今日、行政改革調査会の役員会に出席しました。
実は、先日報告申し上げた、ある独立行政法人の「会費支出」の削減について、
一定の結論が出ましたので報告させていただきたいと思います。
私は、この独立行政法人の不適切と思われる「会費支出」について、先般NHK
中継となった決算委員会で取り上げ、ムダを廃して、他の使途に組み入れるべきで
はないかと主張しました。
私のこの主張は、行政改革調査会内で共に行動する議員の指摘をもとにしたもの
であり、一議員の緻密な調査によって会計検査院ですら見つけることができなかっ
たムダを発見できた成果として大きく取り上げられています。
これまで、独立行政法人の支出といえば、事業や助成などの本業のみにメスが
入っていましたが、実は「○×学会への年会費」「△○振興会への賛助会費」など
の名目で実に多くの交付金(税金)が支出されていたのです。こうした本来業務と
は直接的に関わりのない会費類については、しっかりと問いただす必要があるので
はないか、そうした”発見”があったのです。
まさにこの”発見”をもとに、私はNHK中継ので全国の皆様に概要をお伝えし
たわけですが、いよいよその結論が出たのです。
この独立行政法人が返納することを決めた交付金(税金)は、およそ8000万
円。今後、この8000万円にさらに上積みした形で行政のムダを絞り出し、本来
必要とされている政策分野に配分できるよう議論が進んでいくと思います。
国の総予算から見れば、まだまだ小さな金額かもしれませんが、この小さな一歩
がやがて大きな波となり、行政のムダ全廃へとつながり、そして本当にお金(税)
を必要としている国民に届くよう、この仕事を積極的に進めて参りたいと思いま
す。