先月婦人科の外来で借りてきた自分の子宮の組織標本。
やっと写真を撮りました。
といっても私は専門外なので、同僚に写真をお願いしたんだけどね
どんなのか見たいでしょ?(笑)
まずその前に、手術して採った臓器などは本人は見ることができないので、
立会った家族が見て、執刀医から説明を受けます。
採った臓器はあまりにもグロテスクなので、気持ち悪くなる人もいます。
その採ってきた臓器はどうなるか?
まず外観をよく観察し→写真に撮り→ホルマリン固定して→見たい部分を切り取り→パラフィンに包埋して(溶かしたロウソクの中に切りとった臓器を入れて固めた感じ?)→たまねぎの皮位に薄い切片にし→H・E(ヘマトキシリン・エオジン)染色をして→顕微鏡で見るために封入→この標本を病理医が鏡検→病気を診断
という行程が1、2週間で行われています。
これがその組織標本↑ぶれてる~(^_^;)
下の紫の濃い部分ががんに侵されている部分です。
ちょうど子宮の頚部にあたります。
右はじに患者名などの個人情報が貼られている
この一連の作業は全部手作業なので、患者の取り違えが起こるとえらいことになる。
これを顕微鏡で観たところ↓
紫の濃い部分がどのへんまで浸潤しているか観察したり、
細胞の形がどうなっているかでがんの種類がわかります。
特にがん細胞が血管や周辺のリンパ節まで行ってると、
転移してるってこと。
今回リンパ節の標本は借りれませんでした。
もっと強拡大した写真↓
紫の濃い丸いのは核で全部子宮がんの細胞です
私は幸いなことに転移はしていませんでした
明日は手術後2年の細胞診の結果が出てるはず。
なんでもないことを祈ってます