どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

真実の愛

2022-10-31 07:59:00 | 日記
略奪愛。不倫をしてるプリ子は何故、「真実の愛」という言葉が好きなのだろう。

親友だった女が完全に脳みそが沸いた。
真実の愛は、双方の家族を傷つけて略奪婚にまで行った。

そして。。。結婚したら、SEXレスのただの中年夫婦になってしまった。
「SEXしなくなったら、どう関係を続けていいか分からない」

親友だったから、こんな相談を受けた。あれから、数年経つ。私はモヤモヤしている。

彼女との付き合いは長い。今は友達でもない。
「愛は恋愛だけでない」というのは、こういうことである。不倫彼氏に真実の愛という言葉を使い、自分の子供達には「子供が大事だから離婚できない」と言いながら、ご飯だけ作って深夜まで置き去りしてデートに行っていた彼女。

旦那に愛情がないなら経済的に自立して別れたら?フルタイムの仕事を探したら?と言ったが、彼氏とのデートの時間が取れなくなるので、パートのままで旦那さんにも相手の奥さんにもバレて、裁判までして、周りのあらゆる人を巻き込んで、きちんと旦那さんと話し合う事もなく、謝罪もせず、離婚届を突きつけて受験前の子供を置いて家を出た。

これは、真実の愛だから。

その後、私が思っていた彼女は存在しなかったと思わざる事が多々あって、長い付き合いは切った。

ありきたりの同窓会不倫。私たちの同窓会は、もう2度と開かれない。このカップルを反吐が出るほど嫌ってる人が多いから。

私の漫画のキャラクター陽(よう)は、「愛のない人間ほど愛を口にする。私は、そういう人間が大嫌いだ」という何度も出てくるセリフは、私の叫びなのである。

陽の未子、桜。アオイに似ていて長兄のヒカルに似ている。怖い顔なのは、この子自体が兵器と呼べるほど武に長けているから。これは8才。大人になって可愛い女性になっても嬉々として拷問したりする性格。


恋を知らない娘

2022-10-30 09:46:00 | 日記


桃花。生まれたのは縄文時代で、4000年間、身体の成長が7才で止まってしまった。

仕事もなく、家から出る事もなく、友もなく、恋も知らず、思考力は大人。彼女の拠り所は、自分だけを愛してくれる父親。

父親もまた、青の離宮から出る事は許されず、世話をしてくれる世話人という者達は全員男。王のような暮らしをする囚人。

桃花と父親カケルは、お互いが唯一の存在で強い親子愛で結ばれている。

父親と離れる事になり、アオイによって桃花は姿も変えられ記憶も全て失う代償を払って、成長できるようになる。でも、大人になっても、この娘は男を好きになることができない。

友のクウが恋をして顔を真っ赤にしているのも理解できない。ドキドキする。。。分からない。両親が幸せそうに寄り添っていても、いつまでもベタベタして気持ち悪い。。。としか思わない。

桃花は最後に「愛は恋愛だけのものではありません」という結論に辿り着く。

最後まで、彼女に恋人は出来ない。でも、恋愛と無縁の生き方をする自分をそれでいいと受け入れる。

この桃花というキャラクターは、健気で真面目です。父親と引き裂かれた喪失感が強く、記憶を失くしてもそれは心の中に残っています。
お互い別人になってしまっても、忘れてしまっても、親子の愛情だけは残っていたということを実感して心の穴が塞がります。

カケルの方は、全て覚えています。何故、アオイが自分の最愛の娘の娘を別人に作り替えてしまったのかの理由を彼は知っています。だから、桃花に対しては臣下として接しています。

あかり、葵、翔が主人公の「Crystal Ball」のメインテーマは、「記憶をなくしても心は変わらない」




正義中

2022-10-29 07:32:00 | 日記
精神科の閉鎖病棟の入院はサバイバルな毎日である。自害他害の危険が少ない患者は大部屋で、私は大部屋。今の病院は4人部屋。

メンバーのコーディネートはスタッフがする。大体、大人しい人3人と猛獣1人。私は人間の刺激に弱い。入院中はカーテンを閉め切って中で本を読んでいる。変なのと関わると入院したせいで病状が悪化する。

酷い目に遭った事も多々ある。カーテンを勝手に開けられたり、しつこく話しかけられたりだ。私は、休養入院なのに返ってストレスを受けてしまう。

耐えきれない時は、Facebookで投稿していたのだが、私の外から見たら健康な、それでも最も自殺率が高い精神疾患を理解してもらうのは難しい。

私の知人に、いわゆる「正義中」がいる。ある患者から受けた嫌がらせについてFacebookに書いたら正義中に「自分の病気を理解してもらいたいと言うのなら、他人のことも理解して許すべき」とコメントされた。
面倒臭いので「そうですね。ごめんなさい」とレスしたら、メッセンジャーまで追いかけてきて粘着された。どっちがキチなんだか。

挙句の果てに親友から「あんなこと書くと嫌われちゃうよ」とメッセが来た。この親友も色々あって今はCO。

治らないと分かっている病気。あの頃は夫もアルツハイマーで自殺未遂を繰り返していた私。
精神病は死なない。自殺するだけ。周りの人の想像力によっては、病気になった方が悪いような扱いを受ける。体の病気には、優しい周囲が酷い言動をするのが精神病だ。

正義中の彼女は、相変わらず今もFacebookで偉そうに「NGOで活躍する高潔な私」の記事を書いているが、あんな人に、本当に困っている人、苦しんでいる人の気持ちはわからないと思う。

今はFacebookは、ほとんどしてない。
他人に理解してもらう事は諦めた。ただ、正義中的論理の人からは逃げる事に決めた。

青の離宮、世話人頭 ヒビキ。
4000年間、ゴロツキの召し上げ者カケルの世話をしていた元武官。
青の離宮が解体された日、彼は「お役目下り」という休職に入る。心が壊れそうな激務だったのである。


ハルモニア

2022-10-28 07:42:00 | 日記


今、少し鬱ってるので中々漫画の原稿が描けない。
それでも、カラー絵ぐらいは描ける。
今日の絵は、漫画とは関係ない。

少し、絵の具にこだわっていて、この絵の女の髪と服は分離水彩で着色してある。

分離水彩とは、絵の具と水分の割合で二、三色の色が出てくる絵の具である。
今、使っているのは中国製。それでも10本セットで8000円。
結論、中国製は質が悪い。ハイコスト、ローパフォーマンス。

画材は、値段をケチる時「安物買いの銭失い」になるのである。
紙も筆も絵の具も。

今は、紙はホルベインのウォーターフォードやウインザー&ニュートンのコットマン、超高級のフランス製のアルシュなどを使っている。

私の画力からしたら、豚に真珠だが。
筆はホルベイン。
絵の具は、基本ホルベイン。日本製は、やっぱりいいのである。

で、分離水彩の話に戻る。
クサカベのハルモニアが欲しい。12色9000円。楽天ポイントが同じくらい貯まってる。欲しいよ〜。

今は、カラー絵もハガキ大しか描けないから買っても仕方ないと思って我慢している。

この絵は紙も中国製のスケブで、線画の段階のペンが引っかかる。中目の紙ということだったが、他のメーカーの荒目より荒い。安くないのに。それにあろうことか、メーカー名がいかにもヨーロッパなのである。詐欺だ。


陽(あかり)24才

2022-10-27 09:09:00 | 日記


翔が、神職の資格である階位を取得して京都から家族で奥多摩の水川神社に一家で引っ越してきた頃。

光は5才、海斗は3才。翔は27才。
奥多摩の山奥にある水川は、裕福ではない。不便で貧しく家の手入れと家事子育てだけが陽の全て。

光と海斗の語彙力は時に中学生のように話す。光が、祖父の晃に「大人のおじいちゃんがいれば、お母さんを守ってくれると思ってるんだ」と言う。晃は、「それは、どう言う意味だ?」と聞くと「お母さんの服を脱がせればわかる」と言う。

「陽、服を脱ぎなさい」と晃が厳しく言うと桃色のトレーナーを脱ぐ。陽の身体を見て「翔にやられたのか?」と尋ねると「悪いのは私だから」と陽は泣き崩れる。

翔の言い分は「アイツは頭が弱いから躾だ」と開き直る。

陽の地獄の7年は、光が「火の力」に目覚めることによって終わる。

陽の40年にも満たない人生は、贅沢も知らず、お化粧もオシャレも縁がなく会社勤めもする事もなく終わる。

でも、2人の子供と葵に愛されて、とても幸せだったと最後に思う。

昨日、書いた実果は海斗の息子のガールフレンド。
その時、陽(あかり)は、陽(よう)として、戻ってきています。5才の時、50代半ばの葵に会いに行きます。「仕事が済んだら、また来るね」と言って「10年の仕事だよ。待っていて。」と言われた葵は、毎年人間ドック。。。と思いながら待っていて良かったと泣きます。

あかりの最後の言葉は
「帰ってくるから、待っていて。帰るのは5年、10年、それ以上先かも知れない。」でした。