作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

出版記念講演のお知らせ

2016-12-01 | お知らせ
 「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」(すばる舎)は、2016年12月14日より発売予定です。

 この本の出版を記念して、言葉の森の代表中根克明(森川林)が、12月7日(水)11時より、横浜港南台バーズ1階のドゥファッションプラザで講演をいたします。

 もちろん、無料です。

 お近くの方も、そうでない方もぜひぜひ講演を聴きにいらしてください。

 小冊子のプレゼントもあります!

(港南台は、横浜より根岸線で23分、大船より7分です。)

 本の内容については、こちらに書かれています。

 12月に発売する本の内容

 ただいま、予約受付中です。

「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」(すばる舎)

2016-11-16 | お知らせ
 言葉の森の代表中根克明(森川林)が、12月に本を出します。

 「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」(すばる舎)

 読書、勉強、遊びなど、小学生の保護者の方以外にも参考になる独自の教育論が載っています。

 11月中にamazonで予約された方には、言葉の森の小冊子PDF、会員限定のyoutube動画をプレゼントいたしますので、ぜひぜひご予約ください。

 予約フォームはこちらです。

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 本の内容については、こちらに書かれています。

 12月に発売する本の内容

作文指導で大切なこと

2016-10-17 | 作文
 作文を教えるときに大切なことはいろいろありますが、基本は、ほめる指導をして書くことに自信をつけてもらうということです。

 小学校低学年のときに書いた作文を注意されたことがきっかけで作文嫌いになってしまったという生徒は少なくありません。

 模範解答があるわけではないので生徒にとっては、先生の評価が絶対的なものになります。まずは、一生懸命書いたことを認めてあげてください。

 子供の作文には、注意したくなるところがたくさんあるのが普通です。でも、そこには目をつぶってよく書けているところをたっぷりほめてください。

 ほめるためには、ほめる材料が必要です。その材料を作るために事前指導があります。作文を書く前に作文のポイントを説明しておくのです。

 そして、そのポイントができていたら大いにほめてあげるというわけです。

 言葉の森では、事前指導として項目指導を行っています。あらかじめ、作文に入れる項目を指示しておいて出来上がった作文にその項目が入っていたらそこを重点的にほめてあげます。

 そうすると、ほめられる側もどこをほめられているのかが分かりやすく自信を持つことができます。

 ほめることが大切な作文指導ですが、表記ミスなど、明らかな間違いは訂正する必要があります。ただ、表記ミスは、読む量が増えれば自然に直っていくので目くじら立てて注意する必要はありません。

 基本は、「ほめるときは大袈裟に注意するときはさりげなく」です。

 その場だけで直そうとすると注意にも力が入ってしまいますが、長い目で見ればちょっとした表記ミスなどたいしたことはありません。

 大人になっても「わ」と「は」、「お」と「を」の使い分けがわからないなどという人はいないのですから。ちょっとしたミスを注意したために作文嫌いになってしまったら元も子もありません。

 作文は、メンタルな要素が大きい勉強であることを忘れずに指導することが大事です。

 楽しく読書をして楽しく作文を書く。これが作文上達の近道なのです。


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「書くこと」と「書くことを教えること」

2016-10-07 | 作文
 「書くこと」と「書くことを教えること」は違います。

 もちろん、「書くこと」が好きな方は、作文講師に向いていると思います。

 では、日常的に文章を書いていない方が作文を教えられないかというと決してそんなことはありません。

 言葉の森の指導法にそって教えていけば生徒が無理なく学べることは当然ですが、先生も無理なく指導していくことができるのです。

 生徒と一緒に学ぶつもりで授業を進めていくことができます。

 大人であっても最初から完璧な文章を書ける人はいません。生徒とともに、一つずつ学んでいけばよいのです。

 教えるということは、自分も一緒に成長するということなのかもしれません。

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口下手でも平気

2016-09-24 | 小論文

 言葉の森の中学1年生の課題に、言葉に頼らず、同じものを見て心を通わせ合う日本的なコミュニケーションがなぜ良いのかを考える課題があります。

 ヒントには、「年や性別にかかわらず、同じものを見て、同じことを理解し合えるから」、「やさしい気持ちが生まれるから」と書かれています。ほとんどの生徒がその理由を真似し、実例は自分の体験から探して書いているのですが、「恥ずかしかったり、口下手だったりしても思いが伝わるから」と、ヒントには挙がっていない理由を書いた生徒がいました。

 「自分はまだ経験がないが、好きな女の子に告白するときに日本的なコミュニケーションを使えば恥ずかしくないので、できればそうしたい」とのこと。

 シャイな女の子も少なくありませんし、おしゃべりな男の子も多いので一概には言えませんが、ふと、これは、男の子だからこそ思いついた理由ではないかなと思いました(笑)。

 言葉に頼らない日本的なコミュニケーション、普段、意識することはほとんどありませんが、改めて考えてみるとなかなかいいものですね。


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作文が苦手な生徒の指導法

2016-09-09 | 作文
 学年に関係なく、作文が苦手で全く書き出せない生徒がいます。無理に書かせようとすると、生徒も先生もストレスが溜まります。でも、話を聞きながら先生が作文を書き、それを見本として写してもらうようにすると生徒は安心して取り組むことができます。話をするのが苦手な生徒でも、一問一答形式なら答えてくれます。

 読む量を確保しつつ、見本を見ながら書くということを続けていれば必ず自力で書けるようになります。それまでは、あせらず、気長に明るい雰囲気でやっていくことが大事だと思います。

 作文の苦手な子には、まずやって見せてあげる――すべての勉強には見本が必要



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言葉の森のfacebookグループ

2016-09-06 | お知らせ
 言葉の森は、facebookでたくさんのグループを運営しています。暗唱、遊び、家庭学習、受験小論文、読書など、いろいろなテーマのグループがあります。

 グループ内では、気軽に質問をしたり、相談をしたりできますし、有益な情報を得ることもできます。

 興味のあるグループが見つかったら、ぜひご参加ください。

 テーマ別のFacebookグループの紹介
 

お国柄が出る作文

2016-05-11 | 作文
 小学校1年生の男の子の作文です。

 「シーミーにいって、うーとーとーをしました。」

 「シーミー」って? 「うーとーとー」って? 疑問は募るばかり……。

 ネットで調べてみると、「シーミー」とは、沖縄の伝統行事「清明祭」のこととわかりました。親戚や家族が集まって、お墓参りをし、ご先祖様のお墓の前で、ご馳走を食べて楽しく過ごすそうです。

 そして、「ウートートー」とは、手を合わせて拝むことだそうです。うとうととうたたねをすることではなかったのですね(笑)。

 この男の子、シーミーでは、さとうてんぷらを食べたそうです。

 「さとうてんぷら?」と思って、これも調べてみると、「サーターアンダギィ」のことだとか。これなら分かります。

 こんなふうにご当地ならではの言葉が使われている作文を読むのも楽しいものです。

 なんだか沖縄に行きたくなってきました。


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オンエア作文の体験学習募集中

2016-03-18 | お知らせ
 言葉の森からのお知らせです。
 自宅にいても、通学生と同じように先生や仲間と一緒に作文を書くことができます。
 
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 言葉の森では、現在寺子屋オンエアという名称で、ハングアウトのウェブ会議の機能を使った家庭学習の指導を行っています。

 この寺子屋オンエアを同じやり方で作文も書きたいという声がこれまでに何度かありましたので、担当の先生との時間が合えば、オンエア作文も始められるようにしました。
 追加料金などはかかりません。
 ただし、振替や代講の場合は、通常の電話指導になる場合もあります。

 やり方は、電話指導の10分前からハングアウトに入れるようにしますので、ウェブカメラのついたパソコンで指定されたリンクからハングアウトに入ってください。
 時間になると、先生から電話又はskype電話がありますから、その説明を聞いて作文を書いていきます(通常の電話指導と同じです)。
 作文を書いている間は、そのままハングアウトに入っていますが、途中の退出、再入室などは自由です。

 ハングアウトの1人あたりの接続時間は1時間ですので、1時間以上かかる場合は、いったん退出してそのまま自宅で続きの作文を書いてください。
 途中での質問や相談は、通常の電話指導と同じように事務局に電話をして聞いてください。

 通信での学習は孤独になりがちですが、ハングアウトで他の生徒の勉強している様子を見ながら勉強できると励みになると思います。

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初めての作文

2016-03-03 | 作文
 体験学習中の小学校2年生の女の子から、初めての作文が届きました。電話では、はきはきと答えてくれていたので心配はしていなかったのですが、想像以上にがんばって書いてくれました。なんと、届いた作文は82円切手では足りない重さでした。

  

 「名前数字」「会話」「たとえ」「思ったこと」も全部入っています。まだ指導していない「声、顔、動作の様子」「長い会話」「いろいろな言った」なども自然にできています。そして、字数は1600字。すばらしすぎます。

 こんなふうにすらすらと長い作文を書ける生徒だからこそ、注意しなければならないことがあります。

 一つ目は、よくできたところをたっぷりほめ、表記ミスは軽く触れる程度にすることです。低学年では、当然のことながら、長い作文を書くほど表記ミスが増える傾向があります。そのミスを一つ一つ注意していては、生徒はいやになってしまいます。また、表記ミスは、学年が上がり、読む量が増えれば必ず直るものなので、重箱の隅をつつくようなことをする必要はないのです。そうすることによって、生徒がやる気を失ってしまっては元も子もありません。

 二つ目は、次回も同じレベルの作文を要求しないということです。字数にしても、内容にしても、気合の入った最初の作文と同じレベルを要求するのはかわいそうです。二作目以降、字数が減ったり、指導項目が全部入らなかったりしても、一つ一つの作文をそれぞれほめてあげることが大切です。作文は長い勉強なので、毎回毎回全力投球していたのでは疲れてしまいます。

 作文は、精神面の影響が大きい勉強です。周囲の大人は、子供がいつも気分よく作文を書けるように見守ってあげる必要があると思います。


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合格おめでとう!

2016-02-10 | コラム
 日曜個別作文教室では、3人の生徒が中学受験に挑戦していましたが、3人とも志望校に合格することができました。

 受験は、目的ではなく、通過点に過ぎません。でも、合格の知らせを受け取るのは本当にうれしいものです。

 3人とも最後の最後までよくがんばった結果だと思います。おめでとう!

 合格した人がいるということは、当然ながら不合格だった人もいるということ。

 以下、数年前のこの時期に書いた記事を再掲します。

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 先ほど、合格情報をアップしましたが、当然のことながら、合格者がいるということは、不合格だった人もいるということです。長い人生、たった一度の試験ですべてが決まってしまうわけではありません。合格した人にとっても、合格しなかった人にとっても、その結果を今後に生かしていかれるかどうかが、本当の意味での分かれ道になるような気がします。

 私は、これまでの受験経験の中で、何度か不合格の辛さを味わっているので、不合格だったときの気持ちは痛いほどわかります。そのときは、目の前につきつけられた結果だけで頭の中がいっぱいになってしまい、すぐに一歩を踏み出す気持ちにはなれないものです。でも、まだまだ先は長いのです。自分の人生が、たった一度の試験に振り回されてしまうことなど、絶対にありません。すべては自分次第です。言うまでもないことですが、試験の合否によって、自分らしい人生を歩んでいくことができなくなってしまうなどということはないのです。

 合格した人は、その合格を十分に生かせるように、不合格だった人は、その結果を大きなバネにできるように、これから前向きにがんばっていかれるかどうかが本当の試験の結果と言えるでしょう。

 失敗のない人生はありません。でも、失敗が失敗のままで終わる人生もありません。一見マイナスに見える経験こそが人を育ててくれるのだと思います。

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日曜個別作文教室 通信コース

2016-02-08 | お知らせ
 日曜個別作文教室では、3月より、Skypeによる通信コースを開始いたします。

 すでにご予約いただいている生徒さんから優先的にご案内させていただく予定です。

 詳細は、2月中旬にホームページに掲載し、こちらのブログでも紹介いたします。

 ご希望の方は、ホームページから、または、メール( juliarose814★ybb.ne.jp ★は@に変えてください。)でお申込みください。

 日曜個別作文教室

 よろしくお願いいたします。

言葉の森 寺子屋オンエアの成果

2016-02-01 | お知らせ
 言葉の森では、グーグルハングアウトを使った「寺子屋オンエア」という自学自習システムを導入しています。
 以下、「寺子屋オンエア」の簡単な説明です。

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 江戸時代の日本の各地で広がっていた寺子屋は、自学自習のシステムでした。
 共通の場で勉強するので、自然に勉強する雰囲気ができますが、先生は一斉指導で教えるわけではありません。
 勉強の方向性はありますが、何を勉強するかは生徒一人ひとりに対応して、先生がアドバイスする形でした。

 寺子屋オンエア(以下寺オン)は、この寺子屋方式の自学自習を家庭にいながらにして、先生のコントロールのもとで、インターネットを利用して自由な時間できるようにしたものです。
 寺オンを始めるようになった生徒の中に、すぐに驚くような成果が現れることがあります。
 ひとつには、家庭で勉強をしたり読書をしたりする習慣がほとんどなかった子が、毎日勉強や読書をするようになることです。
 またもうひとつには、既に家庭学習の習慣のあった子は、それまでひとりで又は親子で勉強していたときに比べて、より集中度の高い勉強をするようになることです。
 しかも、寺オンの勉強法は、よくありがちな家庭学習の次々と新しいプリントをやる形ではなく、1冊を徹底反復する形ですから、確実に実力がつくのです。

 例えば、中学生のある生徒は、小学6年生から寺オンを始め、塾には行かずに家庭だけで勉強しています。中学生になってからの成績は全教科ほとんど5を維持しています。
 小学3年生のある生徒は、それまで家庭で勉強したり読書をしたりする習慣がほとんどありませんでした。しかし、寺オンを始めるようになってからすぐに、毎日の勉強と読書の習慣がつくようになっています。
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 塾に行っても、家庭で何も勉強しなかったら成績は上がりません。逆に、家庭でしっかり勉強していれば塾に行く必要は、ほとんどないと言えるでしょう。ただ、家庭学習を軌道に乗せる工夫は必要です。寺オンなら、毎日の勉強の習慣が無理なくつきます。家庭にいながら、図書館のような雰囲気の中で勉強することができるからです。

 「寺子屋オンエア」の受講案内を希望される場合は、下のリンクのひとこと欄に「寺オン希望」と入れてお申し込みください。作文の受講案内と一緒に寺オンの受講案内もお送りいたします。

 言葉の森受講案内

教育相談受付中です。

2016-01-22 | お知らせ
 日曜個別作文教室の小中高校生向け講座は、ただ今、満員となっており、受講ご希望の方にはご迷惑をおかけしておりますが、このたび、Skypeによる教育相談を始めました。お子様の現状に合わせて、作文、読解などの勉強の仕方をアドバイスいたします。遠方で通学するのが難しい方にも家庭学習の参考にしていただけると思います。

 教育相談をご希望の方は、ホームページよりお申込みください。

 日曜個別作文教室

昔話の大切さ

2016-01-18 | 作文
 言葉の森では、中学2年生で「複数の意見と総合化」の勉強をします。対象的な二つの意見を挙げ、最後にそれらの上を行く意見で総合化するというものです。さらに、そこに昔話実例を入れます。

 中には、昔話自体をあまり知らない中学生もいるのですが、ほとんどの生徒は、「桃太郎」「一寸法師」「かぐや姫」などの昔話をうまく使って説得力のある実例に仕上げています。

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 物が豊かすぎると、地球環境に悪影響を及ぼす危険もある。今、地球温暖化が進んでしまっている。昔話のおむすびころりんの悪いおじいさんは、良いおじいさんのように宝物をほしがった。しかし、物欲のあまり、ネズミをネコの真似をして驚かせ、土の中でモグラになってしまった。今の地球に住む人間も同じである。生活を快適に過ごそうとするあまり、限りある資源を大量に使って、二酸化炭素を放出したり、無駄に電気を消費したりするなど、地球に悪影響を及ぼしてしまっている。

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 これは、ドキッとさせられる昔話実例です。幼いころに繰り返し読んでもらった昔話が、中学生になってからもこんなふうに役立っているのです。昔話のような単純な物語は、子供の心に印象深くに刻まれます。日本人は、昔話から善悪の判断を学んだり、思いやりの心を育んだりしてきたのだと思います。

 お母さん、お父さんは、お子さんにたっぷり昔話を読んであげてほしいと思います。


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