もっともっとNippon

日本がもっと豊かな国にならないか、と思ってい、気がついた事をコメントします。ご意見、異論、反論も募集中です。

富士通がiPadをApple社に売った日

2010-03-29 23:58:23 | 日記
知りませんでした。 iPadは、富士通が2003年に登録した商標だったようです。
Apple社は、iPadの発売を開始すると、大々的に発表した際には、まだ、商標問題は未解決だったようです。
ところが、この3月17日に、商標の所有者がApple社に移転されていました。
(詳細は、http://news.cnet.com/8301-31021_3-20001294-260.html?tag=mncol)

さて、2003年からiPadという商標登録をしていた富士通は、先見の明があったと言えるのでしょうか? それとも、7年間もあったのに、世界的な商品を世に出せなかったという事でしょうか?

因みに、iPhoneは、元々、Cisco社が商標登録していたものを、Apple社が交渉の末、VoIPでは、シスコ社が、モバイルではApple社が使用することで合意した、と報じららています。

Steve Jobs、Bill Gatesは団塊の世代

2010-03-22 23:18:53 | 日記

最近、スティーブ・ジョブズ氏にすっかり魅了されている。 1955年生まれの彼は、ベビーブーマー世代だ。 マイクロソフト社のBill Gates氏も同じだ。そして、創業以来、彼らを助けたSteve Wozniak氏や、Steve Ballmer氏も同じ世代だ。 
彼らは世界有数の企業を、ゼロから立ち上げて、作りあげた。何れも20代で会社を設立したのだ。

翻って、日本はどうだろう。ベビーブーマーは、日本の団塊の世代(47年~49年生まれ)よりも広い年代を指すのだが、戦後に生まれた最初の世代という意味では同じだ。しかし、この世代以降が設立して、世界的な企業に育った日本の企業が思い浮かばない。

日本の活力が復活しないのは、産業界の主役が入れ替わらないところに、問題がある事は明らかだ。 米国では、GEが、そしてGMが主役の座をおり、今は、様々なIT企業が活躍している。

そのIT産業でさえも、主役が目まぐるしく変わっていて、かつて市場を支配したIBMや、一世を風靡したDellなどのハードウェア部門が主役の座をおりて、今は、ネット関連企業が主役になっている。

そして、既にシリコンバレーでは、次のIT産業以降の時代を見越した数多くのベンチャー企業が、環境、医療の分野で、世界を席巻しようとして産声をあげている。

一方で、今、日本の戦前、戦後に設立された多くの一部上場企業では、団塊の世代の人々(60歳代)が舵を取って、復活を目指そうと苦しんでいる。それでも、多くの優秀な学生が、その低迷している一部上場企業への入社を目指している。
 
果たして、日本経済の復活はあるのだろうか? 

今年卒業、入学される人に、  --Steve Jobs氏の祝辞

2010-03-21 18:17:00 | 日記
今年卒業、入学される人に、是非、聞いてもらいたいスピーチがあります。
2005年に、Steve Jobs氏がStanford大学で卒業生向けに送ったスピーチです。
(有名なので、知っている人も多いかもしれません。)

このスピーチの中にもありますが、彼の人生は非常に波乱万丈に富んだものです。
大学を退学した後、Apple社を立ち上げましたが、10年後に、自分が設立した会社から解任されてしまったのです。 当時、Microsoftと熾烈なOS戦争を繰り返していたApple社は、Steve Jobs氏が、混乱と敗因の元凶とみて解任したのです。 それは、正に世界中を駆け巡ったニュースで、沈みいくApple社を、Steve氏では助けられないと誰もが思ったのです。 
失意の彼は、リベンジとして、PIXAR社とNextOne社を立ち上げました。 それでも、両社は、利益をあげられませんでした。 PIXAR社は、従業員を解雇しつづけましたが、赤字は、解消されず、Steve氏も、Apple社のIPOで得た利益を殆ど失い、正に、個人破綻の直前まで追い込まれました。 彼のファイナンシャルアドバイザーは、これ以上、個人のお金を注ぐと、本当に家も、何もかも売却しなければならなくなると警鐘をならし続けました。

そもそも、PIXARは、高度なコンピューターグラフィックのハードウェアを作る会社でしたが、一向に収入を得られませんでした。多くの人材を失いましたが、たまたま、広報部門として、細々とCMを作っていた部署が、正に、TOY STORYを作り上げるという快挙をなしとげ、ようやく救われたのでした。

なんども破綻を乗り越えた人の言葉には、迫力があります。 そして、dotは、振り返った時にしか
つなげられない、未来は分からない。信じていく事が大切、という言葉は、非常に共感します。

大学を出て社会に出ると、今まで何のために大学で勉強したのか、と疑問に思うことも多いでしょう。 でも、自分を信じることは、とても大切です。

是非、彼の祝辞を見てみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=UF8uR6Z6KLc

長い人生の中で、必ず思い出して、力になってくれる日がくると思います。