赤い手帳

母に身体障害者3級の認定がおりた。
身体障害者3級。要支援2。
来月からは、介護施設のデイサービスを受けることになる。
っていうかさ…2月に70になったばかりだよ？
『老人』というには、まだ早いんじゃないの？
なんか…そんな母に、憤りすら感じてる今日この頃。
（ああ…自己嫌悪…。）

実は、アタシも父もちょっと頭にきていた。
母が身障者になってしまったことは仕方が無い。
でも、本人に向上心が無いのは、いかがなものか？
いろんな手続きや雑用、身の回りの世話などで
家族が奔走しているのに、すべておまかせ、人任せ。
「苦しゅうない、良きに計らえ」的な母の態度。
家族の想いが空回りしている。
（一番疲れきっているのは、父だ。）

今は週２回、病院でリハビリを行なっている。
それ以外の日は、TVを観てぼお～っと過ごす。
うっすらとボケが進行中かも？これではイカン！
…というわけで、ボケ防止＆自主リハビリとして、
軽い家事や、手押し車で歩行練習させたり、
すぐ近所の食料品店まで買物に行ったりということを
極力させているのだが…。意欲的じゃないの。
「母さん。ゴロンと転がったままで居たいの？
このままでいいと思ってるの？」
そう尋ねても、母の反応は極めて薄い。
…もう人生諦めているのかな？
まあ、もともとの性格が、外向きじゃないからなあ。
（行動的なほうではない。）
ムチ打ってもダメ、とは思うけどさ。じれったい。

ものが見えづらくなった上、視界が暗いというので、
念のため、近くの眼科へ連れて行った。
「自分の体なのだから、しっかり自分の言葉で
センセイに症状を伝えないとイカンよ？」
と言っておいたが…やはり不安なので、
自分も診察室の中までついて行く。
白内障にはなっているが、治療や手術をする程でもないという。
高齢になると殆どの人が白内障になるらしい。
さて、診察が終わり、治療費を払おうとすると
『無料』だった。しかも処方された点眼薬も『無料』！！
…ビックリ～でした。