空気のような

今日は耳鼻科に行ってきた。

１年ほど前から、耳鳴りが始まった。
大して気にならなかったのでほおっておいたのだが、
一向に治らず、だんだん酷くなってきた気がして…。
夫は、「鼻も詰まってるんじゃないか？だから、耳に影響してると思うよ。」って。
…ホントか？…。
まるで、医者みたいなこと言う。
蓄膿症で鼻を手術した経験がある、ってだけで、
知ったようなクチきくんだから、もう。

つべこべ言わず、さっさと診てもらえ…ってことで、
夫のかかりつけ医の病院（隣の本荘市）に連れて行ってもらった。

医師の診察のあと、頭部のレントゲン撮影、聴力検査等をし、結果は…。
特に異常無し。
蓄膿症でもない、と。
…え～っ？
「脈打つような耳鳴りなら、もしかしたら、頭の血管のほうかも。」と医師。
（それを早く言え。）
「どうしても気になるなら脳神経科を受診してみたら。」と。
『どうしても気になるなら』？
つーことは？今すぐどうこういう状態じゃないのね？
今すぐどうこうしなければならないなら、
『診断書』『紹介状』書いてくれるはずだもの。

拍子抜けし、自分の頭蓋骨のレントゲン写真をボォ～と見ていたら、
医師が「はい、終わったよ。早く帰って…」というような顔をしたので、
そそくさと診察代を払って病院を出た。

なんか、がっかり。
…いや、がっかり、じゃなくてさ。
「良かった！」と言うべきか。
そっか～。…アタシ、頭のほうが悪いのね。
って！ん？

なんか納得いかないままなアタシを見て、夫は言った。
「ま、四千円かけてなんともないって判ったんだから、良かった。
さ、『清吉』にカツ丼食いに行くべ～♪」
…ホント、この男は切り替えが早いし、常に食うことしか考えてない。

貴重な休暇の午前中が、アタシの為に潰されたのに、
そんなの気にしてない様子で、良かった。
病院行こうと言ってくれたのも夫だし。
なんていいヒトなんだろうか。ムフ。
夫がいないと、アタシなんもできないなぁ、きっと。