広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ110605 フジコヘミング

2011-07-22 23:59:43 | 食べ物




母がクラシックが好きだったせいか、小さい頃はよくクラシックのコンサートに連れて行かれた。当然、子守歌のごとく安眠に誘われた〓
そんなにぐっすり眠っていた割には、情操教育の成果というか、三つ子の魂百までもではないが、バレエなどは大人になってからもよく母と観にいっている。ただ、クラシックコンサートはなかなか聴きたいと思うアーティストがなくだいぶ遠ざかっていた。
昨今、遅咲きのピアニストのフジコヘミングのカンパネラが話題だ。カンパネラと言えば思い出すのは、水谷豊主演の赤シリーズだ。ピアノコンクール出場のため、このラカンパネラと英雄ポロネーズを練習するため、話の筋は忘れたが、曲だけは何故か覚えている。そして二曲とも好きな曲となり、そんなカンパネラを涙なしでは聴けないとまで賞されるフジコヘミングのカンパネラはどんなんだろう。
もうだいぶお年だし、ヘビースモーカだから、元気なうちに聴いとかなくてはと思い、母の誕生日プレゼントも兼ねて、本日、サントリーホールへ来たわけだ。
サントリーホールに入って思ったのは、3/11の地震の時、このシャンデリアはどの位揺れたのだろうか、考えるだけでも恐ろしい
席は上手の端で二人席だったので他人を気にすることは無かったが、上手なので手元は全く見えなかった。残念
ビリージョエルのライブみたいにピアノが回転するといいのになぁ~あれはファン心理をよく理解している素晴らしい仕掛けだ
フジコヘミングの演奏は非常に癖のある弾き方だった。
これは好みで別れるだろう。
締めは、カンパネラだが、賞賛されるだけありその旋律は切なく涙を誘う音だった。異国での苦労や耳の障害で受けた悲しみが音から伝わってくる。意外に驚いたのは、身体全身で弾いているため、ドスンドスンと音がする。体格が立派だからなのだろうか、他のピアニストからはあまり聞こえないような気がする…
せっかくの旋律がドスンという音に阻まれるのはもったいない。
カンパネラは本当にじぃ~んと来たけどそれ以外は癖がひどいので、まぁ、一回聴けばいいかなぁ…と。
次は辻井伸行君でも聴きに行ってみたいなぁ
コメント
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