サブタイトルが“戯言遣いの弟子”というだけあって、
いーちゃんの本領発揮です(笑)。今回初めて、“たわごと”ではなく、
“ざれごと”であることをとても強く意識しました。
いや、最初っから“ざれごと”だとは分かってたんですけどね(^^;)。
なんと言いましょうか、やっとこのモノガタリの片鱗が見えてきたな、と。
まあ、私的に、ということなのですが。
「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」
人類最強の請負人・哀川潤から舞い込んだ依頼のために、「ぼく」こと
“戯言遣い”いーちゃんは、“クビツリハイスクール”に潜入した…。
以前も少し触れましたが、西尾維新は日本語が面白い。
北村薫はとても“美しい日本語”を使う方ですけれども、
西尾維新は、北村薫とは違った美しさを日本語に秘めてます。
強いて言うなら“本格”的な(本格ちっく)な日本語、でしょうか。
ミステリ的にいうと、ロジックの美しい日本語、となりますか。
本作はシリーズの3作目にあたるのですが、今回、
青い彼女は出てきません。代わりに、赤いあの人が暴れます。
そんな中をいーちゃんは戯言を駆使して泳いでいくわけです、
半分溺れながら。何に溺れているかというと、たぶん、自分に。
そして今回は、いーちゃんに弟子ができてしまうのですね。
もちろん、いーちゃん本人の許可はなし。その辺の駆け引きが
たまりませんでした。シリーズ中いちばん薄い作品ですが、
私は前作よりも楽しめた気がします(^-^)。
「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」西尾維新(講談社ノベルス)
いーちゃんの本領発揮です(笑)。今回初めて、“たわごと”ではなく、
“ざれごと”であることをとても強く意識しました。
いや、最初っから“ざれごと”だとは分かってたんですけどね(^^;)。
なんと言いましょうか、やっとこのモノガタリの片鱗が見えてきたな、と。
まあ、私的に、ということなのですが。
「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」
人類最強の請負人・哀川潤から舞い込んだ依頼のために、「ぼく」こと
“戯言遣い”いーちゃんは、“クビツリハイスクール”に潜入した…。
以前も少し触れましたが、西尾維新は日本語が面白い。
北村薫はとても“美しい日本語”を使う方ですけれども、
西尾維新は、北村薫とは違った美しさを日本語に秘めてます。
強いて言うなら“本格”的な(本格ちっく)な日本語、でしょうか。
ミステリ的にいうと、ロジックの美しい日本語、となりますか。
本作はシリーズの3作目にあたるのですが、今回、
青い彼女は出てきません。代わりに、赤いあの人が暴れます。
そんな中をいーちゃんは戯言を駆使して泳いでいくわけです、
半分溺れながら。何に溺れているかというと、たぶん、自分に。
そして今回は、いーちゃんに弟子ができてしまうのですね。
もちろん、いーちゃん本人の許可はなし。その辺の駆け引きが
たまりませんでした。シリーズ中いちばん薄い作品ですが、
私は前作よりも楽しめた気がします(^-^)。
「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」西尾維新(講談社ノベルス)