quieto

喜怒哀楽。その全てが生きている証。

ジャンルカ・トト富樫さん

2006-02-09 00:06:53 | サッカー
サッカー・ジャーナリストの富樫洋一さんが2月7日未明に亡くなられました。
nikkansports.com

富樫洋一さんはセリエAのジャーナリストとしては有名な方で、富樫さんの影響でセリエAのファンになった人も多いと思います。
俺も、その中の1人と言っても過言ではありません。

スカパー(スカイパーフェクTV)のセリエAの放送では、時には実況、時には解説と、その豊富な知識と才能をフルに発揮して見る者を楽しませてくれました。
俺が特に好きだったのは、実況:富樫洋一、解説:アンジェロ(イタリア人)の名コンビ(迷コンビ?)
地上波では考えられない偏った実況と解説。
インテリスタの富樫さんと、ユベンティーノのアンジェロ。
その掛け合いは、時に涙が零れるほど爆笑を誘った。
アンジェロが本能的に母国語で叫ぶ。
ダーイダーイダーイ(行け行け行け)
マンマミーア!(なんてことを!)
そして、
富樫さんが、おやじギャグを連発する(^_^;
面白かったなぁ・・・


今から8年くらい前になるだろうか、
富樫さんがセリエAの解説をしてる時だったかな、
富樫さんが編集したセリエAの専門誌「CALCiO 2002」が創刊される事を知った。
もう、迷う事無く創刊から買い続けた。

 

これは俺の「CALCiO 2002」のコレクションの一部。
「CALCiO 2002」にはサポータークラブというものがあり、入会すると色々な特典が受けられる。
当然の如く、俺も入会していた。
毎年、マグカップや、携帯のネックストラップなどを送って頂き、今も愛用している。

雑誌自体にもファンには嬉しい付録が付く事もあった。



これは付録のAZZURRIバンダナ。

「物」じゃない特典もあった。
2002年、日韓共催でワールドカップが開催された時の事。
サポータークラブの中から抽選で、AZZURRI(イタリア代表選手)の公開練習が見学できるものがあった。
嬉しい事に、俺はその見学に当選した。
しかし、その前日になって、公開だったはずの練習が、トラパットーニ監督の意向で急遽、非公開になった。
「CALCiO 2002」からは、急遽変更になった予定を、電話、FAXと電報まで送って知らせてくれた。
その対応に感動した。

当時、富樫さんはスカパーでワールドカップの特別番組にレギュラー出演していたので、
その対応のお礼をFAXで番組宛に送った。
すると、番組でそのFAXを取り上げて頂き、ちょっとした話題になった。
それもまた嬉しかった。

番組には、スカパーの実況スタッフや、選手の似顔絵などもFAXで送ったりして遊んでいた。

実況や解説の人って、遠い存在に感じるものなのだが、富樫さんは何故か身近に感じる人だった。
まだ54歳。
他界されるには若過ぎます。
残念で仕方ありません。


富樫さんが亡くなられても、月刊CALCiO 2002は続きます。
富樫さんが心血を注いだCALCiO 2002が発展されますように、微力ではありますがリンクを貼らせて頂きました。


富樫洋一さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


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