それなりに面白い。
ただし、『アンダーワールド エボリューション』で最強バンパイアになった
セリーンが、意味もなく並みの強さにもどってしまったことは解せない。
ライカン(狼男)が強くなったのは分かるが、相手は完全体のセリーンだよ。
超絶的に強かったマーカスを素手で負かしたセリーンだよ。
ぜったいおかしいよ。
アクション物で強さの力関係に矛盾が生じたらこれは終わりを意味している。
続編に含みをもたせる終わり方だったが、もう結構。
ベッキンセイルも若くないし、アンダーワールドはこれで終わりとする。
★★★
余談。
先日、父親に大音響7hサラウンドでブルーレイの『キング・コング』を見せた。
「まるでスピーカーから風が出ているような音だった」
といっていた。
なかなか的を得た比喩だとおもった。
ところが『アンダーワールド 覚醒』を観て初めて気づいた。
比喩ではなく、ほんとうにスピーカーから風が出ていたのだ。
銃撃シーンでビュンビュンと風が吹きつけてきた。
半袖で見いたので寒くなってしまった。
スピーカーの振動版がバッコン、バッコンいって風を発生していたというわけだ。
音楽ではここまではならない。
映画の大音響はスピーカーに悪いのではないかとおもった。