もっともっとNippon

日本がもっと豊かな国にならないか、と思ってい、気がついた事をコメントします。ご意見、異論、反論も募集中です。

Yahooの止まらない人材流出

2010-04-30 23:15:49 | 日記
と言っても、米国でのことです。

4月29日 コンシューマー部門の上級副社長 Bryan Lamkin氏が辞任を発表しました。
彼は2009年4月に入社したばかり。

4月8日には、プロダクト開発(CTO)のAri Balogh氏が辞任を発表しました。
彼は2008年年初に入社したばかり。

3月17日には、EVPでテクノロジーエバンジェリストのAsh Patel氏が辞任しました。
彼は1996年のIPO直前に入社した古参の社員で、彼より古い社員は6名しか残っていないようです。

これらExecutiveの離職は、全部2010年の事です。
まるで、米国Yahooの不調をあらわしているようです。 米国では60%が既にGoogleユーザです。 一方、日本では、60%以上がYahooユーザです。YahooがシェアでGoogleを抑えているのは、日本しかありません。特異な状況ではありますが、YahooJapanの検討を称えるべきでしょう(か?)。




「光の道」構想への批判 -2.5兆円投資はベンチャー育成へ

2010-04-30 22:10:21 | 日記
原口総務大臣が発表した「原口ビジョンⅡ」を巡って議論が活発になっています。
「光の道」構想として4900万世帯に光ファイバーを引き込むというのが趣旨。
ソフトバンクの孫社長は大賛成。 ソフトバンク自身は、光ファイバを建設しません。それ以外の実際にアクセス網構築を実施しているアクセス系通信事業者は、電力系会社も含め、過剰投資への疑問を投げかけています。(「疑問を投げかける」というのは、大人の表現で、有り体に言えば反対。)

この問題は、結局のところ道路建設と全く変わりません。 今現在、既に90%のインフラ整備は終了していて、残りは山間部に代表される需要の少ない地域が中心です。 このような地域にもファイバ網を構築するのは、結局、採算のとれない道路建設や破綻した地方空港とJALという構造と同じになります。事実、原口構想では「光の道構想」の中で、ファイバ敷設というブロードバンド化により、地方活性化がされる、という事を主張していますから、道路建設、地方空港建設と全く同じ発想です。 孫社長も、光ファイバの敷設で経験豊かなNTT社員の活躍の場が増えるとしています。(但し、だから分割すべき、という議論に発展しますが。)


今、日本の通信環境は世界に例を見ない低価格なブロードバンド環境が実現されています。
課題があるのは利用度の方です。
(総務省:情報通信白書http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h21/pdf/21point.pdf)

利用度をあげるには、魅力あるコンテンツが必要です。情報基盤整備(ブロードバンド化率)では、圧倒的に米国を抜いていますが、今、最も成長しているコンテンツ系や、それを支えるソフト基盤開発になると、日本は比較の対象にさえなりません。

作業部会では、光ファイバ敷設に追加で2.5兆円の投資が必要として議論しています。

この2.5兆円を、古いインフラ議論に費やさないで、コンテンツや基盤ソフトウェアを開発できる技術者育成に使えないものでしょうか?

この議論、作業部会を通じて5月中旬に方針を決定するそうです。 



Giants in IT World

2010-04-29 09:05:06 | 日記
Still I'm working on this. But for the people who may have an interest, guess what I am putting together. Probably you'll see a lot of things from this list.

****Here comes a Computer
1. IBM $95.7B (2009)
Founded: 1911
Founder(s): Thomas John Watson(37), born in 1874, Final Diplopma;
local Miller School of Commerce

2. Hewlet Packard $114.5B(2009)
Founded: 1939
Founder(s):
David Packard(27); born in 1912, Final Diplopma; master's degree in Electrical Engineering from Stanford

William Reddington Hewlett(26); born in 1913, Final Diplopma;
Bachelor's degree from Stanford University, MS degree in electrical engineering from MIT

3. Intel $35.1B(2009)
Founded: 1968
Founder(s): Gordon E. Moore(39); born in 1929, Final Diplopma;
Ph.D. in Chemistry and minor in Physics from the California Institute of Technology (Caltech)
Robert Noyce(41); born in 1927, Final Diplopma; Ph.D. in physics from Massachusetts Institute of Technology

4. AMD $5.4B(2009)
Founded: 1969
Founder(s):
Robert Noyce(40); born in 1929, Final Diplopma; U.S. Naval School
W. Jerry Sanders III(33); born in 1936, Final Diplopma;
bachelor's degree in engineering from University of Illinois at Urbana-Champaign in 1958


****It's for personal

5. Apple Inc, $42.9B(2009)
Founded: 1976
Steve Jobs(21); born in 1955 Final Diploma: Reed College (drop-out)
Steve Wozniak(26);born in 1950 Final Diploma:drop-outfrom the University of California, Berkeley
*Roanald Wayne++omitted

6. Microsoft, $58.4B(2009)
Founded: 1975
Bill Gates(20):born in 1955 Final Deploma: Havard drop-out
Paul Allen(22):born in 1953 Final Deploma:Drop out of Harvard University

7. Dell, $61.6B(2009)
Founded: 1984
Michael S. Dell(19):born in 1965 Final Deploma: Memorial High School


****More Faster, More Data and Storage
8. Sun Microsystems $11.4B(2009)
Founded: 1982 Founder(s):
Andy Bechtolsheim(27):born in 1955 Final Deploma: master's degree in electrical engineering from Carnegie Mellon University in 1976 and was a PhD student in EE/CS at Stanford University
Bill Joy;born(26) born in 1954 Final Deploma:M.S. in EECS from UC Berkeley in 1979
Scott McNealy(26) born in 1954 Final Deploma: MBA from the Stanford Graduate School of Business.
Vinod Khosla(venture capitalist)

9. EMC $14.8B(2009)
Founded: 1979 Founder(s):
Richard J. Egan (43) born in 1936 Final Deploma:Northeastern University
Roger Marino; Final Deploma:Northeastern University

10. Oracle $23.2B(2009)
Founded: 1977 Founder(s):
Larry Ellison(33); born in 1944 Final Deploma:Drop-outs University of Illinois at Urbana-Champaign

***Now Internet wave is coming
9. Quantam Computer Service (AOL); now acquired by Time Warner
Founded: 1983 Founder(s);
Bill von Meister();

10.Cisco $36.1B
Founded: 1984 Founder(s);
Len Bosack; born in
master’s degree in computer science in 1981 from Stanford University
Sandy Lerner;
master's degree in econometrics in 1977 from the Claremont Graduate School, and a master's degree in statistics and computer science in 1981 from Stanford University.
Richard Troiano


11.Juniper $3.5B(2008)
Founded: 1996 Founder(s);
Pradeep Sindhu

***Let's surf, it's exciting
12.Amazon $24.5B(2009)
Founded: 1994 Founder(s);
Jeffrey P. Bezos(30); born in 1964
degree in computer science from Priceton University

13.eBay $8.7B(2009)
Founded: 1995 Founder(s);
Pierre Omidyar(22); born in 1973
degree in computer science from Tufts University

14. Yahoo! $6.4B
Founded: 1995 Founder(s);
Jerry Yang(27); born in 1968 Final Deploma:
B.S. and M.S. degrees in electrical engineering from Stanford University
David Filo(29); born in 1966 Final Deploma:
MS from Stanford University.

15.Google $23.6B (2009)
Founded: 1998 Founder(s);
Sergey M. Brin(25); born in 1973
drop-outs from Phd program at Standord
Lawrence Page(25); born in 1973 Page
drop-outs from Phd program at Standord

***Let's be Connected
16.Face book
Founded: 2004 Founder(s);
Mark Zuckerberg(20); born in 1984 Final Deploma: Harvard University
Eduardo Saverin
Dustin Moskovitz
Chris Hughes

17.YouTube
Founded: 2004 Founder(s);
Chad Hurley(28); born in 1976 Final Deploma: B.A. in Fine Art from Indiana University of Pennsylvania in 1999
Steve Chen(26); born in 1978 Final Deploma:University of Illinois at Urbana-Champaign.
Jawed Karim

On October 16, 2006, Chen and Hurley sold YouTube to Google, Inc. for $1.65 billion


18.Twitter


SoftBankの最高益とPHSで中国方式採用

2010-04-27 23:39:39 | 日記

4月27日
-次世代PHSで中国方式採用へ=設備投資抑制など狙う
-ソフトバンクの今期営業益は6年連続の最高益5000億円へ

という二つのニュースが出ています。 ソフトバンクは、KDDIを抜いて、業界の二位になったようです。 しかも、この増益の要因は、iPhoneによるデータ収入の増加が要因とのこと。

やはり、ソフトバンクは、孫社長の個性である、他国で開発された技術を日本に持ち込んで、サービスを提供する。という会社になっていて、一向に自社で基礎技術を開発したというニュースを聞きません。 

技術開発には、失敗も伴いますから、開発コストがかかります。 しかし、IT、特に通信技術については、まだまだ技術開発によって世界市場が大きく変わろうという市場です。 そういう可能性に富んだ市場で、技術の輸入のみに頼るソフトバンクは、本当に日本の成長の為になる会社なのでしょうか? 
孫さんが立ち上げてきた小さなベンチャー企業であれば別ですが、日本を代表するような企業になるのであれば、やはり日本発の技術を作って、世界市場にうって出られる企業になって欲しいものです。


Google 日本法人社長の解任を発表

2010-04-13 01:01:50 | 日記
インターネット検索最大手の米グーグルは日本法人の社長職を廃止する。現在、日本法人社長を務める辻野晃一郎氏(52)は4月末に退社する。

と日経が報じています。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E3E0E2EA808DE3E0E2E6E0E2E3E28698E2E2E2E2

米国本社を中心とした世界戦略を展開を徹底する為に、世界的に社長職を廃止する、とのことですが。。。

辻野氏は、2007年4月にSonyから、Google Japanの執行役員製品企画部長として入社して、2009年1月に社長に就任しています。 就任の会見では、今のGoogleをグローバル化の第二フェーズと位置付け、ローカル色をもっと強く出していくと語っていただけに、結果としてみると、米国本社の意向と全く違う事を言っていた勇み足とも受けれます。 

とは言っても、世界的な企業にも関わらず、Google本社には国名を冠したExecutiveは2名しかいません。

前GoogleJapan社長(現会長)の村上憲郎氏と中国担当のDr. John Liuだけです。
ただ、Dr.John Liu氏は、中国本土と香港、台湾も所掌範囲ですから、台湾を別の国と見ると(制度も法律も違うのでビジネス上は別の国とみて良いかと)、本当に一つの国だけを見ているのは、日本だけでしょう。

日本は、古くはマクドナルドや日本IBM、新しくはYahoo!など、米国に本社がある企業でも独特のポジションを築いてきましたが、そういう時代ではなくなった、という事かも知れません。

そういった点からも、独自色を打ち出そうとしていた辻野氏の解任は、残念でなりません。

Avatar見ました

2010-04-06 23:48:02 | 日記
AvatarをJALの機内サービスで見ました。

JALは20分も、システム障害を起こしたので最後まで見れるかハラハラしましたが、着陸後、停止するまで放送しつづけてくれたので、何とか見終えることが出来ました。 良かった。

ところで、Avatar。期待しないで見たのが良かったかもしれませんが、非常に良かったです。 内容は、ライオンキングとポカホンタスを足して2で割って、大人係数(1.2位?)を掛けた、という感じてでしょうか?

公開前日まで編集作業をしていたというJames Cameron監督のCGばかりが話題になっていますが、ストーリーもあって、なかなか良かったですよ。お時間のある人は見てみたら如何でしょうか?
(と言っても比較は、名前も忘れてしまいましたが、エイリアンが攻めてきて、アメリカの大統領が攻撃を決断する、そして自衛隊も含む世界中の軍隊がエイリアンに攻撃を開始する、という途方もない、昔の映画が比較していますが。。 余にもこの映画はつまらなくて、非常に記憶に残っていて、CG映画は、全てこれとの比較になるので、採点的には、少し甘いかも。)

Walt Disneyの「UP」、これは面白いですよ。 Where the wild things areは、オバマ大統領も、子供に読み聞かせをした、という絵本が元ネタですが、最初の40分位いがつまらなくて、評価できません。 最後まで見たら面白かったのかもしれません。

最近、映画見てますね~。











iPADと孫正義

2010-04-04 23:04:43 | 日記
アメリカでiPADが発売になりました。 アメリカ人でも、iPADに期待している人は、iPhoneに比較すると多くないようですが、技術的にLaptop PCと携帯の中間に位置する市場があるのかを知る為にも、どれだけ売れるのか、楽しみです。

ところで、このiPadの日本での販売権を巡って、ソフトバンクの孫社長が、Apple社に乗り込んで、得意の英語を使って交渉している、という報道が数日前にありました。 (もう決まったのでしょうか?)

しかし、孫正義という人は、希有なビジネスマンではありますが、この人が何か新しい技術を作って世の中に、又は日本の産業界に貢献した、という事がないと思いませんか?

古くは国産OSの芽を育てる一大プロジェクトである”Tronプロジェクト”を当時の経産省や財界の重鎮達を懐柔して潰し、ADSLの規格も、米国方式を無理やり日本に入れて、米国の技術を日本に導入し、日本の技術を摘むことには大変貢献しました。(彼の主張は、当時の貿易黒字を減らす、日本の一人勝ちの状況を改めないと日本は孤立してしまう、という時代の風潮に、大きく支持されました。 だから、彼だけの責任ではありませんが。)

さて、今回、ソフトバンクという巨大企業の社長になった孫氏が、iPhoneの2匹目のドジョウを狙って、単純に米国発のiPadを、日本で販売する事だけに専念するなら、非常に残念なことです。

NHKで放送していた日本の携帯が伸びなかった理由

2010-04-02 22:21:40 | 日記

さて、NHKで丁度、日本の携帯が、米国発のSmart Phoneに押されて影が薄くなっている理由を分析していましたね。 コメンテーターは、夏野剛氏とか、テリ―伊藤氏、中谷巌氏など。
結局、「技術はあるけど、世界に向けたマーケティングが日本人は下手だ。もっと世界に向けたマーケティングをしないと駄目。開発も世界を視野に入れて開発しないと駄目」という結論でした。
この種の結論になると、私はいつもがっかりします。

理由はそんな事ではないと考えるからです。

番組では、日本の今ある携帯の技術で、出来ない技術はない、と言っていましたが、それは携帯に限った話ではありません。他のITサービスでも同じ事は起こっています。

例えば、YouTubeよりは、ニコニコ動画の方が機能的にも面白いものがあるし、FaceBookよりMixiの方が、機能的に優れているところも沢山あります。CookPadのような面白いサイトは米国にはありません。

でも、何故、これらの優れた日本のSNSやITサービスが世界的にブレークしないのか、という点を考えないといけません。

そもそも、Googleにしもて、Twitterにしても、iPodにしても、最初から世界を視野に入れた、開発、マーケティングなんてしていないのです。 どれも「自分があったら良いと思うものを作った」極めて身近な感覚から開発しただけなのです。 この点は日本の開発と全く違わないのです。

ところが、米国、得にシリコンバレーには、色々な国から技術者が来ていて、彼らが、面白いなと思えば自国に広めてくれるのです。 又、シリコンバレーで仕事をした人がそれぞれの国に帰って、その国のIT業界で主要なポジションについていたりするので、広がる土壌が非常に広がっているのです。

そしてなにより重要なのは、ITには国境がないので、いちいちその国向けに開発しなくても、英語なので、それなりに沢山の人が見て、直ぐに使い始められるのです。

Twitterなどは、立ち上げ当初より、中東の国の人々が直ぐに使い出し、政府の抑圧に苦しむ活動家の重要なツールとなって、政治的に重要な意味をもった事は非常に有名です。 でも、彼らが、そんな中東の国の人が使うだろう、と思って開発した訳でもありませんし、マーケティングなんてしたハズもありません。中東向けに、文字を替えた訳でもありません。でも、立ち上げて直ぐにユーザがついたのです。

一方、日本のサイトは、日本語で書いているので、外国の人がみても、さっぱり分かりません。

米国で英語で開発したものは、自らマーケティングに莫大なお金をかけて努力をしなくても、自然に広まっていく土壌があるのです。

国境がなくなったITサービスの世界では、この差は、非常に大きいと思います。 この差がある限り、日本の個別企業が努力しても、競争するのは非常にハードルが高いと思います。

米国では、数人の会社が作ったサービスが、たちまち世界中に広まるのに、日本企業は、いちいち、莫大なマーケティング費用をかけて世界での知名度を得て、彼らがわかるように、言葉を書き換えなくてはいけないのですから、勝負になりません。

政府が一体となって、技術者を世界から集めるとか、日本語の国際化を推進する、などをしないと、いくら個別の企業が頑張っても、ITの世界をリードしていくのは、非常に難しいと思います。 この点に力をいれて、