携帯電話の基地局

　今や携帯電話はライフラインの１つ、そういっても過言ではありません。
　東日本大震災では携帯電話の基地局が、被災地においてはバッテリー切れなどの電源トラブルで機能を停止し、首都圏などの都市部においては通話の集中などから機能を制限しました。
　その結果、「電話がつながらない」、「メールが送受信できない」、「インターネットに接続できない」などのトラブルが続出し、およそ１０日もの間、利用者にとっては不便な状態が続きました。
　総務省の調べによると、地震直後から３月１２日昼頃にかけて、ＮＴＴドコモは６６００局、ＫＤＤＩは３８００局、ソフトバンクは４０００局の携帯電話の基地局が機能を停止（停波）したそうです。
　実は、昨日までの「新潟・福島豪雨」においても、新潟と福島両県でＮＴＴドコモが３０局、ＫＤＤＩが１６局、ソフトバンクが１６局、携帯電話の基地局が機能を停止しています。
　このように、近年ではライフラインの１つとして数えられる携帯電話についても、万が一の災害に備え、「つながらない」ことがないように万全の対策が急務です。
　東日本大震災、新潟・福島豪雨の教訓を受け、早急な対策が必要である、そのように思います。