どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

ペン入れ練習

2021-12-20 07:45:00 | 日記


7月以来、ペン入れをしてなかったので、それもぼちぼち。
去年、漫画が描けるほど奇跡的に病気が良くなった。でも、なかなか勘は戻らない。ブランクが長かったから。

ペンタッチは最悪。薬の副作用もある。
以前は、殆ど修正しなくても良いくらいのタッチだったのだ。今は酷い。修正に時間が取られて一作描く時間も長くなっている。

昨日、久しぶりにペン入れをしてみた。描いたのは「葵とあかり」
「Double Life」のネームが終わっているので、また「Crystal Ball」だ。

「Double Life」は、本筋には関係ないエピソードを全部切って151Pにした。本当は入れたいシーンもあって、それは短編で描こうと思っている。

珠莉愛の戸籍上の父のその後の物語として。本編では顔も出てこない。珠莉愛が壮絶な虐待を母から受けながらも生き延びられたのは、この育ての父の存在があったから。高知能であるにもかかわらず、顧みられなかった幼い子供に英才教育を施し、別れる時に人生の指針となるアダム スミスの「道徳感情論」を渡して去って行った父親。

連れて行きたかったけれど、自分に経済力がなく、実子ではなかったため置いていかざるを得なかった戸籍上の娘。

珠莉愛は、何よりも読書が好きな子で、それも国内外の純文学を読む。この「本のお父さん」の影響である。その本を原語で読むために6カ国語の読み書きをマスターする。父が教えたのは英語だけ。

茨城を去って、彼はどうなったか。珠莉愛と再会させてあげたいのである。
「Double Life 」の翌年の話として描こうかなと思ってる。
はっ!と気がつくと名前も無かった。ペンネームだけは決めてある。現在の。彼は昔のペンネームを捨てた。

茨城で最初の結婚をした容姿が美しい金の亡者である最初の妻。その女と二度と会いたくないから。
血のつながらない戸籍上の実子。哀れな天才少女のことは忘れた日はない。

奇しくもこの父子は、茨城の女から未だに逃げているのである。2人とも見つかったら史上最悪な女が金の無心にやって来るのが分かっているからである。