男の優しさって？

たとえば…
貴女が酷い風邪をひき、寝込んでいる…とする。
もしくは、仕事で大きなミスをし落ち込んでいる…とする。
身近にいる夫（もしくは恋人）に、今どうして欲しい？

もし、アタシだったら…
『なるべく、かまわないでほしい』んだな。
最低限、して欲しいことだけは『お願い』するけども。
そうして、あとはかまわないでいて欲しいのだ。
周りをうろちょろされても、ね。
ちょっとさ…アタシをほっといてね、って思うのさ。
弱ってる姿を見られたくないとか、そういうことではなく。
かいがいしくされると、かえって困る。笑
こんなアタシって、変なのかね？

欲を言えば…
こちらが言わなくても、すべてを察して欲しいのだ。
（これができる男は、レベル高いぞ。）

大好きな韓国ドラマ『冬のソナタ』で、
気に入っているシーンがある。
仕事に行き詰まり、疲労困憊したユジン（チェ・ジウ）に
ミニョン（ぺ・ヨンジュン）がこう言うのだ。
「ユジンさん。好きなだけ、泣いて来て下さい。
僕はここで貴女のことを待ってますから。」
自動降雪機が、ゲレンデで、ロマンティックに雪を降らせている。
その下でユジンは、誰にも邪魔されず、思い切り泣くのだ。
…頭ナデナデなヤワな励まし方ではない、
そっと見守り大きく包むような、
そんな、さりげないミニョンの優しさ。
ああ～…いいねえいいねえ。ステキだねえ。

今週の月９『ガリレオ』でも似たようなシーンがあった。
場所は、湯川（福山雅治）の研究室。
彼の協力で殺人事件を解決したのはいいが、
薫（柴崎コウ）は、自分は刑事に向いてないんじゃないかと
落ち込む。そして湯川に、つい言ってしまう。
「もうしばらく、この部屋にいさせてほしい。」
湯川は、そんな薫の気持ちを察し、答える。
「…じゃ、俺は出かけるとしよう。一時間程で戻る。
帰りに、近くのおにぎり屋に寄ってくるが、食うか？
おにぎりの中身は、何がいいんだ？」と。
…くああああ～溜まりませんな。
落ち込んでたり弱ってたりするときは
下手な慰めの言葉なんか、いらんとですよ。

それからね…
イイ男ってのはさ、
「俺は、こんなにお前を大切にしてやってる。」
な～んて、恩着せがましいことなど
自分からは、絶対言わないものなのさ！
…わかったか、バカ親父め…。

※市立図書館のイチョウの木。
イチョウの葉っぱってさ、
葉のフチから色が変わってくるんだねえ。
中央部分、まだ緑色だったりするんだよ。