1963年
広島の天本(あまもと)内野手はチームきっての人気男。いつの試合でも必ず話題になる選手。第一、プロ野球の選手とは思えぬぐらいかわいらしい。身長は1㍍70、巨漢ぞろいの新人のなかでは中学生と間違えるぐらい背が低く、ベビー・フェイス。マスコット的存在としてかわいがられている。第二に天本はチビ特有の器用さを持ち合わせている。遊撃も二塁でも守備だけなら一人前打撃もバットを短く持ってコツコツと当ててくる。久野スカウトが福岡電波高から天本を引っ張ってきたのもこのセンスを見抜いたからだ。春のキャンプでレギュラーは呉、新人は広島と二組に分かれたとき、呉の一軍キャンプに参加した新人は天本一人だった。米山コーチは、「こずるい野球をするね。体が大きければ申し分ないが、センスがいいからあるていどまでレギュラーにも食い込むことができよう」と語っていた。
広島の天本(あまもと)内野手はチームきっての人気男。いつの試合でも必ず話題になる選手。第一、プロ野球の選手とは思えぬぐらいかわいらしい。身長は1㍍70、巨漢ぞろいの新人のなかでは中学生と間違えるぐらい背が低く、ベビー・フェイス。マスコット的存在としてかわいがられている。第二に天本はチビ特有の器用さを持ち合わせている。遊撃も二塁でも守備だけなら一人前打撃もバットを短く持ってコツコツと当ててくる。久野スカウトが福岡電波高から天本を引っ張ってきたのもこのセンスを見抜いたからだ。春のキャンプでレギュラーは呉、新人は広島と二組に分かれたとき、呉の一軍キャンプに参加した新人は天本一人だった。米山コーチは、「こずるい野球をするね。体が大きければ申し分ないが、センスがいいからあるていどまでレギュラーにも食い込むことができよう」と語っていた。
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