もっともっとNippon

日本がもっと豊かな国にならないか、と思ってい、気がついた事をコメントします。ご意見、異論、反論も募集中です。

経産省ビジョン -10年で新規 149兆円 雇用 258万人 創出

2010-05-31 22:15:03 | 日記

6月1日 経産相の諮問機関である産業構造審議会でとりまとめるビジョンを明らかになりました。

戦略5分野を特定、予算などを重点配賦する事により、産業構造の多様化をはかり、これまでの電機・自動車産業に依存した体質を改善することが戦略だそうです。

2007年と比較して、以下のような市場・雇用の拡大を目指す、としています。

インフラ輸出   12.3兆円増   18.7万人増
環境・エネルギー 23.7兆円増   66.1万人増
医療・介護・健康・子育てサービス
         12.9兆円増   113.4万人増
文化産業(アニメなど)   6.9兆円  26.4万人増
先端分野(ロボットなど)  27.4兆円    63.2万人増
波及効果     65.8兆円増

という事だそうです。 この5分野を重点分野にすることに反対する人は
いないでしょうし、産業構造を転換するのを反対する人もいないでしょう。

しかし、私は、日本には、違うところで構造変化を起こさなければいけないと思っています。

それは、東京へ全てが一極集中している構造をかえる事です。今、人口、技術がすべてが
東京に集中しています。これでは、Singaporeと殆ど変わらなくなってしまいます、

ですから、東京に集中した機能、人口を地方に分散し、日本全体が成長軌道にのるようにするのです。

幾つかのメリットがありますが、その1つがインフラ整備需要の拡大です。

丁度、昨年末に上海を訪れる機会がありましたから、その時に感じた、地方を再生するメリットをひとつ。

その当時、上海は上海万博準備の最終段階に入っていて、活気にあふれていました。
何よりも、道路やビル建設などの人々が忙しく街中を走り回り、全ての人々の顔が
明日に向かって輝いてみえました。この光景を見て、「あ-、きっと日本の高度経済成長もこうであったに違いない」と思いました。

誰もが皆、先端分野で活躍できるわけではありません。 まじめに働けば報われる
雇用も一定程度、必要です。 旧来型のインフラ整備先行ではなく、分権化した地域が
それぞれに個性を出しながら競争・発展し、多様化した社会を作ることが、日本の安定した発展に繋がると思ったのです。 それまでは、社会資本整備の投資など、もう必要ないと思っていたのですが、考え方を一変させる景色でした。

もちろん、折角、今から社会資本を整備し直すなら工夫が必要です。今の東京の景色は、上海でも、Singaporeでも、Bangkokでも、Jakarta、Kuala Lumpurでも、高層ビルが立ち並ぶ様子は、なんら変わりがありません。 旅行者も来なければ、日本で働きたいという人もいないでしょう。 

単に今までの延長線上の都市開発よりも、自然との共生など、ようやく東京に追いついたアジアの諸都市がこれから直面する問題に真正面から取り組んだ、新しいテーマとともに、都市開発をするのが良いと思います。 

60階、70階建てのオフィスビルの真下を、きれいな小川が流れ、小動物や子供が遊んでいる景色なんて、素敵だと思いませんか? からなす、アジアの都市も、コンクリートに固められた、ヒートアイランド現象に悩む事になります。 その問題の生きた都市モデルを示せれば、アジアで初めて先進国入りをした日本の面目躍如というところでしょう。


長くなりました。 この問題になると、文章が終わりません。

産業構造だけではなく、日本の地勢的な構造の変化も大事だ、という意見でした。
この将来像を描くのは、国土交通省の所管になってしまうのでしょうが。


川崎重工 NYに続き、ワシントンDC メトロ受注!! グリーンインフラ事業の拡大に

2010-05-29 12:48:22 | 日記
ワシントンD.Cと郊外を結ぶ地下鉄(メトロ)の車両製造を川崎重工が受注することになった。
メトロの取締役会で、428台の車両を発注することが承認された($886M=823億円)

http://www.wtvr.com/sns-ap-dc--metro-railcars,0,1208277.story

ワシントンのメトロでは、2009年6月の夕方ラッシュアワーに列車が衝突。 7人が死傷、60人以上が重傷、軽傷者多数という大惨事がありました。この時、列車制御機構が最新のものになっていれば、この事故は防げたという調査報告がでて、老朽化した車両の取り換えが急務となっていました。 

特に、Obama政権下で、鉄道は車に変わる”グリーン”な交通手段として注目されていますから、米国内でも特に注目の集まる分野です。その為、信頼性の高い日本のメーカーが、'日本で実績のある'車両を製造、納品することに決まった訳です。この車両は、ワシントンDCの国際的玄関口である空港も結びますから、大変、重要な車両になります。 

川崎重工は、今年5月にNY市の地下鉄車両 23台の新車両の製造、既存車両10両の改造、($87M、約81億円)を受注しており、将来の発注分を含めると総額 約471百万米ドル(約438億円)の受注をしています。

これら一連の受注は、世界的に”グリーン”なインフラ整備事業が拡大する中で、同社のプレゼンスを示す大きなはずみになるでしょう。

ところで、この種の記事を見るたびに気になるのが、では、これで日本の景気の改善に役に立つのか?ということ。NY市の車両は匡体製造は兵庫工場で、アッセンブリーはNYヨンカース工場で実施する事が計画されています。WashintonDCは、アッセンブリーは米国ネブラスカ州の工場で行うようです。 但し、為替の変動によっては、製造も第三国になる可能性もあります。こういった製造を、日本できちんと実施出来るかが、日本の雇用改善につながるかどうかの試金石になります。

(写真は、2009年のワシントDCメトロの事故の様子)

トニー・ブレアー前英首相がシリコンバレーに就職

2010-05-28 01:37:06 | 日記
もちろん就職先は、グリーンテクノロジーに投資するベンチャーキャピタルです。
イギリスの元首相が米国のベンチャーキャピタルで職を得るというのは、日本人には、やはり色々な意味で新鮮に移りませんか?

政治家が投資会社で仕事をするというと、どうしもて胡散臭く思えてしまいますが、彼がAdvisorとして着任するのは、純粋なテクノロジーに投資をするベンチャーキャピタル。 基本的には、技術に投資する会社で、政策を左右する事を主眼にした会社ではない、というところが米国らしいですね。

米国の政治家では、アル・ゴア元副大統領が、やはりセコイヤ・ベンチャー・キャピタルでフェローとして、積極的に地球温暖化問題の啓蒙活動をしているのが有名。 因みに、この会社は、アップル社や、Google社などが、まだ誰からも見向きもされない頃から投資して、莫大な利益を上げたことで有名。

こらからの分野の重要性を啓蒙し、技術開発で世界の市場を占有しようという、シリコンバレーの逞しさが感じられニュースです。



NYに行ってきました。

2010-05-24 00:04:17 | 日記
NYに行ってきました。 やっぱりiPhoneを使っている人が目に見えて増えている感じですね。

マンハッタン市内から離れたところに出かけて、お昼ごはんを食べる為のレストランをGoogle Mapで探したのですが、結構便利でした。 現在地から、画面にタッチして、検索→レストランで探したのですが、なかなか見つからないような美味しいインド料理屋を見つけることが出来て満足でした。

因みにManhattanでは、メキシカン料理の
☆DOS Caminos
373 Park Avenue South Between 26th & 27th Sts.
に行ったのですが、結構、おいしかったです。
広くて、綺麗で、会社帰りの比較的若い男性、女性のグループで、大変混んでいました。


流行ってるらしいです。 よろしければどうぞ。

iPADは凄い、これはかなわない!! -ABC NEWSによるビデオレポート

2010-05-16 19:42:55 | 日記

iPADは、アプリケーションが凄いですね。 特に、話題の本の読書ですが、
購入した本は本棚に置いている感じになりますね。それに表紙を前にして、
いるのでとても綺麗です。 ワンクリックで本を取り出して、読み始める訳ですが、
ページをゆっくりめくっていく感じ、とても早くめくっていく感じ、どれも
見た目と感覚がとても綺麗です。 これなら、読むのがとても楽しくなりますね。

http://abcnews.go.com/Technology/video/popular-ipad-aps-10502881

このこだわった作り込みは、、日本の企業には作れないでしょう。

一頃、日本がこういう細部にこだわった作り込みが得意と言われたのですが、
もはや、日本と米国で逆になってしまったようで、日本製は安さの追求、
米国製が”かっこいい”という事になってしまったようです。

iPAD 5月28日より日本で提供開始に思うこと

2010-05-09 19:05:23 | 日記

'予想以上に'米国での販売が好調だった為に、4月に海外展開する予定だったものが、1カ月遅れていた訳ですが、5月10日から予約開始。 5月28日から提供開始になります。

今回、9カ国で同時に展開します。
Australia, Canada, France, Germany, Italy, Japan, Spain, Switzerland, and the U.K.
(日本では、ソフトバンクが'販売'します。)

販売が'予想以上'に、というのは、元々iPADは、Note BookとiPhoneなどの中間に位置づけられる製品で、このように売れるとはApple自体も予想していなかったのです。

iPadは、4月3日にApple Store等で消費者の手元に届き始めましたが、始めにみた人達は、'iPhoneより大きい割に、PC Notebookと比較して機能が制限されるので、'it's just too much for me'.という印象が強かったようです。

それが、100万台を販売するのにiPhoneの半分の期間しかかからなかったのですから、この種の画期的な製品は、実際に市場に出回るまで、どの程度売れるのかは、分からないということでしょう。

すっかり存在感の薄くなったSonyですが、「WalkManを開発していた際に、Sony社内では、皆、開発に反対だった。 Co-Founderの自分が強引に進めたからこそ、皆、しぶしぶついて来てくれた、」という盛田氏の言葉が思い出されます。

この種の開発は、カリスマ経営者にしか出来ない事なのかも知れません、


History of Steve Jobs and Apple

2010-05-09 13:51:31 | 日記
Year 2000
Jan. 4
Jobs, who had been interim CEO of Apple, became permanent CEO.
April 19
Apple annouces two-ofr-one stock split.

Year 2001
Jan. 9
Jobs introduces the iTunes application for organizing and listening to music on computers

March 24
Apples released OS X operating system

May
New York's MoMA adds a G4 Cube to its design collection

May 19
First Apple retail stores open in Tysons Corner, VA. and Glendale, Calif.

Nov 10
Apple begins selling the first iPod, which it says can hold 1,000 songs.

Year 2002

April 29
Titanium PowerBook G4 hits stores

Sept. 20
Oracle CEO Larry Ellison resigns from the Apple board of directors.

Year 2003

March 19
Former Vice President Al Gore joins Apple's board

April 28
iTunes Music Store opens and rocks the music indurtry with 99 cents pricing for songs.

May 30
Pixar released fish tale, Finding Nemo, which eventually grosses $864.6 million.

June 23
The Power Mac G5 becomes the world's fastest personal computer.

October
Doctors discover a tumor growing on Job's pancreas.

Year 2004
Jan. 29
Distribution talks between Pixar and Disney's then-CEO Michael Eisner break down.

July. 31
Jobs undergoes surgery for a rare form of pancreatic cancer.

Year 2005
Jan.11
Apple introduces the iPod Shuffle, a mini music palyer the size of a pack of gum

Feb.11
Apple announces another two-for-one stock split

Sept 7
Apple and Motorolla announce POKR, the first cellphone with iTunes.

Year 2006
April 1
Happy 30th birthday, Apple!

May 5
Pixar is sold to Disney for $75 billion, making Jobs Disney's largest shareholder.

June 29
Apple board begins investigating options backdating

Year 2007
Jan.9
Jobs reveals the highly anticipated iPhone, which becomes a sensation;
he also shows Apple TV device for iTunes content, which flops.

Spt.19
Tenth anniversary of Jobs' return to Apple

Oct 17
Jobs says Apple will open iPhone up to application developers in Feb 2008

Year 2008
Jan 15
Jobs unveils the world's thinnest notebook, the MacBook Air.

Sept 9
Jobs, noticeably skinnier falshes side reading, 'reports of my death are greatly exaggerated' at an Apple event.

Oct. 3
Apple denies rumor that Jobs has had a heart attack

Year 2009
Jan.14
Jobs announces leave of absence; names Tim Crook to run day-to-day operations

April
Jobs undergoes liver transplant surgery in Memphis

June 29
Jobs returns to work after transplant

Sept 9
Jobs, in his first public appearance since tranplant, hosts an Apple musice event


Year 2010
April 2
Apple lauches iPad,

シリコンバレー ベンチャーキャピタルの復活の兆し

2010-05-05 20:01:12 | 日記
世界のIT業界を牽引してきた技術革新系ベンチャー企業の誕生の背景には、ベンチャーキャピタルによる潤沢なリスク・マネーの供給があります。


University of San Francisco School of Business の2010年度のMark Cannice教授によると、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストの今後6カ月に対するマインドが、2009年Q1(2.8 Point)を底にして、回復の傾向にあるという報告がされています。

同報告によると、2010年Q1では、ベンチャーキャピタルの資金供給が活発だった2004年Q1から2007年Q4に記録した4 Point以上に近づく、4ポイント弱まで回復してきているとのこと。
(5ポイントMax)

http://web.usfca.edu/uploadedFiles/Destinations/School_of_Business_and_Professional_Studies/documents/Cannice_SV_VC_Index_2010_Q1.pdf

主な投資先は、IT系ですが、バイオや環境テクノロジーへの投資も大きくなってきています。

これまで数々のベンチャー企業の成長を成功に導いてきたベンチャーキャピタルの復活の傾向は、将来、大きな革新をもたらす企業や技術が育つ環境が、再び整い始めているということでしょう。


参考として、2008年までのシリコンバレーの苦境に関する報告は、シリコンバレーコミュニティー・ファウンデーションによりレポートがまとめられていて、これも興味深いので、興味があれば一読をお勧めします。

http://www.jointventure.org/images/stories/pdf/2010%20Index-final.pdf

Google日本法人社長 辻野氏の静かすぎる退任

2010-05-05 10:16:32 | 日記

本当に静かに、辻野氏の名前がGoogleのマネージメントメンバーの中かから消えていました。 辻野氏は、現地法人を無職透明な存在から、主体的にローカル市場にマッチしたサービスを提供できる存在にしようとしていましたが、Googleの本社主導の統一的な国際戦略の前では、寧ろ邪魔だったのかも知れません。

4月13日に同趣旨コメント。
http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=e507a490e97169f34e14fb74d486fb11

Googleは、ローカルマーケットの状況を考慮しないで問題を起こすことがしばしばあります。
1)Street View(街の写真が見れる)機能で、余にも詳細な地図が写真でみれるためにプライバシーの問題は発生。特にプライバシー問題には米国以上に敏感な日本には衝撃が走りました。

2)Bookのデジタル化:図書館の蔵書をデジタル化、内容までも無料で公開するという試みに、日本の出版社を含め、多数の国で反発がありました。 訴訟問題にも発展しましたが、未だ解決していません。 
(一方で、今年7月から、GoogleがDigital Bookstoreを開始する計画中、とWall Street Journalの取材で、戦略パートナー担当の Cris Palma氏が明らかにした事を報じています。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703866704575224232417931818.html?mg=com-wsj
 
日本に社長がいてもいなくても、Sillicon Valley発のサービスは世界中を席巻します。 

日本の他に唯一国名を冠したエグゼクティブを置いている中国では、検閲問題から撤退を表明しましたが、こちらには力が入ります。
初代Google Chinaの副社長 Dr.Kai-Fu Lee氏は、Mocrosoftから引き抜いた事により、訴訟にも発展しましたが、彼の"年収"はMillion US dollar(1億"円"以上)だったとされています。

相対的に、日本と中国の力の差が、また広がっていくようです。