褐炭(かったん)という聞き慣れない言葉があります。
褐炭は、石炭の一種で、水分が多く、熱エネルギーを得にくい等、取り扱いが難しい「やっかいな資源」で、世界中でその埋蔵が確認されているにもかかわらず、あまり利用されてきませんでした。
実は昨日、この褐炭を利用した火力発電プラントを手がける会社の方からインドネシアで進んでいるプロジェクトを聞くことができました。
同社の説明によると、褐炭はドイツやインドネシア、オーストラリアでの利用が進んでいて、褐炭をそのまま火力発電に利用するのではなく、特殊な技術を用いて褐炭からガスを精製して、そのガスで発電するのだそうです。
つまり、水分が多く輸送に適さない褐炭が、ガス化させることにより天然ガスと同様に輸送が可能になるということです。日本の電力のおよそ4分の1は石炭から生み出されていることを考えると、燃焼時のCo2発生量が格段に低い天然ガスに代替させることによるメリットは相当大きいと考えられます。
いま日本企業がオーストラリアやインドネシアで、扱いのやっかいな褐炭を相手に、次世代の「天然ガス」を作り出しています。その天然ガスが日本に輸送される時代になれば、我が国の「エネルギー安全保障」面と、「温暖化効果ガスの低減」面の両面から大きな前進が期待できる、そのように思います。
褐炭は、石炭の一種で、水分が多く、熱エネルギーを得にくい等、取り扱いが難しい「やっかいな資源」で、世界中でその埋蔵が確認されているにもかかわらず、あまり利用されてきませんでした。
実は昨日、この褐炭を利用した火力発電プラントを手がける会社の方からインドネシアで進んでいるプロジェクトを聞くことができました。
同社の説明によると、褐炭はドイツやインドネシア、オーストラリアでの利用が進んでいて、褐炭をそのまま火力発電に利用するのではなく、特殊な技術を用いて褐炭からガスを精製して、そのガスで発電するのだそうです。
つまり、水分が多く輸送に適さない褐炭が、ガス化させることにより天然ガスと同様に輸送が可能になるということです。日本の電力のおよそ4分の1は石炭から生み出されていることを考えると、燃焼時のCo2発生量が格段に低い天然ガスに代替させることによるメリットは相当大きいと考えられます。
いま日本企業がオーストラリアやインドネシアで、扱いのやっかいな褐炭を相手に、次世代の「天然ガス」を作り出しています。その天然ガスが日本に輸送される時代になれば、我が国の「エネルギー安全保障」面と、「温暖化効果ガスの低減」面の両面から大きな前進が期待できる、そのように思います。