岡田克也 民主党幹事長が、次期政権で外相になることが決まったようです。
(http://www.asahi.com/politics/update/0905/TKY200909050211.html)
そこで、新しい外務大臣にお願いがあります。 外務省でも良いですが。
それは、是非、”日本語の普及”を外交戦略の基軸にして欲しい、という事です。
日本人は、当たり前ですが、日本語で話し、書き、考えます。でも、この日本語の習得の為に、実は幼稚園ー小学校ー中学校、と大変な勉強時間を費やします。 そうやって習得した日本語で、色々な文書が蓄積されていきます。 企業活動もそうです。日々、会議資料を含め、膨大なドキュメントが作成されています。 これは貴重な知的財産です。 でも、これを海外に展開しようとすると、翻訳作業をしなければならず、本当の一部しか、活用する事ができません。(これは米系企業と競争する時、本当にハンディです。)
若し、日本語を理解する海外の人が増えて、直接、普段使用しているドキュメントを理解してくれたら、今まで日本の中に蓄えられた膨大なドキュメントが、突然、価値を持ち始めます。
(例えば、オペレーション・マニュアルの緻密さは米系企業の比ではないのですが。でも、今は、翻訳されない限り、ただの紙、又はゴミです。)
是非、”日本語の普及”を外交の重要戦略としていただきたく。国連の常任理事国になれないのなら、日本語が国連の公用語になるよう働きかけていただきたく。 ODAは、各国の日本語普及の度合いに合わせて、対象国、供与額を決定していただきたく。
日本語の普及熱が高まれば、日本語教師の需要も高まります。 英語を母語とする人が他国に在住した時、英語教師をして収入が得られる、というのは羨ましい限りです。 単に、英語を話す国に育ったというだけで、少なくとも日銭は稼ぐことができます。 日本人も、日本語が喋れるというだけで、海外でお金を稼げることになったら、どんなに素晴らしいでしょう。もし、実現したら、将来の子供達にとって、どんなに有意義でしょう。
日本がGDP世界 第二位という肩書きをもっている間にだけ、出来る事です。もう遅いかもしれませんが、間に合う可能性もあります。 最後のチャンスです。 是非、考えて頂きたいと思います。