「三八 黒崎店」(鳴門市)


 ようやく徳島ラーメンの代表店を食べ歩くことが出来ました。といっても初体験ではなく以前広島に住んでいた時に一度だけ徳島入りして確か3店で食べたと思います。もう店名は覚えていないのですが、濃厚な醤油スープに卵の黄身が載っていてまるですき焼きのようなラーメンという印象を強く持ちました。

 あれから8年近く、特集雑誌「恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン」で久しぶりに徳島ラーメンを認識し再訪の機会を伺っていました。
 別に大義名分がなければラーメンを食べにいけない訳ではないのですが、家族サービスなどバランスもありまして・・・そういえば今日は連休最終日、天気もよく、最近四国に行っていないね、徳島市の「眉山」、「とくしま動物園」には行ったことないね、子供のために出かけてみようかということで途中で徳山ラーメンを2軒入れ込みました。

 「恐るべき&怒涛」には最近人気の徳島ラーメンが地元紙ランキングとともに紹介されていて、どの2店にするか(うどんなら3~4店OKなのですがラーメンは2店限度です)迷いました。写真の印象から系統は大きく三つ、昔ながらのスープ黄色のマイルド系とスープ黒色すきやき系、それにその中間。
 その中からスープ黄色マイルド系の代表「三八」、もう一店は中間系(?)で地元人気ナンバー1の「ふく利」を計画。ただ、「三八」を食べた印象で2店目は中間よりも本格的なスープ黒色すきやき系としたくなり「大孫」に変更しました。

 「三八」(サンバ)は徳島市、鳴門市に数店あるようですが、鳴門市にある黒崎店に行きました。
 開店11:00ちょっと前に到着。4人掛けのテーブルと2人掛けのテーブルが複数ある食堂の雰囲気です。我々が初回であることが分かったのかスタッフがお椀を二つ持ってきてこちらが小でこちらが大です、これに肉を追加する肉入かどうかの選択ですと説明がありました。「大」が一般的には普通の大きさだったので大人は肉入大(写真)、子供は小を注文しました。

 スープがクリーミィで美味しいです。味わいがあってさっぱりとコクがある。うーん、これが何から出来ているのか表現できないのですが鶏系でしょうか、万人好みのシンプルな旨み。クセになるスープというのが分かります。
 ただ若干スープの温度がぬるいのが気になります。麺も中太のストレート麺なのですがかなり軟らかく、都会では「麺硬め!」とか注文する傾向が強くなってからはあまり経験しなくなった麺です。当日一番始めの客なので多忙で処理を間違えたということではないと思います。こういう緩い感じも含めて人気なのでしょうか。
 正直、もう少しスープの温度を高く、麺の茹で時間を短くしたらと思いますが、このスープの味わい、好きです。

 11:30までには満席となり行列(というより地方の食堂なので入口近くでグワッと待っているという感じですが・・・)になりました。注文は4種類の中からいろいろでしたがこれに餃子を注文しているお客さんも多かったです。美味しそうな餃子でした。地元のファンに支えられている店なのがよく分かりました。


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