風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

祥 風

2013-07-23 21:34:36 | 縞 物

 祥風です。
 中々上柄に恵まれにくい品種かな。子もそうやすやすと増えるものでもないようです。できれば3~5本立ちの株に
仕上げたいのですが、先にも書いたように増えにくいうえに上柄にも恵まれにくいところへ、気に入らないものはついつい
外してしまうので未だに気に入った一本が素立ちのまんまという状態

 とはいっても、種木として手元に残したこの一本、おかげさまであまり柄が暴れることもなくまずまずの地味目最上を保って
くれています。

 こちらは言うことなしの柄行きかな。やや後冴えなので天葉ももう少し柄が浮いてくると思います。

 こちらは写真技術が乏しい結果で、実物は細い縞が幾重にも通っています。

 待望の子が一芽現れました。無地ではなさそうですがまだまだ泣き笑いを語るには早いですね。本種の柄の継続性ですが、
これまでの結果からすると派手柄が出たことはなく、どちらかといえば地味目の上柄か、それに輪をかけた地味柄しか出して
いません。で、そのような地味柄を長年作っていますが無地に向かう傾向にあるようで、貴重種とはいえそんな株を嫁入りさす
こともできずまた、処分する勇気もなく仕方なく作っている始末。そんな性格の品種ですから手元に置くなら少し派手目が
いいかもしれませんね。少しですよ。

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石垣城跡採取の白縞

2013-07-14 06:26:12 | 縞 物

 6月20日撮影投稿時には気づかなかったんですがこの前の水やりでうれしい発見が

 前回からほんの少し伸びた右側の子の天葉にあらわれました

 縞がくっきり通っています。
 
 しかも、なななんと両側に

 約12年前になりますが、山野草店に持ち込まれた山採り風蘭の仕分け中に2枚の葉に細い白縞が入った一本を発見したのが
始まりでした。その時の親は途中無地になってしまいましたが子の一本にそこそこの柄が入っており将来を楽しみに作っていたものです。
ところがこの子もある時あれよあれよという間に枯死。残ったほかの子はすべて無地。数日はショックを引きずったものです。その後
は残った無地の株を植替え時以外は全く手に取ることもなくほぼほうりっ放し、そのため、そんな無地のものまで枯らす始末でし
た。ところが2010年頃だったと思いますがそんな扱いをされながらも残ったけな気な子がいい働きをしてくれ、再度奇跡的に縞の入った
子が復活、今に至っています。で、今年の無地子の天葉への縞出現となり、うまくいけば苦節12年でようやく縞斑のものが2本となり
そうです。あとは早く株分けして、保険というわけではありませんが二鉢にしておきたいですね。

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青軸幽玄

2013-07-13 07:47:43 | その他葉芸

 先輩宅のヘゴ付山採り風蘭から出た青軸の羅紗葉種です。しかも気づいたのは本人ではなく知人だったとか。

 葉姿など非常に行儀が悪く、ここ数年は上に行けばいくほど葉がつまりこのまま芯どまりを起こすんじゃないかと心配しました。また、
下の写真にあるように、子は子でこれも中々の曲者。葉が揃いません。しかし逆に揃ってしまうと銘品の孔雀丸となってしまいますので、
これはこれで本種の特徴としておいた方がいいのかな

 ところで、今年伸びだしの天葉。葉幅がないものの一応葉をよく伸ばしてくれているので今後の回復が期待できるかも

 とにかく非常にややこしい形状になってしまいました。親木など葉がつまりに詰まってしまい、こんな形状で果たして今後子が
付いてくれるんでしょうかね




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産地不詳品

2013-07-12 18:37:37 | 縞 物

 去年は棚変わりまたは、施肥を抑えた作が影響したのか上2枚の葉が均一に伸びず、全体的に姿が乱れてしまい
ました。重ねて、冬越しの失敗から正面に付いた覆輪柄の子(何故かいまだに覆輪しか産んでくれない変わった性分
の木です)3本の下葉がこぞって枯れ落ちるという不始末もしでかしてしまい、更に見苦しい姿に。しかし、よくぞ
この状態で留まってくれたもので、一時はハラハラドキドキの毎日。特に右側の少子なんかはこのまま枯れて
しまうのかと
 枯れ落ちる前に成長期を迎えたので一応は全員無事という結末に落ち着いたのですが、あと半月成長期を迎える
るのが遅れていればおそらく取り返しのつかない悲惨な結果になっていただろうと思います。

 平成25年7月8日撮影の今の姿です。





 この右下の子が最もやばかったですね。いまも葉が2枚しか残ってませんが頑張ってくれています。休眠期までには3枚にはなってくれるでしょう。





 覆輪の子が出るのは非常にうれしいのですが、せめて一本くらいは縞柄がほしいですね。・・・・・・と、そんなことより次の休眠期対策を
講じるのが先ですね。前年同様でいくかそれとも完全休眠かう~ん悩みどころです

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紅天狗

2013-07-11 19:07:29 | 花 物

 赤花では、その発色の濃さにおいて屈指の紅天狗です。以前作っていた元親の株立ちと比べると姿、形が若干いまいちかな。葉幅
もいまいち、草体の大きさもいまいち、そのため全体のボリュームも勿論いまいちです。

平成25年7月9日撮影

 種木としての元株が、あまり成長しきらないうちに子がじゃんじゃん付いたためなのか、どうも線が細いような感じです。ま、じっくり
作を続ければいずれは本来のボリュームに届くでしょうけど、私の作だとあと4・5年はかかるかもしれません

 花の色つきは全体的に染まってはいるようですが、いかんせん雑誌などに掲載されているものなどには到底及んでいませんね。
これは自分的な憶測ですが、赤花の発色は日照量と大きく関係すると聞いています。もしその通りなら、我が家のような自然栽培
の場合、冬季は家の中に取り込むのでその間約4か月は日を採ることなく全くの日陰暮らしとなります。僅か4か月、されど4か月。で、
春の棚出しから開花までは僅か3か月ほどしかありません。少しは発色に影響しているんですかね。そのうち、通年日を採るものを
作って比較しようかと思います。

 花軸ですが、他府県産出のものは花そのものよりも軸の色濃い品種が多いようです。一方、紀州産のものはというと
花の発色の割には軸の色は御覧の通り青味を帯び、独特の特徴のあらわれのように言われています。羅紗紅龍
の花軸などもそうで、その典型種といえるかな。ただし、羅紗紅龍の場合は紅天狗程に発色はよくありませんけどね。




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