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韓国ドラマ「九尾狐伝 」クミホ伝 、あらすじと感想、妖怪ファンタジー

2022-06-22 | 韓ドラ か行、くけこ

韓国ドラマ「九尾狐伝 」不滅の愛、あらすじと感想、最終回。
イケメン九尾狐が新たなハマり役になったイ・ドンウクさんの「九尾狐伝」です。
今まで九尾狐といえば女性が定番でしたが、本作はイ・ドンウクさんによって、新しい男性九尾狐が誕生しました。
九尾狐の9本のしっぽは現れませんでしたが(笑)茶髪で色白の肌でマッチョな肉体美、住まいは都会のペントハウスでミントチョコアイスが大好きというちょっと怪しげなイケメン九尾狐はイ・ドンウクさんにピッタリでした。
彼の作品の中で、ラブコメドラマ「マイガール」が私の中では常に不動の1位ですが、本作はシーズン2も制作され来年放送予定になるほどの話題性が納得するくらいミステリアスでセクシーなイ・ドンウクさんでした。
物語は現代社会に紛れ込んで悪の妖怪を退治する九尾狐のヨン(イ・ドンウク)がヒロインのチョ・ボアさんと九尾狐と人間による前世から続く禁断のロマンスを演じていきます。
また、ヨン(イ・ドンウク)の腹違いの弟ラン(キム・ボム)による兄ヨンへの歪んだ愛が滅ぼされたはずの妖怪蛟竜(イ・テリ)を蘇らせるのです。
弟ラン(キム・ボム)が兄ヨン(イ・ドンウク)の本当の兄弟愛に気付いたとき、悪の妖怪蛟竜との真実の戦いがはじまります。
キム・ボム君は10年以上前に羽田空港で見かけたときは少年のようでしたが、今回は大人の雰囲気も備わってきて、重要な役割を担っていました。
本作は兄ヨン(イ・ドンウク)と弟ラン(キム・ボム)の深い兄弟愛も注目する1つで、二人の激しいブロマンスに胸が熱くなり、悪の妖怪蛟竜との心理戦や迫力のアクションシーンや切ない愛などが、丹念に骨太に描かれ、私たち視聴者を引き込む要素がふんだんに盛り込まれています。 あっという間に16話が終わってしまいました。。。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
1999年、ジアの家族は狐峠を車で走行中に怪奇現象が起こり、謎の交通事故に遭います。
父と母がいなくなり、生存者は幼いジア一人でした。
幼いジアは事故が夢だと思いますが、ジアの部屋にイ・ヨン(イ・ドンウク)が現れ、今日のことは忘れろ、とジアに言います。
それから21年後、イ・ヨン(イ・ドンウク)はある結婚式場にやってきますが、新婦は九尾狐だったのです。さんざん人を殺しておいて、よく結婚式が挙げられるな?というイ・ヨン(イ・ドンウク)に「私は変わった、人間を好きになって、人を殺すことはしない」と訴えかけますが、それでもお前は今日死ぬと警告します。
殺された新婦の九尾狐はその場で消えていきますが、新郎の記憶の中から私を消してとイ・ヨン(イ・ドンウク)に最後のお願いをします。
そんな時、同じ会場で怪奇番組PDのジア(チョ・ボア)は「この人、どこかで・・・」とつぶやきながら、イ・ヨン(イ・ドンウク)を見つめるのです。
そして、披露宴会場には脱ぎ捨ててあるウエディングドレスだけが残っていました・・・
そのウエディングドレスには韓国固有種の赤毛の狐の毛が付いていたのです。
そして、今回の怪奇事件を調べている番組PDのジア(チョ・ボア)ですが、そこに九尾狐と人間の間に生まれたイ・ラン(キム・ボム)が近づいてきます。
そして、またジア(チョ・ボア)のそばで、怪奇現象が起こり、最初は新婦が消えた結婚式場、2番目は1002番バス、3度目は被害者の女子高生スヨンが入院中の病院で3度もイ・ヨン(イ・ドンウク)に出会います。

2話
イ・ヨン(イ・ドンウク)が人間でないことを知ったジア(チョ・ボア)は21年前の交通事故で自分を救ってくれた九尾狐がイ・ヨンだと知ります。
その時いなくなった両親を捜しているジアは、あなたが唯一の手がかりだと言いますが、イ・ヨンはお前の悲しい過去には全く興味がないと言います。
そのイ・ヨン(イ・ドンウク)は過去に初恋の女性アウムを死なせたことで山神の座を捨てて、今は九尾狐になって妖怪退治をしながら、愛するアウムの生まれ変わりの女性を捜しています。
ジアを助けたのは初恋の女性アウムだと思ったのですが、ジアにはアウムが死ぬときにイ・ヨンがあげた狐玉がなかったのです。神様は意地悪で、新月までに見つけなければ、アウムは死んでしまうので、これからもアウムを捜し続けるイ・ヨンです。

そのイ・ヨン(イ・ドンウク)はジア(チョ・ボア)に両親は死んでいないと知らせてあげます。ジアはすごく感謝していると言って、必ず両親を見つけてみせると希望をもちました。
そして、イ・ヨン(イ・ドンウク)とジア(チョ・ボア)は船に乗って、ある島に向かいます。
それは、船の漁師が人間の頭の頭蓋骨を発見した事件の取材でしたが、なぜか島の人たちはジアの取材を避けるのです。その頭蓋骨は島のソ・ギチャンという漁師の人でしたが、前にも同じような事件が何度もあったのです。
そして、この島にジアの両親も来ていたことが分かります。

3話
沈没した船に乗っていたのは4人ですが、生存者は3人で、亡くなったのが頭蓋骨で見つかったソ・ギチャンです。
そして、生存者たちが次々と謎の事故で命を失っていきます。
この時、亡くなった生存者の家の中で、竜神の絵を発見しますが、普通の竜神の絵とは違い、竜に足がない絵だったのです。
イ・ヨン(イ・ドンウク)は「これは竜ではなく蛇だな」とジア(チョ・ボア)に話します。
また、イ・ラン(キム・ボム)も島にやってきますが、生存者の謎の死がイ・ランの仕業だと分かります。
そして、そのイ・ラン(キム・ボム)はジア(チョ・ボア)に両親を捜すのを手伝うと言いますが、ジアは断ります。やっと仲間になったイ・ヨン(イ・ドンウク)を信じようと思うのです。

イ・ラン(キム・ボム)はジア(チョ・ボア)をこの島で大蛇のいけにえにしようとしていたのです。そして島に住んでいる謎の女から殺されそうになるジア(チョ・ボア)をイ・ヨン(イ・ドンウク)が助けに来ます。
ジアはなぜ私を助けるの?私があなたにとっての何かのヒントを持っているの?・・・でもこれだけは言うわ「9歳の私と30歳の私をたすけてくれて、ありがとう、ヨン」と言って、私もいつか必ずあなたを守ってあげると・・・あの時のアウムと同じ言葉を言います。
そして、翌朝、島の人たちが皆いなくなります・・・

4話
イ・ラン(キム・ボム)は人間と九尾狐の間に生まれ、イ・ヨン(イ・ドンウク)とは異母兄弟です。 自分を救ってくれた兄のイ・ヨン(イ・ドンウク)を慕っていましたが、ヨンが愛するアウムのために山神の座を捨て、自分のことも捨てたヨンが許せずに憎んでいます。
そして、何かとヨンの大事なものを奪いヨンに攻撃してきて、死ぬときは二人一緒だといつも呪い続けています。
イ・ラン(キム・ボム)にとっては、イ・ヨン(イ・ドンウク)が恋人を捜しあて恋に落ち、また悲劇にあう姿が今から楽しみで仕方ないのです。

また一方で翌朝、島の人たちが皆消えてしまいます。
イ・ヨン(イ・ドンウク)は一夜にして無人島か?と冗談を言っていますが、争った跡がないことから拉致ではなさそうです。一体、どこへ行ったのでしょうか?
ヨンはランの仕業だと思っています。そして、いなくなったのは人間だけではなく、あの時、ヨンとアウムを引き裂いた大蛇もいるとか・・・?

また一方で、ソウルの家に帰ったジア(チョ・ボア)はヨン(イ・ドンウク)を「家でご飯を一緒に食べよう」と誘います。
ヨンはヨモギの花束を持っていきますが、ジアはヨンの頭をなでながら「動物は頭をなでると喜ぶのよね」と言いますが、この時ヨンはアウムのことを思いだします。
ジアは「人間は感謝したいとき、食事でもてなすの、2度も助けてもらったのに平凡な食事しかできないけど・・・」と言うと「今の僕には、これが特別だよ」とジアを見つめます。
そして、またアウムと同じ行動をするジアを見て、「両親は見つかるよ、私が助けてあげるから残りの人生は普通に平凡に生きればいい」と慰めます。

5話
ヨン(イ・ドンウク)はジア(チョ・ボア)を守るために神の掟を破ってしまいます。
激しい苦痛の刀山地獄をやっとのおもいで切り抜け、心身共にボロボロの状態で、危険な目にあっているジアを救い出します。
助けに来たヨンは力尽きて倒れてしまい、ジアは私のために死なないでと涙を流します。
ところが、この涙がジアの中にあった狐玉を蘇らせます。
ヨンは「やっと見つけた、私もお前を待っていた」と、アウムの生まれ変わりがジアだということを証明したのです。
ジアはヨンを献身的に看病し、自分の子供の頃の話をヨンに聞かせます。
そこへ、ヨン様、ヨン様と叫びながら、動物病院のク院長がやってきて、泣いています。
二人が知り合いということは・・・(笑)
動物病院のク院長は「ヨン様が神だったころからの忠臣で主治医兼ボディーガードで家政婦も務めています」とジアに挨拶します。
ジアもあなたまで狐だったとはね~と言って、しっぽがあるおしりを見ますが、人間不信になりそうと言ってあきれ返っています(笑)

その後もお互いにそばにいる二人ですがジアはヨンに夢はあるの?と聞くと「人間になりたい」といいます。また、ジアは貧乏でもいいから私の未来に父と母がいることだと答えます。
ヨンはジアのために両親を捜すのですが、あの世にもこの世にも姿がないのです・・・

6話
ヨン(イ・ドンウク)とジア(チョ・ボア)は民俗村に行きます。
そこでヨンは綺麗なピンク色の韓服に着替えたジアを見ると駆け寄りジアにキスをします。
ジアは「あなたがキスした女性は私ですか?それとも亡くなった初恋の人ですか?私ではないのね?私はあなたの過去の幻ではない、今ここではっきりさせて、終わった過去といきるか、そうでなければ私をちゃんと見て」と言って、二人は見つめ合います。
でも、ジアは自分が打ち明けた言葉が恥ずかしいようで少しテレていますが、ヨンはそんなジアが可愛いくて仕方ないのです。

その後、民俗村でヨンの親友に会いますが、ジアの両親が事故に遭ったのはターゲットが両親ではなく、狙ったのは娘だと分かりました。
ジアはなぜ私を狙うのか、分からないと言い、ヨンになぜあなたは私を守るの?と・・・?
ヨンはただ私の犠牲になってほしくないと話します。
また、親友はヨンに「あの女と離れるんだ、少女に乗り移った、王が乗り移っている」と伝えます。

7話 
そしてあの時、アウムのためにヨンが殺したはずの蛟竜が生きていたのです。
蛟竜は井戸からでてどこかに隠れているのですが、実はジアの体の中にいたのです。
ジアがヨンを助けるために民俗村の占い師に狐玉をあげてしまい、そのために蛟竜がジアの中で目覚めてしまったのです。
ヨンはなぜ、またジアの体の中に・・・と悔しがるのですが、それも運命だから・・・
それでも、ヨンは納得できませんが、三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)は神の立場にありながら天に逆らうことはできないとひどい剣幕でヨンを叱り、この件から手を引くように言います。
それでも、ヨンはもしジアに何かあればこの世もあの世もぶち壊すと三途の川の門番タル・ウイバと大喧嘩になります。
また、あの時と同じ悲劇を繰り返すことになりそうで、また二人のうちどちらかが死ぬことになることを恐れているのです・・・
ヨンはすぐにジアの所に行き、当分の間ジアの家で一緒にいると言います。
そして、夢の中で男の子がジアに声をかけてきたけど、どこか懐かしい気分だったという話を聞いて驚いたヨンはずっとジアのそばにいるのです。
翌朝、一緒にご飯も食べて、会社までついてきてジアを見守るヨンです。
夜に二人で映画を観ますが、ジアが「つまらない?」と聞くとヨンはジアを見つめながら「時間が止まってほしいと思うくらい楽しいよ」と答え、手を握るのです。

また一方で、イ・ラン(キム・ボム)は前世が見えるメガネをジア(チョ・ボア)に送ります。
「そのメガネで自分を見ろ、知りたかったことが、そこにある」とメッセージが添えてありました。ジアは鏡の前でメガネをかけてみます・・・ 
そこへ、ヨンがやってきて、「見たのか?、何を見たんだ?」と問いつめます。

8話
イ・ラン(キム・ボム)が送った前世が見えるメガネをかけて鏡を見たジアは、昔、王様だった父に呼び出されますが、蛟竜は父である王様に乗り移っていたのです。
蛟竜は「お前は、はじめから、大蛇の蛟竜に捧げられるいけにえとして生まれた娘なのだ、お前を救おうとして自分の体を差し出したのがお前の父親だ」と言いますが、「山の神のイ・ヨンを連れて来い、そうすれば体を返してやる、そうしなければ、お前の父親はあと数日で死ぬぞ」と言います。
ジアは「山の神は山を離れることができない、だから、私の体を差し出す」と蛟竜を誘い出しますが、そこにヨンが現れて「俺はこの女に何の感情もない、女を餌に騙したのは俺だ」と、ジアの前世である蛟竜になったアウムを剣で刺すヨンの姿が見えたのです。ヨンは「出て来い~~」と怖い顔をして叫びます。
その時、ヨンがジアの家にやってきて、「見たのか?何を見たんだ?」と問いつめます。
ジアは「前世で殺されていた、ヨンが私を殺したわ、最初から蛟竜を捕まえるために、あなたは私をいけにえにしたのね」と大粒の涙を流します。
ところが、ヨンはジアに事実を話さず、言い訳をしませんでした・・・
二人とも胸が痛いはずです・・・
ヨンは「私なんかに気を許すな、そして同じ過ちを繰り返さないで、長生きするんだ」と言って冷たく去っていきます。
でもヨンはジアの家の外で愛する彼女を見守っています。

また、ヨンはランを呼び出し、「蛟竜はどこにいるんだ?」と聞きますが、「俺が話すと思うか」と言います。「ランがそっちを選ぶとは・・・」と話すヨンは子供の頃の話をしながら「もう負けてやる気はないよ、話はそれだけだ」と言って「悪かった、人間の母に捨てられたお前を救ったこと、あの時助けなければ兄弟になることもなかった」と冷たく突き放します。
蛟竜に会いに行ったランは「あなたは兄ヨンのあの女を殺したいようだけど、それは困るんだ、彼女は僕に捧げられたいけにえで僕の花嫁だから」と恐ろしい話を聞きます。

9話
急にヨン(イ・ドンウク)たちの前に人の心の奥底にある闇を食べて生きる、暗闇化け物の妖怪が現れ、ラン(キム・ボム)とジア(チョ・ボア)が危機に陥り、ヨンはランを助けに餓鬼の森に向かいます。
ところが餓鬼の森は、ヨンたちの山の神の能力が通じないところで、二人は大勢の餓鬼の化け物たちから逃げるしかないのですが、餓鬼の森から抜け出す扉がないのです。
ランは餓鬼の化け物から足を噛まれ、毒がまわり熱も出始め、あと1時間でここを出ないと危険な状態ですが、ランは生きることをあきらめるのです。お前はいつもそうだと叱ったヨンはランから聞いた話から、やっと暗闇化け物の妖怪の仕業だと分かり、お前の恐怖がなくなったところに扉があると言って、ランを前の方へ走らせ、助け出します。ランはやっと無事に餓鬼の森から抜け出すことができたのです。

また狐峠で両親に再会する幻想の中にいるジアにヨンから電話がかかってきます。
「ヨンだよ、迎えに行けなくてごめん、よく考えろ、今どこにいてなぜそうなったのか、自分で悟らなければ戻ってこられないよ、戻ってこい、ジア私はずっとお前を待っている」と電話で伝えます。
そのヨンは一人でさまよっています。「これが私の地獄か、ジアのいない果てしない孤独の中で死んでいくこと・・・」とつぶやきながら倒れます。 そこへ「つまらないでしょう、死んだら」と言って、暗闇化け物の妖怪がやってきます。
ヨンは「ジアは戻ったのか?」と聞き、ジアが無事に戻ったことを確認すると急に起き上がり、この場所は山の神で私の縄張りだよと言います。
暗闇化け物の妖怪は「人間を愛する九尾狐、お前はまた自分の手であの女を殺めるだろう」と言いますが、ヨンは「自分の運命を心配したら」と言って、暗闇化け物の妖怪を消してしまいます。
その後、雨に濡れながら立っているジアの前に、赤い傘をさしてヨンが現れます。
ヨンは微笑みながらジアを見つめ、ジアはヨンのところへ走り出します。
「私はあなたを待っていた」というジアにキスをするヨンです。

10話
ヨン(イ・ドンウク)はジア(チョ・ボア)をアウムと自分の物語がはじまり終わった故郷の森に連れて行き、アウムとの過去を話します。
アウムが自分を守ってくれるという言葉に本当は嬉しかったが、「お前に何ができる、人間ごときが・・・二度と森に来るな」と心とは反対の言葉を言ったのです。
ヨンはそれを思い出して「怖かった、無限に生きる自分が人間を愛してしまうことが」と打ち明けます。
ジアは「ありがとう、ヨン、私を忘れずにいてくれて、それからごめんね、こんなに長く待たせて」と打ち明けますが、「お前は私の過去じゃない、しっかりお前を見るよ、アウムじゃなくお前を」と言ってジアを抱きしめます。

また一方でヨン(イ・ドンウク)の手で滅ぼされた蛟竜(イ・テリ)は「やっと舞台が整った、今世でイ・ヨンは彼女を殺せない、元に戻すだけだ、山の神の体を手に入れて彼女を花嫁として迎える」と固い決意と覚悟を持っています。
そして、復讐のためにジアの勤め先であるテレビ局にインターンとして潜り込みます。



11話
ヨン(イ・ドンウク)は蛟竜(イ・テリ)の前に現れ、以前より強くなった蛟竜(イ・テリ)と激しい殴り合いの乱闘をはじめます。
ヨンは「ありもしない未来を夢見るな、それがお前の運命だよ名前すらないんだから」と言いますが、蛟竜(イ・テリ)はヨンに「相変わらず偉そうだな、お前の弟と女そしてあの両親の命まで、すべて僕が握っている、お前の体をよこせば全員助けてやる」と・・・
ところが、ヨンは「断る、お前は約束を破るタイプだから、私はこの手で全員を守って見せる」と強い態度で示します。
ところが、蛟竜(イ・テリ)はその場で、周りの人々が自ら命を絶つような様々な事故を起こし世の中をパニック状態にします。

また、ジア(チョ・ボア)はあの事故の時、両親を連れて行ったのが、ジアのテレビ局の社長だったことが分かります。
ジアとヨンは二人一緒に怒られることを覚悟して、三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)に会いに行きます。
そして、「両親を捜すために千里眼をかりたいのです」と、条件は蛟竜を連れてくると・・・
ジアの体の中にも蛟竜が一部入っていますが、取り出す方法はジアが死ぬか蛟竜が自ら出ていくかで、また同じように苦しむのもヨンの運命なのです。
そして、三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)はジアの両親は「ホオズキ」の中に入っていると教えてくれます。
ホオズキはジアのテレビ局の社長の家にあり、蛟竜(イ・テリ)と一緒に人を殺していることを知るジアです。
ジアのテレビ局の社長と蛟竜(イ・テリ)をヨンとランとジアの3人が騙し、ホオズキを手に入れることが出来ました。
そして、ジアは両親と涙の再会をすることが出来たのです。

12話
ジアの両親は20年後の成長したジアを見て、「大きくなったわね、大きくなったのにまだ泣き虫だ、長い間待たせて本当にごめん」と言います。どんなに会いたかったことでしょう・・・
20年と言う長い時間が経ちましたが、今の両親は長い眠りから覚めたような気分だといいますが一度だけ途中で眠りから覚めて「ジアなぜ助けに来ないんだ?」と書けばジアに会えると言われた綺麗な青年に出会ったと話します。
ジアは「ヨンだわ、ヨンが助けてくれたの、その人は私だけに優しい人で、長い間私を待ってくれて命を懸けて守ってくれる人なの」と話すと、「彼氏なのね、ジアももう大人なのね」と母は嬉しそうですが、父は悲しいと言いますが二人の気持ちは満たされているはずです。
そして、20年ぶりの親子の再会を手伝ったヨンも嬉しそうですが、更に弟のランとも仲直りができ、ランも心から喜んでいます。
ところが蛟竜(イ・テリ)はランを刃物で傷つけ、ヨンを試そうとしています。
ヨンはお前を絶対に捨てない、必ず助けてやると言って、ヨンは自分なりの方法でランを助けようとします。
また、ヨンは蛟竜(イ・テリ)が馬の血が嫌いだと言う弱点を探すのですが・・・

13話
ヨンは600年の時を経て、蛟竜が2匹になったことを知ります。
蛟竜(イ・テリ)とジアの中に住む本物の蛟竜がいたのです。
愛する女性と再び敵となって再会しますが、ジア自身も自分の人生を嘆き悲しんでいるのです。
ジアを島でいけにえに捧げていれば、蛟竜が二つに分かれることはなかったのです。
そして、時が来れば、また1つになるといいますが、それはヨンの体に入る時なのです。
ジアの中に住む蛟竜を殺せばジアが死に、ジアを助ければヨンが死ぬのです。

蛟竜に目覚めた状態のジアから攻撃を受けるヨンはそのまま受けいれますが、ヨンを傷つけていたことに苦しむジアは「私を殺して」と悲しみます。
ヨンは「大丈夫だよ、何もかもうまくいくよ」とジアをそっと抱きしめるのです。
そして、ヨンは、ジアの中にいる蛟竜は今までとは少し違うと感じるのですが、そんなジアの姿を見て胸を痛めたヨンはずっとジアのそばにいようと思うのです。
自分が必ずジアを守り、この戦いの果てにどんなことがあってもジアは生き延びてほしい、それだけでいいとヨンは思っています。

その後、ジアの中にいる蛟竜を捕まえるために「魂を切る木の衣領剣」を準備するヨンですが、
計画の最中に先にジアが蛟竜に変貌しヨンを倒し、「新しい体をくれ」と言いながらヨンの体を奪おうとしますが、その時、蛟竜は自分のうろこをヨンの口の中に入れました。
その瞬間、死んだふりをしていたヨンは、口からうろこを吐き出し「確認したかった、うろこを使っていたのか」と簡単に乗り換えることはできないと蛟竜の弱点をつかみます。
そして、その場で蛟竜のジアは倒れてしまい気を失うのです。

14話
ジアが目覚めて、いつものジアに戻りましたが、こんな姿を見たくないヨンは今すぐにでも蛟竜との闘いを完全に終わらせたいと願っています。
蛟竜(イ・テリ)は、人間たちに危害を加えていきますが、人間が嫌いなわけではなく、ただヨンに死んでほしくてやっていることなのです。
更にもう後戻りはできないと、ヨンを殺すことだけに目標を定めています。
そして、すべての状況が変わることない結末ならば、ヨンは愛するジアのために蛟竜と一緒に死ぬことを選択するのです。

ジアは自分の周りの大切な人たちが死ぬかもしれないという蛟竜(イ・テリ)からの攻撃に、恐ろしさとどうすればいいのか分からない恐怖感に陥っています。
一番の苦悩は自分の手でヨンを殺すという蛟竜になった時の自分です・・・
ジアは鏡の前で手のひらに刃物のを当てて血を出し、蛟竜を呼び出します。
ジアは「私が死んだらお前は何もできない、人間って、守りたいものがあると何でもするの」と言って、自分の中にいる蛟竜を刺激します。

またヨンは蛟竜に「神たちの神、三途の川の主・門番奪衣婆を手に入れろ」といって、門番奪衣婆を裏切り蛟竜と手を組むことを提案します。
条件はジアを放し、ジアの片割れも回収して二度と現れないことです。
この提案を断れば蛟竜は片割れを失いヨンはジアを失うことなので、蛟竜は断ることはないと分かっているヨンと三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)です。
ヨンはジアの中の蛟竜(うろこ)を飲み込んでその片割れも一緒に連れて三途の川に飛び込むつもりなんです。ジアに二度と会えない覚悟で・・・

   

15話
兄のヨンが蛟竜(イ・テリ)と手を組んだと聞いた弟のランはヨンの死を予感します。
ランはヨンを救うためにジアのところの社長にジアを殺すように買収します。
社長はジアに銃を発砲しますが「こんなことしないで」と言ったジアはすぐに蛟竜に変貌し逆に社長を殺してしまいます。

ヨンと蛟竜(イ・テリ)は手を組んで、三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)を倒す計画を立てますが、ヨンが蛟竜(イ・テリ)に門番奪衣婆の千里眼の眼をふさげば勝てると安心させるのです。
とにかく、蛟竜を三途の川に連れて行きたいヨンですが、なぜが事が上手く行き過ぎていると不安な部分もあるヨンです・・・そして、お互いに約束など信じることが出来ない二人です・・・
ヨンは信頼している獣医のシンジュに全てを話し、ジアとランのことをよろしく頼むと打ち明けますがシンジュは「なぜヨン様が・・・」と号泣します。

またジアはランのところへ行って、自分がヨンを襲いそうになったら自分で死ぬつもりだと話しもし私が失敗したら、ランが私を殺してほしいと・・・私たちの目標は同じよ、ヨンを守ることだと言って銃を置いていきます。

また、韓国料理屋タニシ嫁(キム・スジン)が三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)を訪ねてきて、昔息子を助けなかった母であった奪衣婆(キム・ジョンナン)の話をします。
奪衣婆の息子もヨンと同じように恋人を助けてほしいと頭を下げたのですが、その頼みを聞かなかったのです・・・だから今も自分を許せずにいる奪衣婆(キム・ジョンナン)・・・
タニシ嫁(キム・スジン)はヨン様を助けてほしいとビクビクしながら頼みにやって来たのです。 奪衣婆(キム・ジョンナン)は死んでしまった息子に対する心のわだかまりを解き、ヨンをすぐに呼び出します。
「あなたもあの娘も死なずに終わらせてみせる」と言って、「蛟竜がここに来たら、これでジアを斬りなさい、殺すつもりで斬るのよ、そうすれば死ぬ前に蛟竜が中から出てくるから、蛟竜を合体させるのよ、蛟竜が1つになったら、私が石にするから」と言って、剣を渡し、時間通りにジアと蛟竜を連れてくるように説明します。 ヨンは嬉しくて奪衣婆に抱きつきます。
ところが、奪衣婆の前に蛟竜(イ・テリ)が突然現れ、「会いたかったでしょう?母に殺された哀れな子、あなたの息子、生まれ変わる時にこの体を選んだよ、こんな日が来ると思って」と言って、奪衣婆(キム・ジョンナン)の息子ボッキリの姿で、更に山の神の4大宝の月の鏡を持ってやってきました。
その後ヨンが、急いで奪衣婆(キム・ジョンナン)の所に走るとそこには石になった奪衣婆(キム・ジョンナン)がいたのです。
ヨンはジアのうろこを飲み込み蛟竜になって蛟竜(イ・テリ)と闘うことになります。
もう少しで蛟竜になってしまうヨンは人間の姿で死にたいと言い、ランに弱っている自分と蛟竜(イ・テリ)を剣で刺すように言います。
ヨンはジアに愛していると言って、蛟竜と一緒に三途の川に落ちていきます。
ヨンは笑った・・・私を助けて安心しているかのように・・・
まるでハッピーエンドのように・・・最後に愛と言う言葉が聞こえたような気がした・・・

16話(最終回)
「愛している」という言葉を残して、ヨンは蛟竜(イ・テリ)と一緒に三途の川に落ちていきます。蛟竜(イ・テリ)は消滅しますが、ヨンは「私を置いて行かないで」とジアが泣いている声を聞きます。
ジア、どうか私を待たないでくれ、私のために泣かないでくれ、最後にもう一度だけ会いたいと、手を伸ばしますがジアに届くことが出来ませんでした・・・

その後、世間を恐怖に陥れた原因不明の伝染病が、一瞬にして収まったのです。
その家族たちは喜びに包まれ、やっと全てが元どおりになり、普段の生活に戻ることが出来たのです。
また、三途の川の門番奪衣婆(キム・ジョンナン)は「私はまた大切な子を失ってしまった、ヨンを守ることが出来なかったと言い、安らかに眠ったのか心配するのです。
そこへジアが何度も訪ねてきますが、「ヨンは死んだ、もう戻ってこない、この世界にもルールがある、不可能だ」と言ってジアの要求を断るのです。
獣医のシンジュもジアに「ヨン様は承知のうえでジアさんを守るほうを選んだのです」すべて忘れて普通に生きるようにとヨンの気持ちを伝えます。
獣医のシンジュはヨンの指示でヨンを刺して苦しんでいるランにもしっかりしなさいと頭を叩きながら「ヨン様が悲しんでいる、しっかりするんだ、こうしろと頼まれた」と言ってヨンが残した映像を見せるのです。「私は一度もお前を捨ててない・・・だからお前も自分も大切にしろ、私の分まで生きろ」と・・・  ランは泣き崩れます・・・

またジアは願っていればいつか会えるかもしれないと思い、ヨンを記録することにしました。
そして、「九尾狐伝」を作ることをランに伝え、ヨンの知人全員を取材することにします。
はじめにランから、知っていること全部を話してと取材がはじまりますが、ジアとランの二人はヨンからの愛され度数で嫉妬の炎がメラメラと話が盛り上がります(笑)
また獣医のシンジュはユリにプロポーズします。皆に祝福されたシンジュはヨン様がここにいたらどんなにいいか、仲人になってほしかったと涙を流します。

6か月が過ぎ、ついに「九尾狐伝」が完成した日、嘘のようにヨンから便りが届きます。
その日はジアの誕生日で宅配便で真っ白なドレスと手紙が贈られてきたのです。
その後、ジアとランは地獄の十王の一人の占い師に出会い、来世を決める転生が所管だと言い、ヨンを助けるルールは前と同じ一番大切な物と交換することです。
ヨンと会えない可能性もありますが、二人はヨンがどんな形でも戻ってくるなら、やりますと取引します。
ジアは私が一番大切なものはイ・ヨン、ヨンの思い出をあげると言いますが、思い出はいらないお前の残りの命ならいいと言いますが、ジアは分かったと言います。ランは「それじゃヨンがジアを助けた意味がない、ヨンの命を無駄にするのか」と怒ります。
すると、占い師は「ならばお前の命にするか?」とランに問い詰めます。
ランは「いいよ、どうせ盗んだ寿命だ、惜しくもない」と返事をします。
最後の別れに家族になったシンジュたちが駆けつけますが、ランは占い師と共に消えていきます。
そして、雨が降っているある日、ジアの元に刺繍をした赤い傘が届きます。
ジアは雨に濡れながらヨンを捜し、二人は再会をします。
「ヨン、本物なの?夢でもなくて、本物のヨン?」と問い続けるのです。
ヨンは「昔の私じゃない、もう飛べないし、ジアが高いところから落ちても助けられない、何もできないよ」と話すとジアは嬉しそうにヨンに駆け寄ります。
「人間になったんだ、会いたかった、会いたくてたまらなかった、二度と会えないと思うと苦しかった」と我慢していた涙を流しジアを抱きしめます。

その後、ヨンはシンジュのもとを訪れ、二人は嬉しそうに抱き合います。
「皆喜んでいます、皆それぞれの方法でヨン様を待っていました、泣いたり支え合ったりしながら・・・」と話すと、ヨンはランは?と聞き、「しばらくの間たいへんな思いをしていて何かを調べはじめていました、最後は見てません」と答えます。
ヨンは「一人で怖かっただろうに、見かけによらず臆病だから」と言って、ランが残した携帯で最後の映像を見ます。
ランはヨンに「俺だ、俺はもうすぐ死ぬ、ヨンがいたら助けにきてもらえたのに今回ばかりは無理そうだ、だから俺のために泣いたりするなよ、ボタンエビに生まれ変わるからエビは食べるな、ヨンも思いきり不細工に生まれ変わってくれ、でもまた会いたいよ兄さん」と涙を流し、映像を見ていたヨンも号泣します。

その後、人間になったヨンはジアと花吹雪の中、二人で結婚式を挙げます。
二人の門出をかつての森の神を愛する花や木や風が祝福しています。
人間として生きていくことになったヨンですが、ラスト、夜中に「お前が三災か?」と仮面の妖怪に向かって刺繍の赤い傘を振り回し九尾狐に変身するヨンがいます・・・??





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