アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

映画と人

2006年06月09日 14時23分07秒 | 日記
◆LAND OF THE DEAD

ゾンビが見たいだけというなら良いのだけれど
サイエンスホラーとして見るには
説明のない部分が多すぎて釈然としないかも。
いかにそれらしい理由をつけてゾンビが生まれるか
その所が醍醐味だという人はがっかりでしょう。
ボクもそこんとこは残念でした。

◆隣人13号

復讐の為に生まれた人格が
全てを破壊していくという映画。
中村獅堂がぶっ飛んでいる。
新井浩文は相変わらず悪い役がはまる。
スカッとはせずぐたっとする映画なのでご注意。

◆アイランド

クローンと倫理観というテーマのSF映画は
他にもいくつもありますが
この手の雰囲気はとても好みなので楽しめました。
女優が魅力的だったのも要因です。
中盤、滅茶苦茶しても死なない二人に
「神がついている」という台詞が投げかけられ
ひどく納得しました(笑)
読み解くと色々と皮肉や暗喩が転がっていて
楽しみのひとつになるかもしれません。

◆ミリオンダラーベイビー

決して斬新なシナリオではないけれども
終始、抑えられたトーンで演出され
スタッフの作品愛が垣間見られる。
血のつながりに拒絶された者同士が
それより濃いつながりを得る
それすら悲劇で幕を閉じてしまうことで
監督は何を訴えたかったのか

愛の孕んだ苦痛がラストに胸にズンと落ちる。