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韓国ドラマ「黒い太陽」あらすじと感想、ナムグン・ミンの壮絶な復讐劇

2023-01-31 | 韓ドラ か行、くけこ



韓国ドラマ「黒い太陽」あらすじと感想、最終回。
MBC開局60周年記念作品で総制作費約14億円を投じた超大型作品。
役作りのため肉体改造が話題となったナムグン・ミンが記憶を失った国家情報院の要員を熱演し彼の脇目も振らずに任務に就く姿は怖さを感じるほど強烈なインパクトで迫ってきます。
特に役になりきっているなぁと感じるのは歩き方と鋭い眼差しです。
死んだはずのジヒョク(ナムグン・ミン)が記憶を失ったままの状態で国家情報院に復帰したところから物語は進んでいきますが、見どころは、ジヒョク(ナムグン・ミン)の血まみれの格闘からスリル満点のカーチェイスは今までで最高の迫力ある映像が映し出されています。
また、記憶を失ったままの復讐劇ですが、ジヒョク(ナムグン・ミン)はなぜ記憶を失ったのか?そして、内部の裏切者は誰なのか?1つずつ謎を解いていく段階にドキドキハラハラ引き込まれていきますが、なかなか謎が解けないくらい、国家情報院内部の敵と味方が2転3転とくるくると変わり、なかなか定まらないのです。
更に敵視する同期だったスヨン(パク・ハソン)やジヒョク(ナムグン・ミン)の相棒となるユ・ジェイ(キム・ジウン)も謎の人物で事実を隠している登場人物がたくさん登場します。
その謎の人物の中で唯一女性の上司を演じたト・ジンクス第二次長役のチャン・ヨンナムさんがとても綺麗で貫禄があってカッコ良かったです。今までのチャン・ヨンナムさんとは別人のようなキャストでした。さすが女優さんですね!
またその謎の多い人物の登場から、謎に満ちたストーリー展開がイマイチ分からなくなる時があって、ついて行くのが難しかった部分が多くありました(笑)でも?もしかして、私だけかも・・・?(笑)
とにかく、ミステリアスな男たちの壮絶で非情な戦いのドラマでした。
相棒役のキム・ジウンさんは「わずか1000ウォンの弁護士」でも共演されていますね!
大ヒットした、このドラマも楽しみです!
そして、ナムグン・ミンさん、ご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに

1話(ネタバレあり)
国家情報院の要員として最高のエージェントと呼ばれたジヒョク(ナムグン・ミン)は任務の遂行中に死亡する。ところが1年後に密入国者たちが乗っていた船の中でジヒョクが発見されるのです。その密航船の中では強制的に臓器の摘出が行われていたのですが、通報者がいて警察が出動したのです。
またジヒョク(ナムグン・ミン)の身体には長期にわたる拷問の跡があり、記憶を消す薬物が検出され、失踪からの1年の記憶がありませんでした。
何も思い出せないまま孤独と虚しさを感じている時、同期だったスヨン(パク・ハソン)から電話がかかってきます。聞きたいことがたくさんあったけど記憶がないなら無理ねと言い、あんたは自分の目標が先で私たちを同じ同僚、仲間だと思ったことが一度もなかったと告げます・・・
そして、お願いだから今度は一番近くにいる同僚から守ってと約束するのです。
その後、ジヒョク(ナムグン・ミン)は海外情報局のカン局長の指示で犯罪情報統合センターの現場支援チームで働くことになります。
そして、犯罪情報統合センターの上司ハチーム長は以前から対立している人物だったのです。
2話
その後、記憶を失くす前の自分が残した動画のメッセージをみて国家情報院の内部に裏切り者がいることを知り、その者を捜すために記憶を自ら消したというメッセージからジヒョクは一人で動き始めます。上司のト・ジンクス第二次長、カン局長、ハチーム長、そしてスヨン(パク・ハソン)まで疑いの目を向けます。
そして、自分たちが追っていた中国の華陽派から調べはじめます。
ところが1年前にジヒョクたちが追っていた中国の麻薬密売組織の華陽派のナンバー2であるチャンが韓国内で逮捕され、ジヒョクが取り調べを行うことになりますが、チャンはジヒョクのことを知っているようなそぶりを見せます。
その後、警察署を襲撃した華陽派のファン・モスルから警察署内で殺されるチャンです。
その時の映像から見覚えのある顔を発見したジヒョクはその男が中国での情報屋のイ・チュンギルだと思い出しますが、1年前の犯人もあいつだったのか?と疑うジヒョクはまた一人で動き出します。
3話
また一方で、ジヒョク(ナムグン・ミン)のパートナーになったユ・ジェイ(キム・ジウン)は、情報分析室にいる同僚から情報を得て、それをジヒョクに教え、これから行動を共にしたいと持ち掛けます。このユ・ジェイ(キム・ジウン)もワケありな人物で、ジヒョク(ナムグン・ミン)に近づいて来た秘密がありそうです・・・?
そして、ユ・ジェイ(キム・ジウン)の協力を得て、ジヒョクは情報屋のイ・チュンギルに会うことができ、あの中国での1年前のことをたずねます。そしてイ・チュンギルはジヒョクと一緒にいた二人の同僚のうちの一人が情報を流していたようだと話しますが、イ・チュンギルは去っていく時に麻薬を宅配で送っていた送り先をジヒョクの車の中に置いていきます。
ジヒョク(ナムグン・ミン)は韓国にやってきた華陽派のファン・モスルを見つけ出すことに必死になりますが逆にファン・モスルに拉致されてしまいます。
ところが、ジヒョクは華陽派のファン・モスルのアジトを見つけるためにわざと捕まったのです。
4話
また一方で国家情報院のサーバーがハッキングされる事件が発生し、昨年の機密資料だけがハッキングされていました。
ユ・ジェイ(キム・ジウン)は自分が慕っていた1年前に亡くなった技術開発チームのチェ・イルラク課長の息子サンギュンが犯人だと気が付きます。
そんな時、ジヒョク(ナムグン・ミン)は技術開発チームのチェ・イルラク課長が1年前に自殺したことを知るのです。
息子のサンギュンは逃げ回っていますが、やっとユ・ジェイ(キム・ジウン)とチャットで連絡がとれましたが、彼はジヒョク(ナムグン・ミン)に会いたいと知らせてきます。
その後、息子のサンギュンは第1次長側のスヨン(パク・ハソン)に捕まってしまいますが、今度はサーバー全体がハッキングされているのです。
取調室の中で息子のサンギュンは「お前たちは自分たちの失敗を隠すために父さんを殺した」と言い、お前たちの破滅を願っていると強い態度を示します。
国家情報院内部の嘘をどうやって事実とすり替えるのか嫌なほど見てきたサンギュンは「国家のためだと?」ふざけるな!皆、化け物だ!と言い、最後にハン・ジヒョクを呼んでくださいとイ・イナン(イ・ギョンヨン)第一次長に伝えます。
そして、二人だけで話すことになったジヒョクはサンギュンに同じ「共通の敵」を追っているんだから、お前の復讐は俺に任せろと静かに説得します。
サンギュンはまた内緒でジヒョクに電話をかけて、本当は父さんはその人を知っていた、丹東からの連絡を最後に受けた人は・・・ソ・スヨンという人だったと・・・
5話
それを聞いたジヒョクはスヨンが1年前の事件に関わっていると疑い、自分の気持ちを抑えられなかったジヒョクは暴力を振るってしまいます。
スヨンは病気だからとジヒョクを許すのですが、国家情報院内での立場は最悪になるジヒョクです。ところが、スヨン(パク・ハソン)も病気を患っていて、国家情報院の組織の仕事にストレスを感じ、そのせいで鬱とパニック障害になっていて薬を飲んでいることをジヒョクは知ります。
そんな中、スパイ容疑のかかった記者チョン・ギソンを調べるようにスヨン(パク・ハソン)から指示があり、ジェイ(キム・ジウン)は記者チョン・ギソンの出入国記録とチョン・ギソンの従妹の証言の日にちが異なっていて、従妹に直接話を聞こうとしますが、急死したのです。
チョン・ギソンは北に行ってないのと従妹の急死は何か関係があるはずだとスヨンに伝えますが、スヨンはすべて秘密にするようにジェイに言います。すべて国家情報院のチャン・チョンウのせいですかとジェイは問いかけます。
すぐにジェイ(キム・ジウン)が危険にさらされ、ジヒョクはスヨンに電話をかけます。
二人が会っているとき、スヨンが街中で何者かに銃撃されますが、防犯カメラにはジヒョクが撃った嘘の映像が映し出されていたのです。
6話
防犯カメラの映像が証拠となって容疑者として逮捕されたジヒョクですが、「絶対にこの事件には黒幕がいる、再調査をするべきです」と問い詰めるのは、ト・ジンクス(チャン・ヨンナム)第二次長だけでした。
スヨン(パク・ハソン)は意識不明の重体ですが、銃撃された時に「カン局長を信じてはだめ」という言葉をジヒョクに残します。
その後、移動中に逃亡するジヒョクですが、更に一緒にいたカン局長もジヒョクが銃撃したという疑いまでかけられてしまいます。
ジェイ(キム・ジウン)に助けられたジヒョクはジェイが要員になった本当の理由を知り、お互いに信頼関係が生まれてきます。
そんな中、ジェイ(キム・ジウン)のデスクのパソコンに内部プロジェクトの番号が張られてあり、誰かが映像の仕組みのからくりを教えてくれたのです。誰が情報をくれたのでしょうか?
ジェイはスヨンの犯人を捜し出し、ジヒョクに伝えます。ジヒョクは犯人に黒幕は誰なのか問いただしますが、自ら青酸カリを飲んで自害します。
また、記者チョン・ギソンの命を救ったジヒョクとジェイの二人・・・
ところが・・・スヨンを襲撃したという濡れ衣を着せられているジヒョクの真実を証明する防犯カメラ映像の原本をジェイが削除してしまいます。
ここにきて、ジヒョクを裏切るジェイの本当の正体は何者なのでしょうか?



7話
その後、何者かがト・ジンクス(チャン・ヨンナム)第二次長に捏造前の本物の映像を送ってきます。これでスヨン銃撃の犯人という濡れ衣を晴らすことができたジヒョクですが、周りでは重要な秘密を握っていたスヨンが銃撃され死亡、一人生き残ったチャン・チョンウも殺されてしまいます。 一度自分を裏切ったジェイを完全に信用することは出来ませんが、チャン・チョンウ殺害を捜査するためにジェイが必要なジヒョクは協力を求め、二人で動き出します。
ジヒョクは今までのことを整理し、内部事情は部下だったギョンソクを通してスヨンが知り、そこからカン局長の耳に入り、血の金曜日事件は常務会(元国家情報院たち)の仕業だったことが分かり、彼らはお互いを知ることはなく携帯の情報端末器だけで繋がっている組織だったのです。
そして、カン局長と常務会は関係があるのか?
常務会が名簿を流出させたのなら、それは一体何のために?どのような思惑があったのか?
その後、ジヒョクとジェイは常務会のトップのチョン・ピョンイルが入院している病院を探し出すのですが、その病院は謎だらけの建物だったのです。
8話
そして、二人の前に現れた人物は常務会とは関係がない闇の権力者ペク・モサ(ユ・オソン)でした。ペク・モサが二人の前でわざとチョン・ピョンイルを殺します。
ジェイは闇の権力者ペク・モサ(ユ・オソン)が自分の本当の父親かも知れないとカン局長から聞かされますが、確かな証拠はありません・・・
ペク・モサはチャン・チョンウとチョン・ピョンイルの二人を殺すということは常務会に対する一種の警告ではとジヒョクは感じています。そして、最後のメッセージは遠くではなく答えは近くにあるはずだというのです。常務会のトップは国家情報院の中にいるのでしょうか?
そして、事件の責任を取って海外パートのト・ジンクス第二次長が辞任したことにより、イ・イナン(イ・ギョンヨン)第一次長は国内パートを強化し海外パートを縮小しようと院長に伝えます。去っていくト・ジンクス第二次長はジヒョクにカン局長の監視を最後にお願いするのです。
9話
また、ジヒョクは再び過去の自分から送られてきた動画を見て、1年前の事件当時の裏切り者の内通者が同じ同僚だったキム・ドンウクだったことを知ります。そして、キム・ドンウクに指示を出していた黒幕が誰なのかいまだに分っていないのです。
これから1週間後に最後の動画を送るので、その前に同僚を殺したのが誰なのか、その裏切者を必ず捜せと言い、裏切者を見つける前には絶対に動画を見てはいけないと更に忠告します。
そして、ジヒョクはすぐにキム・ドンウクの周囲を調べはじめます。
一方で、ジェイはト・ジンクス第二次長が父を北に送ったと聞き、そのジンクスからジヒョクに携帯を盗聴されていたことを知ります。
自分が利用されていたことに深い怒りを感じたジェイは二人の関係を解消します。
ジヒョクはこのままだと次は敵として会うことになるぞと忠告します。
ところが、この会話をイ・イナン(イ・ギョンヨン)第一次長が盗聴していたのです・・・
そして、イ・イナン第一次長の部下になったジェイは新たな任務に就くのです。
ジヒョクは1年前の事件を調べている中で、中国の華陽派と常務会とペク・モサ(ユ・オソン)の繋がりを見つけますが、ペク・モサから「お前は復讐を考えているようだが、それが死んだ同僚のためなのか、それともお前自身のためなのか、よく考えろ」と意味深な言葉をかけられます。
それによって、復讐の相手が変わってくると言うのです・・・
また、ジェイは父を北に送ったのがイ・イナン第一次長だったことを知り、ジヒョクはもし本当にペク・モサが父親だったらどうする?と問いかけます・・・
そして、裏切者はイ・イナン第一次長だったのです。
10話
最後の動画が送られてきて、1年前に同僚を殺したのは「ハン・ジヒョク、お前だ」という最後の動画を見たことをきっかけに1年前の記憶が戻るジヒョクですが、同僚二人に対する疑惑がまた疑惑を呼び、最後に仕方なくキム・ドンウクを撃ってしまったのがジヒョクだったと知り大きなショックを受けるジヒョクです。
自分が同僚を殺し、依然として内部にはまだ裏切者がいて、その人物が誰だか分るまで何も考えられずに自分は地獄に落ちるように狂っていったのです。そして、その記憶を消すことで今の自分を殺そうとしたのです。
衝撃を受けているジヒョクにジェイは本当の犯人は自分の目的のためにジヒョクたちを利用した上官たちで、ジヒョクではないと慰め、同僚だからジヒョクを信じていると告げます。
その後、カン局長はジヒョクの両親の殺害捜査資料を見せて、子供の時、自分が父親を撃ったと思っていた記憶が、間違った記憶だと知ります。
カン局長は1年前のお前の記憶も一部の記憶だけかもしれない、その先に何があるか分からないが自分のためにも進むんだと説得します。
11話
ところが、ジヒョクはイ・イナン第一次長から、1年前の事件や北のリ・ドンチョル殺害がすべて
ペク・モサの仕業だと聞かされますが、同じ日にイ・イナン第一次長がペク・モサから襲われる事件が発生します。それに気が付いたジヒョクはイ・イナン第一次長を助けに行きますが、これにも仲間たちの裏切りがあり、もう誰が味方で敵か分からなくなる国家情報院の内部です。
そして、ペク・モサが韓国に戻ってきて一体何を企んでいるのか? 自分と同僚の二人とイ・イナン第一次長・・・ 全てがヤツの思惑通りになったと気付いたジヒョクはその最後の探しものがペク・モサだったと改めて知るのです。そして、すべてを阻止しなければいけないと強く心に決めます。
その後、ペク・モサは私の過ちだと言うト・ジンクス第二次長はTFチームを作って、ジヒョクたちと動き出します。
ジヒョクとジェイは1年前に亡くなった国家情報院の技術開発チームのチェ・イルラク課長の息子サンギュンがペク・モサに協力していることを知ります。
ある廃工場がアジトだと分かり、警察の特攻隊と一緒に侵入し、ジヒョクはペク・モサを見つけますが、危険になったジヒョクを助けるためにジェイが駆けつけて「父さん、私よ、覚えてないの?」と言ってペク・モサを銃撃します・・・
12話(最終回)
汝矣島で通信や電子関係が遮断される故障が発生します。
これにより大手銀行が全面的にストップされ、銀行業務が一時停止されました。
ジェイはペク・モサが計画していたのが、銀行のデーターセンターだったことを突きとめます。
そこは国内最大の金融記録があり、今それを消そうとしているのです。
ペク・モサは国家と政府が国を揺るがすことになる銀行のデーターと33人の人質の命のどちらかを優先するのか?それが知りたいと戦いを仕掛けてきます。
ペク・モサは自分は国家に捨てられたと思っているので、今のこの状況に自分を重ねていて、国家が人質を選ばないことを全国民に見せたいのでしょう・・・
そして、このビルに侵入できたジヒョクとジェイの二人がはじめにすることは人質ではなくEMP爆弾がどこに隠されているか探ることでした。
ところが、見つけた爆弾は中身が空で偽物だと分かり、ジヒョクは政府がはじめから人質を選ばないとペク・モサは分かっていたと考えます。
屋上に上がったジヒョクとジェイの二人はト・ジンクス第二次長から作戦変更で人質確保の指示を受けます。
そして、人質がいる場所を見つけ出すのですが、ジェイがペク・モサの中に少しでも父親が残っていることを信じたいと言って、自ら爆弾が仕掛けてある人質の中に加わります。
屋上でペク・モサと二人だけになったジヒョクは「俺がお前のような怪物にならなかった理由はお前の娘の同僚が信じてくれたからだ」と言い、人質が映っている映像を見ながら「あれはお前の娘だ、お前を止めるために自ら捕まったんだ」と言い、隙を見て起爆装置を取り上げますが、すでに爆弾はタイマーで作動するようになっていました・・・
そして、今ジヒョクが持っている起爆装置が爆弾を止める装置だとペク・モサは言います・・・
「押せ、そしたら止まる」と言います・・・
ジヒョクはその言葉に葛藤しますが、最後はペク・モサを信じるのです・・・
5年後、ジェイは引退したト・ジンクスから常務会は偶然出来たものではない、組織の陰のようなものがまた現れないように注意するように念を押されます。
そして、この日、仲間を殺した罪を償ったジヒョクが出所し帰ってきました。
復帰を提案されたジヒョクの新しい人生がまたスタートする映像で幕が下りました・・・

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