「花束」なんて、よほど何かの時しか貰わないし、特に男性諸氏には、自分で「買う」だなんて、と思っている方が多いのではないだろうか?
でもね。
女性へのプレゼントとしては、意外と楽ちんなのですよ。
もちろん、プレゼントのやり方としては、欲しがっているものをこっそり買っておいてイキナリ渡す、「サプライズ・プレゼント」の方が好きだけれど、ま、そこまですると重くなっちゃう相手、あるいは、もう長年のつきあいで、今更プレゼントなんて、という相手には最適である。
なにせ、「予算とテーマ」さえ決めておけば、あとは花屋のお姉さんが、一生懸命やってくれるからだ。
決して、横着して、もう包んである奴を買って帰ろうなんて事は、よほどの事がない限り、止めた方がよい。
何より、日頃買い付けない人が、行き当たりばったりで陳列してある花を買ったら、「仏花」だったという話も有るくらいだ。
繰り返し言う、「予算とテーマ」さえ決めれば、何も恐れることはない。
「三千円で、なになにのプレゼント用にほにゃららな感じで。」
それだけ伝えれば、花屋のお姉さんは、あなたの忠実な下部に早変わり。
あなたは、労せずして「最高のプレゼント」を入手する事が出来る。
「ほにゃららな」感じの所を、プレゼントをあげる人の好きな色でも聞き出しておいて、その色にすれば、更にポイントアップだし、
「予算より、見た目、豪華に!」とか
「小さく持ちやすいように、まとめて」というわがままだって相談に乗ってくれる。
ホント、至れり尽くせりなのである。
ただし、やはりそうなって来ると、花屋のおねえさんの技量とノリに寄るところが大になってくる。
ノリが良くなければ、
「今日は、兎に角でっかく」とか
「少量だけれど、高い花中心にして」とか、わがままが言えないし、技量がなければ、折角、いろいろ思いついてくれても、ちゃんとした形にできない。
かと言って、そう言うことは、ぱっと見では判らない。
となれば、まずは、行きつけの花屋さんを作って、技量を推し量るしかないのである。
いや、面倒だなんて、言わないこと。
最初は、最近流行のちいさなブーケでも買おうかと品定めをしながら、お姉さんといろいろ話して、基礎知識を仕入れつつ、お姉さんの技量を推し量るのも、また楽しからず夜、なのであるがら・・・。