『最新機』と言っておきながら5年前の中古品だという事が判明。
(詳細は後程詳しく)

4.日本は物凄いへっぴり腰でこんな交渉をアメリカに言ってみました。

日本『あの～、オスプレイなんすけどぉ…ちょっと配備の話はなかったこ』

アメリカ『お?基地近くの住民の理解は得られたの?早く手続してほしいなぁ～。』

日本『も、もちろんですよー!安全性はあるんですからねー!』

アメリカ『そーそー!頼むねー♪』

と、日本は結局アメリカの言いなりに。ボロックソのオスプレイを押し付けられて国民からは非難轟々。
ますます支持率が下がっちゃう。そしてまた防衛大臣が変わっちゃう。デフレスパイラルに似てるような気がしますね。
安保理の後ろ盾ってでかいですね。

仮にこの交渉を断った場合、アメリカは『じゃあもし中国とか北朝鮮とかロシアが日本攻めたら、助けないよ?安保理破ったんだし、オスプレイ断ったじゃん。』と言葉巧みに言ってくる。それが見え見えです。

5.結局アメリカ側の機嫌を伺いつつ、宜野湾市に『ね、頼むよ～。安保理のためにさ、ね?ね?』と住民に危険を丸投げして配備の準備を進めている。
勿論、宜野湾市は全面的に反対。市長も怒りをあらわにしています。

そして、今日のニュースでこんな事言ってました。アメリカのパネッタ国防長官のコメントです。

「（オバマ政権の国防戦略で）アジア太平洋地域に重点を移すとした方針を手助けするものだ」と指摘。



『また、墜落事故に関する調査結果が出るまで飛行試験は行わないと、日本側に伝えたことについて「よい歩み寄りと考えている。日本側の懸念を和らげることができたと思う」と語った。』







(゜Д゜;)…え?






あんた何言ってんの?あんたらにとって「国の反対＝懸念を和らげる」なの?そろそろ日本をおもちゃにするのはやめてほしいな!!

TPPも結局アメリカが商売あがったりになったから日本に「日本も安保理あるんだから協力してよねー。」って言って日本を滅茶苦茶にしたんじゃねぇか!!

そして森本!!お前防衛大学校で何学んできたんだ!!航空工学とか学んでねぇのか!?
誰でもあんな重たい機体を2つのローターで飛ばすなんて危なっかしいと思うのによ!!

お前も人の命よりも付き合いが大事なのか!?それでも元自衛隊員か!!

機械工学を5年間学んだ俺から言わせてもらうと、飛行機の翼が可変式のタイプは固定型よりも関節部が多くなって直ぐにガタが生じてしまい、機体の揚力と浮力のバランスが崩れやすくなり、最悪の場合翼が圧し折れます。


しかも、オスプレイのプロペラを動かしている馬鹿でかい専用エンジンは「ロールス・ロイスアリソン社製T406」と呼ばれているんですが、これもまた古い。こんな事書いてありました。

「設計自体が古いが、実績があり、信頼性が高い」
いやいやいや、こうでしょ。
「設計自体古くて、負の実績があり、信頼性のカケラもない」

今の航空技術ははっきり言ってアメリカよりも日本が上です。日本は純国機『心神』の開発を着々と進めていますが、実はこれ、戦闘機じゃない。『先進技術実証機』。何ぞそれと思う人もいるでしょう。

簡単に言っちゃえば「武器を持たない」自衛隊機です。

『俺んとこの技術見てよー!安保理で武器持ってないけど。』
…じゃあ何のための航空技術だ。

アメリカは日本が自国以上の軍事技術力を持って歯向かわせない様にと政府へ口出ししてるんです。根回しが腹立ちますよねー。

しかも、エンジンや航空機設計で使う基準ってありますよね。それ全部アメリカが決めちゃってるってご存知でしょうか?
長さはメートルじゃない。実はフィート。重さや測定方法、記述方法もすべてアメリカが世界標準を決めてるんです。

なんでって?そりゃ「アメリカが戦勝国だから」ですよ。戦勝国の言いなりが敗戦国。うん、哀しいね。

だったら日本が独自の基準を作って堂々と売ればいいんです。「これが敗戦国の技術で作った戦闘機じゃーい!純国産だぞ!」って胸張って言えばいいのに。

国民を守るという度胸も無ければ覚悟もない。それが今の日本政府なんだろうね。それが無いんなら、いくら経験者を大臣にしても無駄です。




そんな世間批判してみた。