プロブロ

Progressive Blog。世界はプログレで説明できる。

夜とあさのすきまに(fra-foa)

2006年05月08日 01時05分35秒 | fra-foa
はいはーい。最近はfra-foaの1stアルバム『宙の淵』がヘヴィロテ中なのね。
3曲目の『夜とあさのすきまに』がすっごい良い感じなの。

fra-foaを知らない人にfra-foaを聞かせると、大体の人は『澄み渡る空~』を良いと言うけれど、その他の曲はそんなにヒットしないのよね。『真昼の秘密』なんて、サビ前の『触れた』と『きつく』の所で笑ったりするんだもの。腹立って仕方無いのよ。

話は『夜とあさのすきまに』ね。改めて歌詞を読むと、何とも深い。色んな事を想像してしまう。
この曲に限ったことじゃ無いんだけど、歌詞を読まないと何て言ってるか、ちゃんと分からない曲なのね。

ちさ子さんの発音が悪いのか、単語と小節の切れ目が悪いのか、私の耳が悪いのかは分からないんだけど、fra-foaの曲って、歌詞を読まないと何て言ってるか分からない部分が結構あるように思えるのね。

"他人は自分の中にあって 月の映る池 眺めてる"って部分好き。

でも一番好きな歌詞は最後のここ↓

繰り返し来る朝陽に この日の果てを見てたんだ
限られたものに潜むという 深い慈しみと悲しみを
薄れてく君の光が 僕を包んで 今 消えたよ
守られてるこのちっぽけな僕の やわらかな脆さを


つめたいあさ

2006年01月14日 02時35分38秒 | fra-foa
つめたくなった その指を
私はじっと 見ていた
星は とろけそうに甘く
消えてった

痛みをひきずった朝は
なぜだか妙に 晴れていて
冷たい空気 吸い込んだ
「あ、生きてんだ。」

越えたくても 超えられないなら
どこにいれば それは通り過ぎてくの?

そのとき空は 言いました
君は自分から逃げてない
その痛みと 向き合う事が
いつか 役に立つのと

だけど今 そんな事言われても
自分の弱さが 苦しいだけで
幸せなんて 想像すらできない

消えてしまえ この指も影も
このまま空に 溶けてしまえたら
あの風のように きれいになれるのかな?

幸せのかけらは まだ見えない
蟻が虫を運んでるのを見た
小さな命が 生きてる音
聴こえる・・・?

CD化/fra-foa『スミワタル空、ソノムコウニ…』

2005年12月27日 23時15分38秒 | fra-foa
なーんかね、思い立って、fra-foaのラストライヴDVD『スミワタル空、ソノムコウニ…』をCD化しまして。CD再生の機器があれば何でも聞けるし、iTunesにも圧縮して入れられるし。

かなり久しぶりの作業だったから、結構時間掛かっちゃったんだけど、うん、まあそれなりの仕上がりになったかな。CD2枚組みで、いかにもライヴ盤みたいで良いね。

こう、曲ごとに1曲1曲、分割するのが楽しいね。0.04秒単位で切る箇所を調整するのなんて、楽しくてしょうがない。MC部分は独立させようかな?とか、色々自分の好きに出来て楽しい。

試聴してみよう…。あ、立ち位置と同じようにミックスも、ギターが右寄り/ベースが左寄りになってたんだ。なんか、DVDよりもシンバルの音が汚い感じがするな。気のせいか?多少の音質劣化は仕方ないか?うん、まあ、ライヴ盤だし全く気にならないけどね。

家ではDVD、外ではCDでfra-foaのライヴ盤を聞けるなんて、嬉しい限りです。

梶ヶ谷で買ったRUSHのDVD『RUSH IN RIO』なんて、よっぽど時間と暇が無いと出来ないね。全180分27曲って、一日掛かりの作業ですよ。
あ、網走戻ったらfra-foaの『Live & Clips』と、smorgasの『Warriors of the planet』も改めてCD化しよう。楽しみだなー。地味な作業が続くなー。暗いなー。引きこもるんだろうなー。


fra-foa②秋

2005年11月07日 23時20分53秒 | fra-foa
先日、山の上にある展望台へ行った。上から見下ろす長野市は、何とも言えずに長野市であった。JUSCOとエムウェーブは一撃で見つけられたね。
山は紅葉が始まっており、吹く風も肌寒いく感じられるくらいになった。もうすっかり、秋である。

今、頭の中でヘビロテの秋の歌。『ちいさい秋みつけた』でも『赤とんぼ』でも無い。
fra-foaの『澄み渡る空、その向こうに僕がみたもの。』である。

望んでも自分はただ無力で 青く澄んだ秋の空遠すぎて

何十回聞いても、この出だしにやられる。状況的なものや季節的なものもあり、最近特にこの曲にすがりついている。この曲があったからfra-foaを好きになったと言っても良いくらい好きな曲。ちさ子さんに自分を見透かされた気持ちになった。
晴れた日にバルコニーから秋の空を見ながら、ボーッとこの曲を口ずさむと、何とも言えない幸福感と満足感に浸れる。
本当に、いつまで経ってもfra-foaからは離れられないな。


fra-foa①

2005年09月16日 01時42分08秒 | fra-foa
fra-foaが好きだ。

何が好きか?
三上ちさ子さんの作る曲が好きだ。

生きている自分に対しての疑問。
見えるもの全てを否定するが、その中にある僅かな希望にすがりたいと願う自分。
愛する喜び、愛する孤独、愛する痛み。

地の底からえぐり出されるような、心の叫び。

こんなに全身全霊で共感、感動できたバンドは初めてだった。
1stアルバムの『プラスチックルームと雨の庭』で、私の人生は決められた。
三上ちさ子さんに、私の心が全て見透かされていた。そんな気になった。

2005年5月14日の渋谷クアトロでのLIVEを観た。
fra-foaの演奏、fra-foaの音を生で体験出来た。
それでだけで十分だった。
最初で最後のfra-foaだった。

最近は、2ndアルバム『13 leaves』をよく聴いている。
以前はそんなに好きになれなかったのであるが、今では1stと同等に好きである。
1stと比べて重さ・暗さ・痛さは少ないが、1stには無い、暖かさと愛しさと切なさが溢れている。
共感できる歌詞が日増しに増え、本気になってしまい目が潤む。

もし、fra-foaに出会っていなければ、今の自分はいない。
本気でそう思える。