大学ノートB掛(6mm)の利用で、安価・細字が書ける万年筆 とは・・・
本当は、自分が気に入ったものを使えば、それで決まることなのだが、
利用感等がわからない人には、参考になるかな?
高価な万年筆を使用しても良いのだが、学校に持って行ったり、
気軽に数本使おうとすると、どうしても値段の安いものが欲しくなる。
そこで、手軽に手に入るもので値段の安価(1000円以内)な万年筆を
考えてみた。
インクは、インクカートリッジは当然のこととして、インク吸入器である
コンバーターも利用可能できなければ、インク・ボトルが利用できないので
自分の好きなインクが利用できるコンバーター利用可能のものが良い。
もし落としても、盗難にあっても、気にならない安価な万年筆。
自分で簡単に改造をしようと思えばできるもの。
ボディーのカラーバリエーションがたくさんあるもの。
■プラチナ万年筆「プレピー万年筆」
◎210円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
イエロー、ピンク、バイオレットがある。
同じカラー・バリエーションで「ハロー・キティ万年筆」もある。
細字と中字がある。
推奨されてはいないが、純正コンバーターも利用可能。
ボディーが透明なため、内部構造が良くわかり勉強になる。
外からインクの残量がわかる。
スリップシール機構で1年半使用しなくてもすぐ使うことができる。
安価なのに万年筆には欠かせない、イリジウム・ポイントが付いている。
デスクペンと首軸を交換することで、「極細字」にすることができる。
ピカールなどでボディーを磨くと、スケルトン使用にすることができる。
ワッシャーを使い、インクタンク仕様にすることもできる。
コンバーターを入れると、ゴールド色でよく見えて綺麗。
自分で簡単に万年筆調整をすることができる。
安価なので、気安く実験をすることができる。
複数本持つのが簡単。
×色つきのペン先ははがれる事がある。
ペン先の当たりはずれが多い。
筆記すると思ったよりも字が太い。
首軸のフィンに付いたインクがインク漏れで故障したのかと思う。
全てインクが付いているのなら良いが、一部ならば、かなり気になる。
キャップが出来なくなったり、ボディ-にヒビが入りやすくなる。
ボディーに印刷されているバーコードや注意書きが気になる。
売り場が少ない。
■プラチナ万年筆「プレジール万年筆」
◎1,050円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
イエロー、ピンク、バイオレット、
新しくアイスホワイト、フロスティーブルー、ガンメタルが増えた。
細字と中字がある。
純正コンバーターも利用可能。
アルミにアルマイトパール加工のため、非常に綺麗。
スリップシール機構で1年半使用しなくてもすぐ使うことができる。
デスクペンと首軸を交換することで、「極細字」にすることができる。
×色つきのペン先ははがれる事がある。
筆記すると思ったよりも字が太い。
同軸を開けないとインク残量がわからない。
売り場が少ない。
キャップを後ろに指すと、重心が後ろになる。
相撲取りの化粧まわしみたいな飾りが少し気になる。
少し、ボディーが太い感じがする。
■パイロット万年筆「ペン習字ペン」
◎525円で、カラー・バリエーションがブラックとノンカラーがある。
これでもかというくらい、極細字が書ける。
米の表面芋にも文字が書ける。
外からインクの残量がわかる。
純正コンバーターも利用可能。
極細ニブは、プレラ等にも使用することができる。
ニブの切り割をラッピング・ペーパーで広げると、インクフローが良くなる。
×カラー・バリエーションが少ない。
粘度の高いインクだと、字がかすれることがある。
■セーラー万年筆「ハイエース・ネオ」
◎1,050円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
グリーン、オレンジがある。
純正コンバーターも利用可能。
「プレピー万年筆」や「プレジール万年筆」よりも細字が書ける。
ボディーが細いため、複数本でもかさばらない。
×インクが乾きやすい。
キャップを後ろに指すと、重心が後ろになる。
同軸を開けないとインク残量がわからない。
売り場が少ない。
スネ夫と呼ばれている。
★ドイツのラミー・サファリ万年筆と比較
■ラミー「サファリ万年筆」
値段3,990円で、若年層に人気のある万年筆。
◎デザインが良く、気軽にどこへでも持って行ける。
故障に強いボディー。
純正コンバーターも利用可能。
毎年、違うカラーが限定版として出る。
通常は、シャイニー・ブラック、ブラック(チャコール)、イエロー、
レッド、ホワイト、ブルー、スケルトンが常売。
オール・アルミ・ボディーのアルスター万年筆もある。
知らない人が見ると、万年筆とは思われない。
指を置くガイドがあり、初心者でも万年筆が使いやすい。
インク確認窓からインク残量がわかる。
プレピー万年筆みたいな、スケルトン(VISTA)万年筆がある。
ニブの種類は、EF,F,Mがある。
簡単にニブ交換をすることができる。
ローラーボールを利用すると、インクタンク仕様にできる。
ペン先をペーパーで細く磨くと、極細字にすることができる。
自分で簡単に万年筆調整をすることができる。
×ニブの規格にかなりばらつきがある。
同じ規格の日本のニブよりも一回り太い字になる。
売り場が少ない。
「ラミー・サファリ万年筆」をインク色に合わせたボディーで使用して
いるが、大学ノートB掛(6mm)に書こうとすると、物によっては、
太字になる事があった。
そこで、自分でラッピング・ペーパーでペン先調整をして、極細字用に
したのだが、この改造は、みんなができるとも言えない(何も知らない人が
勝手にやろうとすると、失敗しやすいので、どちらかというとペン先は
削らないほうが良い。)ので、比較をすることは出来ない。
でも、ペン先調整をすることで、米一粒にも字が書けるくらいに、
極細字になった。でもパイロット万年筆「ペン習字ペン」のほうが、
まだ字が細いけどね。
こういったことができるのは、やはり安価な気軽に使うことができる
ものでないと、簡単にはできない。
結局、自分で気に入ったものを使わないと、ダメだということなのである。
もし、失敗しても、なんとかそれを再び磨いて、完成させようとするので、
最終的に完成できれば、それに対してかなりの愛着がわく。
もし御自分で万年筆調整をされたい方は、ウェブ・サイト上で公開されて
いる万年筆調整方法や、それらが掲載されている本を購入して勉強して
みるのも良い。
プラチナ万年筆のページにも掲載されているが、
★ペン先による弾力性の違い
・金の含有率が多い方が軟らかくなり、ステンレスが硬くなる。
・金属が、薄くなるほど軟らかくなり、厚くなるほど硬くなる、。
・先端の長さが長くなるほど軟らかくなり、短くなるほど硬くなる。
・穴が大きいほど軟らかくなり、小さいほど硬くなる。
・穴が先端に近いほど軟らかくなり、先端から離れるほど硬くなる。
・形状が湾曲しているほど硬くなり、平たいほど軟らかくなる。
となる。
その他
●太字から細字にするためには
イリジウム・ポイント形状を頭に入れて、考えながら磨くのも良い。
太字を細字にするためには、バレーボールをソフトボールくらいまで削る
必要があるので、どのようにすると、綺麗な形になるのか?、サイドを
削っても引っ掛かりが無いようにするにはどこを丸くしたら良いのか?
等。
●細字から太字にするためには
イリジウム・ポイントを丸くしながら、太くしていく。
かといって、あまり削り過ぎると、イリジウムが無くなってしまうので、
注意が必要だ。
カドが無いようにするのを頭に入れて磨く。
■基本的なこと
ラッピング・ペーパー上でペン先を「8」の字に書いて削るのは、その
ように書くと、どの方向からでも、均一に丸くなるから。
2000番くらいが研ぎやすいが、多く削る時には番数の小さいもので
研ぎ、最終調整は、番数の高いものでやると良い。
人によっては、数百番台が研ぎやすいという人もいるので、自分にあった
番数を探してやれば良い。
切り割り部分を開くのには、10000番以上の細かなものの方が良い。
★自分なりに、どれが良いのか点数をつけて考えてみた。
1.値段が安い
2.ボディーが壊れにくい
3.見た目を含めて、デザインが良い
4.そのままでインク残量が確認できる
5.ポケットに挿すことができる
6.カラー・バリエーションが豊かである
7.コンバーターが利用できる
8.安っぽく感じられない
9.粘性の高いインクでも使う事ができる
10.数本持ちでもかさばらない
11.人前で堂々と使う事ができる
12.インクが乾きにくい
13.細字が得意
14.太字が得意
15.所有感がある
16.ニブを簡単に交換することができる
名称→略名
プレピー→プレ
プレジール→プジ
デスクペン+プレピー→デピ(ニコイチ)
デスクペン+プレジール→デプ(ニコイチ)
ペン習字→習字
ハイエース→ネオ
サファリ→サフ
スケルトン→スケ
アルスター→アル
カクノ→カク
略名 プレ プジ デピ デプ 習字 スネ サフ スケ アル カク
1.--◎----------------------◎------------------------------
2.--------◎----------◎----------◎----◎----------◎----◎
3.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
4.--◎----------◎----------◎----------◎----◎----◎------
5.--◎----◎----◎----◎----------◎----◎----◎----◎------
6.--◎----◎----◎----◎----------◎----◎----------◎----◎
7.--◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎-----?
8.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
9.--◎----◎----------------------------◎----◎----◎----◎
10.--◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----------?
11.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
12.--◎----◎----◎----◎----◎------------------------------
13.--------------◎----◎----◎----◎----------------------◎
14.--◎----◎----------------------------◎----◎----◎------
15.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
16.--◎----◎----◎----◎----◎----------◎----◎----◎----◎
計. 10 12 8 11 7 11 13 11 12 11?
この結果では、「サファリ」が高得点になった。なって当然のことか。
アルスターとスケルトンも健闘している。
カクノ(未発売なので手にしていないので詳細はわからないが、
一応コンバーター取り付け可能と見ている)。
低価格の1000円以内ならば、プレジール。
その次に、デスクペン+プレジール、ハイエース・ネオ、カクノとなった。
といっても、
●実験をかねて、気軽に使おうと思ったら、プレピー
●極細字が使いたいのであれば、ペン習字ペン、デスクペン
●太字が使いたいのであれば、プレピー、プレジール、サファリ、スケルトン、アルスター。
●安上がりでよいのなら、プレピー、ペン習字ペン。
●内部が見えるものならば、プレピー、ペン習字ペン、スケルトン。
●夏の暑い時期に使うのに良いものは、プレジール、アルスター。
●逆に極寒の冬に使いたくないものは、プレジール、アルスター。
●学校に持って行くのであれば、どれでもOK。
●好きなボディーカラーが選択できるのが、プレピー、プレジール、ハイエース・ネオ、
サファリ、アルスター。(カクノはキャップのみ)
●万年筆であると人を驚かせるのであれば、スケルトン
●初心者ならば、プレピー、カクノ
●国産モノか舶来モノか?
●ボディーがプラスティックかアルミか?
●キャップをしていても、ボディーにヒビが入るものでも良いのであれば、プレピー
●キャップ内がインクで汚く見えるものでも良いのであれば、スケルトン
●ニブの太さに当たりハズレがあっても良いのであれば、プレピー、サファリ
●履歴書書き等も含めて、細字が良いのであれば、ハイエース・ネオ
●利用期間が短く、多色で中字・太字を使いたいのであれば、プレピー
●プレピーの書き心地で、長い間使いたいのであれば、プレジール
●コンパクトでひと目で判るカラー万年筆なら、プレピー、プレジール、
ハイエース・ネオ、サファリ、カクノ
となるので、
結局は、自分の好きなもの、使いたいものを使う事になる。
シャープ・ペンシルの芯の太さで比較(誤差ありだが)すると・・・
インクと紙質によって違いますが、
ペン習字ペンでは、 0.3mm
デスクペンでは、 0.4mm
ハイエース・ネオでは、0.5mm
サファリ(EF)では、 0.7mm
プレピー(細)では、 0.8mm
プレピー(中)では、 0.9mm
パイロット対プラチナ
EF====極細
F=====細
FM====中
M=====太
B=====極太
一概には言えないのだけれど、目安になるかな?
ペン習字ペンの先端ニブ幅の長さを1とすると、
デスクペンが、1.5
ハイエース・ネオが、2
サファリのEFが、3
プレピー03(細)が、4
プレジール03(細)が、4
ぐらいになる。
★自分用のまとめ
プレピーが太いため6mm罫には、書けなかった。デスクペンを買おうと
思っていたけれど、その時には、まだプレピー型のデスクペンが発売されて
いなかったので、ラミー・サファリを買った。そのサファリ万年筆は、
EFニブなのに、なぜかFよりも太かったために、自分で細美研ぎにした。
それをノート書き用にするので、学校用には、計5本のサファリ万年筆を使い、
それらに傷がかなり付くと、サファリ・スケルトン万年筆のキャップ内にある
インナー詰め(デフォルトはシルバー)にスプレーで着色したものを色分け
して使う予定。
数式等の細かな文字用にはペン習字ペンを使用する。
年賀状用には、プレピー万年筆のブルー・ブラックインクで書くということに
なった。
自分用の気に入った、万年筆を捜してみよう!!!
【追記 9/27】
ラミーはわりに大きいので、やはりコンパクトで、自由の利く「プレピー」に戻って来た。
プレピーは軽量でコンパクト、5本持っても、軽いし、かさばらない。
内部が良く見えるスケルトンが綺麗で、その上、コンバーターのゴールドが引き立つ。
値段は200円だし、極細仕様に自分で気軽に研ぐことができる。
値段やバーコード、注意書き類は、ピカールで消すことができて、ガラス・コーティングをすれば綺麗だ。
キャップの中とネジ切の部分にもガラス・コーティングをすればひび割れは少なくなる。
カートリッジにスポイトや注射器でボトルインクから注ぎ込めば、カートリッジは5回ぐらいは使用できる。
カートリッジを使うことで、ニブの剥がれが少なくなると思う。特にブルー・ブラック・インク。
本体を落とさない限りは、このようにして大事にして使うこともできる。
鉄ニブなのに、書き味が良くて、プラチナならではの3776に似た良い書き心地。
スリップ・シール機能で1年間は不使用でも、キャップを開けたらすぐ書きだせる。
ひと目で、インクの色が判るボディー・カラー。
ボディーにシールを張るのも良し、プチ・デコレーションをするのも良し。
プレピーを知らない人が見ると、ゲル・インクペンかと思ってしまう。
プレピーをバカにする人がいるけれど、弘法筆を選ばず。
バイクでいうとKSR-IIようなものなのかな。乗ってみると案外楽しくていけるということ。
本当は、自分が気に入ったものを使えば、それで決まることなのだが、
利用感等がわからない人には、参考になるかな?
高価な万年筆を使用しても良いのだが、学校に持って行ったり、
気軽に数本使おうとすると、どうしても値段の安いものが欲しくなる。
そこで、手軽に手に入るもので値段の安価(1000円以内)な万年筆を
考えてみた。
インクは、インクカートリッジは当然のこととして、インク吸入器である
コンバーターも利用可能できなければ、インク・ボトルが利用できないので
自分の好きなインクが利用できるコンバーター利用可能のものが良い。
もし落としても、盗難にあっても、気にならない安価な万年筆。
自分で簡単に改造をしようと思えばできるもの。
ボディーのカラーバリエーションがたくさんあるもの。
■プラチナ万年筆「プレピー万年筆」
◎210円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
イエロー、ピンク、バイオレットがある。
同じカラー・バリエーションで「ハロー・キティ万年筆」もある。
細字と中字がある。
推奨されてはいないが、純正コンバーターも利用可能。
ボディーが透明なため、内部構造が良くわかり勉強になる。
外からインクの残量がわかる。
スリップシール機構で1年半使用しなくてもすぐ使うことができる。
安価なのに万年筆には欠かせない、イリジウム・ポイントが付いている。
デスクペンと首軸を交換することで、「極細字」にすることができる。
ピカールなどでボディーを磨くと、スケルトン使用にすることができる。
ワッシャーを使い、インクタンク仕様にすることもできる。
コンバーターを入れると、ゴールド色でよく見えて綺麗。
自分で簡単に万年筆調整をすることができる。
安価なので、気安く実験をすることができる。
複数本持つのが簡単。
×色つきのペン先ははがれる事がある。
ペン先の当たりはずれが多い。
筆記すると思ったよりも字が太い。
首軸のフィンに付いたインクがインク漏れで故障したのかと思う。
全てインクが付いているのなら良いが、一部ならば、かなり気になる。
キャップが出来なくなったり、ボディ-にヒビが入りやすくなる。
ボディーに印刷されているバーコードや注意書きが気になる。
売り場が少ない。
■プラチナ万年筆「プレジール万年筆」
◎1,050円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
イエロー、ピンク、バイオレット、
新しくアイスホワイト、フロスティーブルー、ガンメタルが増えた。
細字と中字がある。
純正コンバーターも利用可能。
アルミにアルマイトパール加工のため、非常に綺麗。
スリップシール機構で1年半使用しなくてもすぐ使うことができる。
デスクペンと首軸を交換することで、「極細字」にすることができる。
×色つきのペン先ははがれる事がある。
筆記すると思ったよりも字が太い。
同軸を開けないとインク残量がわからない。
売り場が少ない。
キャップを後ろに指すと、重心が後ろになる。
相撲取りの化粧まわしみたいな飾りが少し気になる。
少し、ボディーが太い感じがする。
■パイロット万年筆「ペン習字ペン」
◎525円で、カラー・バリエーションがブラックとノンカラーがある。
これでもかというくらい、極細字が書ける。
米の表面芋にも文字が書ける。
外からインクの残量がわかる。
純正コンバーターも利用可能。
極細ニブは、プレラ等にも使用することができる。
ニブの切り割をラッピング・ペーパーで広げると、インクフローが良くなる。
×カラー・バリエーションが少ない。
粘度の高いインクだと、字がかすれることがある。
■セーラー万年筆「ハイエース・ネオ」
◎1,050円で、カラー・バリエーションがブラック、レッド、ブルー、
グリーン、オレンジがある。
純正コンバーターも利用可能。
「プレピー万年筆」や「プレジール万年筆」よりも細字が書ける。
ボディーが細いため、複数本でもかさばらない。
×インクが乾きやすい。
キャップを後ろに指すと、重心が後ろになる。
同軸を開けないとインク残量がわからない。
売り場が少ない。
スネ夫と呼ばれている。
★ドイツのラミー・サファリ万年筆と比較
■ラミー「サファリ万年筆」
値段3,990円で、若年層に人気のある万年筆。
◎デザインが良く、気軽にどこへでも持って行ける。
故障に強いボディー。
純正コンバーターも利用可能。
毎年、違うカラーが限定版として出る。
通常は、シャイニー・ブラック、ブラック(チャコール)、イエロー、
レッド、ホワイト、ブルー、スケルトンが常売。
オール・アルミ・ボディーのアルスター万年筆もある。
知らない人が見ると、万年筆とは思われない。
指を置くガイドがあり、初心者でも万年筆が使いやすい。
インク確認窓からインク残量がわかる。
プレピー万年筆みたいな、スケルトン(VISTA)万年筆がある。
ニブの種類は、EF,F,Mがある。
簡単にニブ交換をすることができる。
ローラーボールを利用すると、インクタンク仕様にできる。
ペン先をペーパーで細く磨くと、極細字にすることができる。
自分で簡単に万年筆調整をすることができる。
×ニブの規格にかなりばらつきがある。
同じ規格の日本のニブよりも一回り太い字になる。
売り場が少ない。
「ラミー・サファリ万年筆」をインク色に合わせたボディーで使用して
いるが、大学ノートB掛(6mm)に書こうとすると、物によっては、
太字になる事があった。
そこで、自分でラッピング・ペーパーでペン先調整をして、極細字用に
したのだが、この改造は、みんなができるとも言えない(何も知らない人が
勝手にやろうとすると、失敗しやすいので、どちらかというとペン先は
削らないほうが良い。)ので、比較をすることは出来ない。
でも、ペン先調整をすることで、米一粒にも字が書けるくらいに、
極細字になった。でもパイロット万年筆「ペン習字ペン」のほうが、
まだ字が細いけどね。
こういったことができるのは、やはり安価な気軽に使うことができる
ものでないと、簡単にはできない。
結局、自分で気に入ったものを使わないと、ダメだということなのである。
もし、失敗しても、なんとかそれを再び磨いて、完成させようとするので、
最終的に完成できれば、それに対してかなりの愛着がわく。
もし御自分で万年筆調整をされたい方は、ウェブ・サイト上で公開されて
いる万年筆調整方法や、それらが掲載されている本を購入して勉強して
みるのも良い。
プラチナ万年筆のページにも掲載されているが、
★ペン先による弾力性の違い
・金の含有率が多い方が軟らかくなり、ステンレスが硬くなる。
・金属が、薄くなるほど軟らかくなり、厚くなるほど硬くなる、。
・先端の長さが長くなるほど軟らかくなり、短くなるほど硬くなる。
・穴が大きいほど軟らかくなり、小さいほど硬くなる。
・穴が先端に近いほど軟らかくなり、先端から離れるほど硬くなる。
・形状が湾曲しているほど硬くなり、平たいほど軟らかくなる。
となる。
その他
●太字から細字にするためには
イリジウム・ポイント形状を頭に入れて、考えながら磨くのも良い。
太字を細字にするためには、バレーボールをソフトボールくらいまで削る
必要があるので、どのようにすると、綺麗な形になるのか?、サイドを
削っても引っ掛かりが無いようにするにはどこを丸くしたら良いのか?
等。
●細字から太字にするためには
イリジウム・ポイントを丸くしながら、太くしていく。
かといって、あまり削り過ぎると、イリジウムが無くなってしまうので、
注意が必要だ。
カドが無いようにするのを頭に入れて磨く。
■基本的なこと
ラッピング・ペーパー上でペン先を「8」の字に書いて削るのは、その
ように書くと、どの方向からでも、均一に丸くなるから。
2000番くらいが研ぎやすいが、多く削る時には番数の小さいもので
研ぎ、最終調整は、番数の高いものでやると良い。
人によっては、数百番台が研ぎやすいという人もいるので、自分にあった
番数を探してやれば良い。
切り割り部分を開くのには、10000番以上の細かなものの方が良い。
★自分なりに、どれが良いのか点数をつけて考えてみた。
1.値段が安い
2.ボディーが壊れにくい
3.見た目を含めて、デザインが良い
4.そのままでインク残量が確認できる
5.ポケットに挿すことができる
6.カラー・バリエーションが豊かである
7.コンバーターが利用できる
8.安っぽく感じられない
9.粘性の高いインクでも使う事ができる
10.数本持ちでもかさばらない
11.人前で堂々と使う事ができる
12.インクが乾きにくい
13.細字が得意
14.太字が得意
15.所有感がある
16.ニブを簡単に交換することができる
名称→略名
プレピー→プレ
プレジール→プジ
デスクペン+プレピー→デピ(ニコイチ)
デスクペン+プレジール→デプ(ニコイチ)
ペン習字→習字
ハイエース→ネオ
サファリ→サフ
スケルトン→スケ
アルスター→アル
カクノ→カク
略名 プレ プジ デピ デプ 習字 スネ サフ スケ アル カク
1.--◎----------------------◎------------------------------
2.--------◎----------◎----------◎----◎----------◎----◎
3.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
4.--◎----------◎----------◎----------◎----◎----◎------
5.--◎----◎----◎----◎----------◎----◎----◎----◎------
6.--◎----◎----◎----◎----------◎----◎----------◎----◎
7.--◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎----◎-----?
8.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
9.--◎----◎----------------------------◎----◎----◎----◎
10.--◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----------?
11.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
12.--◎----◎----◎----◎----◎------------------------------
13.--------------◎----◎----◎----◎----------------------◎
14.--◎----◎----------------------------◎----◎----◎------
15.--------◎----------◎----------◎----◎----◎----◎----◎
16.--◎----◎----◎----◎----◎----------◎----◎----◎----◎
計. 10 12 8 11 7 11 13 11 12 11?
この結果では、「サファリ」が高得点になった。なって当然のことか。
アルスターとスケルトンも健闘している。
カクノ(未発売なので手にしていないので詳細はわからないが、
一応コンバーター取り付け可能と見ている)。
低価格の1000円以内ならば、プレジール。
その次に、デスクペン+プレジール、ハイエース・ネオ、カクノとなった。
といっても、
●実験をかねて、気軽に使おうと思ったら、プレピー
●極細字が使いたいのであれば、ペン習字ペン、デスクペン
●太字が使いたいのであれば、プレピー、プレジール、サファリ、スケルトン、アルスター。
●安上がりでよいのなら、プレピー、ペン習字ペン。
●内部が見えるものならば、プレピー、ペン習字ペン、スケルトン。
●夏の暑い時期に使うのに良いものは、プレジール、アルスター。
●逆に極寒の冬に使いたくないものは、プレジール、アルスター。
●学校に持って行くのであれば、どれでもOK。
●好きなボディーカラーが選択できるのが、プレピー、プレジール、ハイエース・ネオ、
サファリ、アルスター。(カクノはキャップのみ)
●万年筆であると人を驚かせるのであれば、スケルトン
●初心者ならば、プレピー、カクノ
●国産モノか舶来モノか?
●ボディーがプラスティックかアルミか?
●キャップをしていても、ボディーにヒビが入るものでも良いのであれば、プレピー
●キャップ内がインクで汚く見えるものでも良いのであれば、スケルトン
●ニブの太さに当たりハズレがあっても良いのであれば、プレピー、サファリ
●履歴書書き等も含めて、細字が良いのであれば、ハイエース・ネオ
●利用期間が短く、多色で中字・太字を使いたいのであれば、プレピー
●プレピーの書き心地で、長い間使いたいのであれば、プレジール
●コンパクトでひと目で判るカラー万年筆なら、プレピー、プレジール、
ハイエース・ネオ、サファリ、カクノ
となるので、
結局は、自分の好きなもの、使いたいものを使う事になる。
シャープ・ペンシルの芯の太さで比較(誤差ありだが)すると・・・
インクと紙質によって違いますが、
ペン習字ペンでは、 0.3mm
デスクペンでは、 0.4mm
ハイエース・ネオでは、0.5mm
サファリ(EF)では、 0.7mm
プレピー(細)では、 0.8mm
プレピー(中)では、 0.9mm
パイロット対プラチナ
EF====極細
F=====細
FM====中
M=====太
B=====極太
一概には言えないのだけれど、目安になるかな?
ペン習字ペンの先端ニブ幅の長さを1とすると、
デスクペンが、1.5
ハイエース・ネオが、2
サファリのEFが、3
プレピー03(細)が、4
プレジール03(細)が、4
ぐらいになる。
★自分用のまとめ
プレピーが太いため6mm罫には、書けなかった。デスクペンを買おうと
思っていたけれど、その時には、まだプレピー型のデスクペンが発売されて
いなかったので、ラミー・サファリを買った。そのサファリ万年筆は、
EFニブなのに、なぜかFよりも太かったために、自分で細美研ぎにした。
それをノート書き用にするので、学校用には、計5本のサファリ万年筆を使い、
それらに傷がかなり付くと、サファリ・スケルトン万年筆のキャップ内にある
インナー詰め(デフォルトはシルバー)にスプレーで着色したものを色分け
して使う予定。
数式等の細かな文字用にはペン習字ペンを使用する。
年賀状用には、プレピー万年筆のブルー・ブラックインクで書くということに
なった。
自分用の気に入った、万年筆を捜してみよう!!!
【追記 9/27】
ラミーはわりに大きいので、やはりコンパクトで、自由の利く「プレピー」に戻って来た。
プレピーは軽量でコンパクト、5本持っても、軽いし、かさばらない。
内部が良く見えるスケルトンが綺麗で、その上、コンバーターのゴールドが引き立つ。
値段は200円だし、極細仕様に自分で気軽に研ぐことができる。
値段やバーコード、注意書き類は、ピカールで消すことができて、ガラス・コーティングをすれば綺麗だ。
キャップの中とネジ切の部分にもガラス・コーティングをすればひび割れは少なくなる。
カートリッジにスポイトや注射器でボトルインクから注ぎ込めば、カートリッジは5回ぐらいは使用できる。
カートリッジを使うことで、ニブの剥がれが少なくなると思う。特にブルー・ブラック・インク。
本体を落とさない限りは、このようにして大事にして使うこともできる。
鉄ニブなのに、書き味が良くて、プラチナならではの3776に似た良い書き心地。
スリップ・シール機能で1年間は不使用でも、キャップを開けたらすぐ書きだせる。
ひと目で、インクの色が判るボディー・カラー。
ボディーにシールを張るのも良し、プチ・デコレーションをするのも良し。
プレピーを知らない人が見ると、ゲル・インクペンかと思ってしまう。
プレピーをバカにする人がいるけれど、弘法筆を選ばず。
バイクでいうとKSR-IIようなものなのかな。乗ってみると案外楽しくていけるということ。