バカと呼ばないで

ニコニコしていたかと思うと
次の瞬間「いや～」と言ってギロ目で睨みつけ、ムッツリ。
肉団子食べないからと、アタシの口に突っ込む。
仕方なくモグモグしてると…
「いやいやいや～！」（訳／食べちゃいや！）
…ひいいい。いったいなんなんだようお前～

それでもね。そんなことされてもね、やっぱり…可愛い。
アンタ、世界一、可愛いよ。
塩振って、頭から食べてしまいたい。
「ママ～！ママ～！」とひっついてきて甘え、
理不尽なわがままもいっぱい言う。
泣いたり～怒ったり～笑ったり～…くるくる気分が変わる。
おばあちゃんに『お天気屋ねえさん』とあだ名を付けられてしまったよ。

子どもがいなかったころのアタシは、
子どもがいる友人たちの親バカぶりを見て、
「どうしてあんなバカになれるんだろう？」と不思議だった。
が…今わかったような気がするっ！バカになるワケが。

毎日いっぱいひっついて遊び、抱っこして、
お互いの体温を感じている。
そうすると、身のうちに温かい何かが溢れてくる。
アタシの一部になりつつあるお嬢。

アンタがいるから、もう何もいらねえ～！
嬉しくて嬉しくて、大声で叫びたくなるバカ親。