1969年
「あいつは傑作な男だよ」とナインの間でいま話題になっているのが入団の席上「自衛隊魂を発揮して・・・」とド肝を抜いた新人山口投手(自衛隊西部)。その言動がふるっている。先日、ユニホームの寸法どりの際「僕はけけっこうです」と頑強に拒否して首脳陣を困らせたが、その理由がおもしろい。「自衛隊ではそんなことやりません。からだのほうを衣服に合わせることになっていますから・・」すべてがこんな調子。あいさつのときケイレイしてナインをびっくりさせたばかりか、朝起きには弱いナインを尻目に、毎朝六時にしゃんと起床。「自衛隊は規律がやかましい。脱いだクツがそろって置いてなかったり、ふとんにシワが寄ってたりしたら上官にポイと捨てられてしまう。こうした生活を丸一年やってきたので、それがなかなか抜けんです」その口調には、いかにも合宿生活が甘ったるいといった響きが感じられる。この山口が今度の日南キャンプにとんでもない提案を首脳陣に持ち込んだ。トランペットを吹かせたらくろうとはだしといわれるその特技を利用し「キャンプでは進軍ラッパで起床させたら・・」というもの。こうした山口の言動を笑っていた首脳陣も、最近では「プロなんだからそれぐらいのきびしさがあっていい」と「山口提案」にかなりかたむいている。
「あいつは傑作な男だよ」とナインの間でいま話題になっているのが入団の席上「自衛隊魂を発揮して・・・」とド肝を抜いた新人山口投手(自衛隊西部)。その言動がふるっている。先日、ユニホームの寸法どりの際「僕はけけっこうです」と頑強に拒否して首脳陣を困らせたが、その理由がおもしろい。「自衛隊ではそんなことやりません。からだのほうを衣服に合わせることになっていますから・・」すべてがこんな調子。あいさつのときケイレイしてナインをびっくりさせたばかりか、朝起きには弱いナインを尻目に、毎朝六時にしゃんと起床。「自衛隊は規律がやかましい。脱いだクツがそろって置いてなかったり、ふとんにシワが寄ってたりしたら上官にポイと捨てられてしまう。こうした生活を丸一年やってきたので、それがなかなか抜けんです」その口調には、いかにも合宿生活が甘ったるいといった響きが感じられる。この山口が今度の日南キャンプにとんでもない提案を首脳陣に持ち込んだ。トランペットを吹かせたらくろうとはだしといわれるその特技を利用し「キャンプでは進軍ラッパで起床させたら・・」というもの。こうした山口の言動を笑っていた首脳陣も、最近では「プロなんだからそれぐらいのきびしさがあっていい」と「山口提案」にかなりかたむいている。
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