井上雄彦「バガボンド 31」


 最後は「バガボンド」の31巻です。大傑作シリーズですが、29巻、30巻は70人斬り後のつなぎで正直あまり面白くなく、久しぶりの新刊にも関わらず惰性で読み流すような感じだったのですが、この31巻にはこれまでの物語の中の一つのラストシーンがあったのと別の新しい展開が予感されました。武蔵や登場人物の言葉は魂を揺さぶります。感動しました。岡山にいるうちに美作市の宮本村に行っておかないといけません。

 そして、「バガボンド」が何巻までいくのか分かりませんが、最後までの構成を想像させるシーンもありました。剣とは真実とは。武蔵は何を悟るのでしょうか。うーん、早く読みたい。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「Hanak... 安倍夜郎「深... »