ふ朝、テレ朝の「グッドモーニング」を観ていたら、「伝説の回」「神回」と呼ばれている第9シリーズの第19話の放送が9/14の早朝に決まったと紹介していた。
9シリーズの再放送は2015年8月19日から月~金の4時からの「おはよう!時代劇」枠でされているようで、隕石が落ちるという、ハリウッドもびっくりなテーマを時代劇でやってしまったも言うことで、話題になった回らしい。
知らなかった。
タイトルは「江戸壊滅の危機!彗星激突の恐怖」で、1999年に放送されたようだ。
1999年はノストラダムスの予言が流行っていた頃だから、こんなテーマにしたのだろうか?
本当に時代劇としては斬新すぎる。
もちろん、時代劇好きとしてはもちろんビデオにとってチェック。
15年も前の番組なだけに松平健も物凄く若いし、CGも今ほどではないので、手作り感満載だが、味があっていい。
内容としては、箒星が江戸にぶつかる可能性があり、吉宗が笹野高史さん演じる実在した天文学者、西川如見を呼び寄せ観測を続けさせ、見事、落下点を当てて、村人を避難させると言うお話し。
もちろん、その間には吉宗に敵対する輩と盗賊が、箒き星が落ちる噂を流し、この蝋燭を灯すと避けられると蝋燭を江戸の町民に配る。
しかし、その蝋燭には火薬が仕込まれていて、火を灯すと爆発し、その爆発に乗じてお蔵破りをするという手筈。
しかし、見事、吉宗に輩たちは「成敗」
され、如見も、
「落ちる場所は日野宿の外れ大和田村、時限は今夜丑の下刻(午前3時ごろ)、被害は2里四方」
と、ギリギリではあったが落下地点を算出し、吉宗は江戸の町民を守れるのであった。
かなり無理のあるSF仕立てではあったが、面白かった。
しかも、当時、箒き星と言われていた隕石は「文化14年(1817年)11月22日の午前3時頃に日野新田を始めとする各所に隕石が落下した。」という文献もいくつか残っているようで、あながち嘘ではないようだ。
なにはともあれ、時代劇ファンの間で、「伝説の回」と呼ばれているのも分かる気のする、びっくりなテーマの回であった。
たまたま、観れたことに、感謝である。
出典
http://grapee.jp/86932
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