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南北朝(日本)時代と漫画家・車田正美先生の作品を瞑想する部屋。

【感想】『柳生暗殺帖』第17話(2)

2006年05月20日 21時40分13秒 | CMC 風魔の小次郎『柳生暗殺帖』

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・・・忘れた頃に届くのかあ。

『柳生暗殺帖』第17話-平行線の正義-(2)

オナゴだ!
暗器14手、数えるだけでもわきわきします。ええと、

  • 《多頭蛇鋼鞭・九龍(クーロン)》
  • 《湾曲の白銀(しろがね)》
  • 《幻惑の五香※01

※01:密教では、護摩等に用いる安息香、鶏舌(けいぜつ)香、栴檀(せんだん)、丁子香、沈水香を指します。

  • 《十六夜姫》

よくできたこのお人形のことを、是音や無名は知っているのでしょうか?
ちなみに、「十六夜」は「不知火月」ともいい、「猶予(いざよ)う」から出た、という説があります。
いつまでも去らぬ月は、「ためらう」「迷う」の意。
また、十六夜薔薇はイバラの一種で、花は紅色八重、一方に欠所があるので「いざよい」の名を得た、と。
由利先生、凝りすぎ?

そして、やっとお目見えした広目天(ビルバークシャ)の得物、《孤月・八重桜》。
右眼は暗視スコープにもなるのかな?
技を掛け切ったその瞬間に最大の隙が生じることを、よく心得ていらっしゃる。
美しき殺し屋(ヒットマン)の間合の内で、「一匹狼の刺客」(JC5巻)はちっとカッコ悪いことになっていますねえ。
あれが死んだフリでなければ。

聖地でのことといい、伊達総司にはなんとなく、
「己の敵は誰なのか」
という課題がつきまとっているような気がします。
火ノ守の護剣は《緋炎剣》。
鎺(はばき)を除いて、《紅蓮剣》にそっくりです。やっぱり卒塔婆です。
経験を積んでいても、ひょっとすると小次郎よりも力押しな総司。
傭兵なら制服の下に着籠(きごみ)でもして、飛び道具に備えてほしいものですが・・・このままでは、小次郎のアホ呼ばわりが定着してしまう。
そろそろ次の秘技が待たれます。
あああ、またヲシデを翻訳するのか。めんどくさ。

技といえば、小次郎の囮(デコイ)作戦が功を奏し、前線が空獄門からどこかへ移動しそう。
《地哭蟲(ヂナキムシ)》が“秘剣”というのは小次郎の冗談だと思いますが。
対超能力戦士(サイキック・ソルジャー)戦を修行したのは、4年よりも前でしょうか、竜魔が竜性になってからでしょうか。
その光景を想像すると、かなり楽しい。というか、笑える。
どうせ小次郎のことだから、傍から見るとまるで遊んでいるように見えたのに違いない。ははは。

なんにせよ、吹雪がスカートを穿いていたことは朗報です。
火獄門で今度は助っ人の借りを返しつつ、ついでに純白を拝むのか、うっちゃっておいて水獄門か地獄門か。
わきわき。

追記(2006/05/21):
総司の《緋炎剣》。あれ、鞘に収まっている間は剣身が実体化していないのかも・・・抜いたらめらめら、収めたら空っぽ。なんちゃって。


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