佐藤紳哉六段。
盛り上げようとしているだけなのか、
根っからのおとぼけなのか、
将棋指しには珍しいおふざけキャラ。
まあそれはそれとして、カツラがやけに似合っている。
http://www.youtube.com/watch?v=biiWWslkTRs&feature=player_embedded
佐藤紳哉六段。
盛り上げようとしているだけなのか、
根っからのおとぼけなのか、
将棋指しには珍しいおふざけキャラ。
まあそれはそれとして、カツラがやけに似合っている。
http://www.youtube.com/watch?v=biiWWslkTRs&feature=player_embedded
配給はアルバトロス。
これこそアルバトロス。
よくも、わるくもアルバトロス。
この陰湿な怖さ。
ホラーゆえに、怖さを望んで借りているわけだが、
こんなじっとりした怖さはやだよう~~
折角の休日前、気が滅入っちゃうよ~~
★★☆
『バイオレンス・レイク』
本編の前に新作紹介が流れる。
どれもこれも低予算のカスのようなB級映画。
見ていて寒くなった。
いまから見る映画もこれらと同列の映画と思うと興ざめしてしまう。
どうか例外的にB級の掘り出し物でありますように、と願う。
本編スタート。
主人公の相方の男性、どこかで見たことある顔。
そう、Xメンの若きマグニートを演じた人ではないか。
彼が出ていればそうそうお粗末な映画ではなかろう。
結果。
サスペンスの技法がきわめて巧み。
恐怖の煽り方が尋常ではない。
リアルな怖さに、身を削られるような緊張感。
かなりの高得点と思いきや、ラストがいただけない。
そっ、そりゃないよ、という終わりかた。
★★★と★★★☆の間。
このまま寝るのは後味わるいのでもう一本見ることにした。
『テイキング・ライブス』これまたサスペンスもの。
出演者が豪華。
アンジェリーナ・ジョリーにイーサン・ホークにキーファー・サザーランド。
贅沢三昧のサスペンス映画。
当然ストーリーもそれなりに凝った作りになっている。
しかし、ミステリーとしての意外性は乏しい。
最後のトリックも読み筋通り。
なによりげせないのは、FBI凄腕プロファイラーのアンジーの無能さ。
あんたの目は節穴かぁー。
★★★
B建築事務所のN社長から電話があった。
「T老人ホームの設計は進んどる?」
押し殺したようなしゃべり方。
いきなりマジモードで催促してきやがった。
こやつ、喜怒哀楽の差が強烈に激しい。
電話越しにわかる。
これはただならぬ気配。
困った。
ここ2週間ほったらかしにしていた。
なにもしていない。
していないとはいえないのでモゴモゴいって誤魔化す。
すると、
ふいに声を低くして、
ためらいがちに、
丁重に、
かしこまって、
申し訳なさそうに、
こう切り出してきた。
「プラン、変えていいやろか?」
ふふふ。
ふふふ。
いいよ、いいよ、なにもしてないからね、と思いつつも、
ちょっと絶句して、
軽くため息して、
間を置いて、
苦笑して、
あ~~~、そしたら変えるところを手描してFAXしてください。
と、いった。
ついでに設計料もそれ相応の額になることをほのめかした。
ああ、それは当然、といわんばかりに理解ある返事が返ってきた。
ふふふ。
ふふふ。
これぞ、駆け引きの妙。
最近、申請業務のミスが多くなった。
ガサッと図面をつけ忘れていたり、
まったく別の物件の資料をつけていたり、
バカみたいな単純ミスを連発している。
真剣にやっての結果なら深刻だが、
漫然とやっての結果だからしょうがない。
と、寛容に自分を許すのであった。
まったく反省の色なし。
デンマーク人というのはとても生真面目な国民なのだろう。
所作を見るに、まるで日本人のよう。
米国ドラマの登場人物のように浮ついたところがまったくない。
冗談を交わすシーンも滅多にない。
でてきてもこれまた日本人的に控えめなジョークでしかない。
こういう慎ましさ、真摯さに日本人の私はたまらなく同調してしまう。
顔だけ西洋人の国産ドラマを見ているようだ。
さて、現在、物語は3/4が終わろうとしている。
そろそろアラがでてきてもいいころ。
ところがどっこい。
このドラマ、回を重ねるごとに完璧さにさらに磨きがかかってきている。
私は我を忘れてもうどっぷりと物語の蜜壺にはまってしまった。
作り手の巧妙な仕掛けに翻弄され、ただただ感嘆するのみである。
★★★★★
『必死剣 鳥刺し』
秀作である。
物語の九割を見終わった段階でそう書こうと決めていた。
しかし、残りの一割、ラストを見て考えが変わった。
これは傑作である。
これほどの衝撃を受けた映画はもう何年も観ていない。
「静」と「動」そのどちらの描写においても傑出している。
山田(洋次)時代劇の優しさと黒澤時代劇の力強さを兼備した作品である。
それにしてもメインの役者のデカいこと。
豊川悦司186cm、吉川晃司182cm、岸部一徳181cm。
鴨居から頭一つ飛び出す大きさである。
思うに、「必死剣鳥刺し」が大男の技であること。
そしてその使い手である豊川をバカみたいに目立たせないための工夫として、
吉川や岸辺の長身の起用があったのではないか。
しかし理由がそうであっても、この二人の演技も作品同様に見事なものであった。
★★★★
『エスケイプ』
転落。
深い森。
大破した車。
記憶喪失。
見ず知らずの死体。
負傷。
脱出。
遭難。
蘇る記憶。
主演、エイドリアン・ブロディ。
というか、ほとんど彼のひとり芝居。
好みのシチュエーションだけどなにか物足りない。
なるほどという結末が用意されているが満足感は乏しい。
それにしてもあの犬はいったいなんだったのだろう~
一般的には★★☆
個人的には★★★
『ロスト・アイズ』
見えざる恐怖に、見える恐怖。
盲目スリラー映画。
監督はあのギレルモ・デル・トロ。
ひとこと、上手い!
もうひとこと、怖い!
レトロな作りでありながら斬新。
残忍でありながら上品。
これは鬼才デル・トロにしかできない巧の技。
あっぱれ。
★★★☆