大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

課題文字「留守」ぽぽろキッズ学習室

2023年03月10日 | ぽぽろキッズ学習室

この日、☆さんが課題を聞いて
作ったのは、これです。

家の外に人が立っているところ。
課題は、「留守」でした。

この人は、ここに訪ねてきたけれど、
家の中から人が出てこないので
立ち止まっているところをイメージした粘土造形です。

〈るす〉の漢字、思いつく?
☆さん、
「(…考えている…)、〈るす〉って〈家〉っていう字入ってる?」

国語辞典で文字を確認した☆さんは、
「あー入ってないわ。守るっていう字が入ってるかあ、意外。」との反応でした。

SKCキッズカレッジ方式での指導では、
文字が浮かばないときは、教えることをせず、
辞書を見せて文字の形を確認しています。

機械的繰り返し練習はしていません。

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キッズ学習室の指導の中心的活動は、課題漢字の意味を絵のように視覚的にイメージして粘土で形にすることです。 教えられるイメージではなく、自分のイメージを形にします。
〈粘土造形(使用写真↑)には、☆さんから掲載の許可を得ています。〉
ーーーーーーーーーーーーーー
<ぽぽろキッズ学習室について>

読み書き障がいのお子さんが対象です。
基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
「大阪発達支援センターぽぽろ」は、大阪市鶴見区今津北にあります。
障害児の放課後や長期休業中の居場所づくりを目的とする放課後等デイサービス事業、療育支援を目的とする児童発達支援事業、の2事業を実施しています。

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育部門です。

 


申し込み受付中【自閉スペクトラム症オンデマンド講座のご案内】

2022年10月01日 | 講座のお知らせ

【自閉スペクトラム症オンデマンド講座のご案内】


今年度も全障研大阪支部・大阪発達支援センターぽぽろ共催で、
自閉スペクトラム症オンデマンド講座を開催いたします。

今回は、松島明日香先生(滋賀大学教育学部)をお迎えし、
「ライフステージを見通して自閉症児・者のゆたかな教育とくらしを考える」と題してお話いただきます。

YouTubeオンデマンド配信でのお届けですので、期間中はいつでもどこでも何度でも受講できます。
見逃しの心配はございません。

皆さま是非是非、ご参加ください。
周囲の方々にも、この講座のことをお声がけいただけると幸いです。

【記】
『ライフステージを見通して自閉症児・者のゆたかな教育とくらしを考える』
講師:松島 明日香氏 (滋賀大学教育学部准教授)
配信期間:2022年11月5日(土)~23日(金)
参加費:2,000円(全障研・ぽぽろ会員1500円)
〆切:2022年10月30日(日)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

申し込みはこちらから

↑ ↑ ↑ ↑ ↑


「オセロゲーム」その他の時間

2022年09月28日 | ぽぽろキッズ学習室

オセロゲームは、キッズ学習室に来ている☆くんが最近気に入っているボードゲームです。
学習室のプログラムの最後「その他」の時間にリクエストされます。

「暗黒の世界にするぞ」(☆くんが黒)といいながら、
オセロ盤を黒優勢にしていきます。
途中、スタッフが反撃するも☆くんの勝利となりました。
勝敗は、オセロのコマ(石)を積んで数えます。

「先生が、下手で助かったわ~。」
と勝利の笑みを浮かべていました。

「俺、オセロは強いけどな。ひっくり返してるうちに、自分がどこにコマを置いたのか忘れるねんなぁ。」と自分のことについて話してくれました。

オセロは、作業記憶が必要な遊びです。
次の手、その次の手と、頭の中で様々なシュミレーションしていきます。
ワーキングメモリが鍛えられます。

楽しそうにオセロをしている☆くんに聞いてみました。
家にオセロゲームあるの?

「ちゃうやん。(家に)ないからここでやりたいの。」

なるほど。

楽しんでもらって嬉しい限りです。

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<ぽぽろキッズ学習室について>

読み書き障がいのお子さんが対象です。
基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
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キッズ学習室 課題文字「羽」

2022年09月27日 | ぽぽろキッズ学習室

キッズ学習室です。
この日の課題文字は「羽」でした。

Aさんは、
「え?何でもいいの?」
「落ちてるやつでも?」

スタッフが
「頭に浮かんだ『羽』を作ってくれたらいいよ」と伝えました。

「わかった」
と以前道路で見つけた落ちている鳥の羽を作ってくれました。

「漢字なんとなく覚えてるで」
「なんか、同じやつが二つ並んでる字やんな」

粘土で文字の形をこうだったかな、こうかな?と思い出しながら作成していきました。

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キッズ学習室の指導の中心的活動は、課題漢字の意味を絵のように視覚的にイメージして粘土で形にすることです。 教えられるイメージではなく、自分のイメージを形にします。
〈粘土造形(使用写真↑)には、Aさんから掲載の許可を得ています。〉
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基本月2回、約1時間、個別でプログラムを通して向かい合います。
プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
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キッズ学習室 課題文字「建設」

2022年09月27日 | ぽぽろキッズ学習室

キッズ学習室の指導の中心的活動は、課題漢字の意味を絵のように視覚的にイメージして粘土で形にすることです。 教えられるイメージではなく、自分のイメージを形にします。
〈粘土造形(使用写真↑)には、★さんから掲載の許可を得ています。〉 

★さんのこの日の課題は「建設」。
頭の中のイメージは「レンガを積み上げた壁」だそうです。
意気込んで作り始めた★さん、
途中から時間を気にし始めました。

粘土造形の他にも、学習室でやりたいことがあるのに、思いのほか時間がかかると思ったようです。 

粘土のレンガはとても小さく(5ミリ×15ミリくらい)
形を整えては積み上げていますが、短い時間ではなかなか完成しません。

「疲れたー。」と言いながらも
「でも、このやり方で最後まで完成させるんだ。」と手を動かしていました。

作品が途中で倒れたりもしましたが、
「あきらめないぞ」「大丈夫」と
自分に言い聞かせながら作っていました。 

イメージ造形の後は、粘土ひもで漢字を作ります。
字がわからない時は、辞書を引いて確認します。
自分が作った文字を修正したい時は、修正してもらいます。
間違いに気づかなかった時や、気づいても直したくない場合は、そのままでOKとします。

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プログラムは、NPO法人SKCキッズカレッジ(前滋賀大キッズカレッジ:読み書き障がいに関する研究や実践を行っているところ)と同じものです。
スタッフはSKCキッズカレッジの研修を受けています。
漢字を覚える学習ではなく、プログラムを通して読み書きの困難さと向き合いながら自分の力で自分なりの方略(やり方)を見つけ出すことを目指しています。
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