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ふとニュースを見ていると、こんなのが出てました。
高齢者向け賃貸住宅、お年寄りほとんど住まず 検査院が改善求める
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091016/crm0910162057032-n1.htm
独立行政法人の住宅金融支援機構がマンションなどのオーナーに建設資金を貸し付ける際、実際は高齢者を対象に募集する意思がないのに、低利のバリアフリー賃貸住宅貸し付けを利用し、その後、ほとんど高齢者を住まわせていないケースが多いことが16日、会計検査院の調べで分かった。検査院は同日、住宅金融支援機構に対し、審査を徹底するよう改善を求めた。 会計検査院によると、バリアフリー賃貸住宅貸し付けの対象となる住宅は、高齢者の入居機会を確保するため、高齢者円滑入居賃貸住宅に登録し、都道府県や財団法人高齢者住宅財団のホームページに掲載されることになっている。 ところが機構が貸し付けた物件468件を検査院が調べたところ、450件が入居者募集までの間に登録がされていなかった。しかもホームページには募集開始時までに259件が「空き室なし」となっており、ホームページの存在が無意味になっていた。 また450件のうち103件で、検査院がオーナーから聴取したところ、48件が「登録前に空き室がなくなったので、登録の必要がないと思った」と答えた。 機構はこうした登録状況にもかかわらず、事態を確認せずに資金を交付していた。 さきの103件のうち、オーナーが想定する入居者はサラリーマンなど76件、新婚者22件、学生22件となっていて、高齢者を想定していたものはたった3件だった。検査院によると、「学生専用」の看板がかけられたマンションもあったという。 また103件のうち、高齢者が入居していたのは5件、1179戸中15戸しか高齢者が住んでいなかった。これは通常の民間マンションよりはるかに低い数値だった。 検査院は機構に高齢者向け優先期間を設けるなど、国の法律の趣旨に沿った貸し付けをするよう改善を求めた。 |
ずさんな貸し付け体制が悪いのか、
制度を悪用する大家さんが悪いのか、
いずれにしても今後は監視が厳しくなるでしょうね。