ももいろクローバー「ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~」 

               

 ももいろクローバーの4月10日のコンサートライブ映像です。1部、2部構成で、後半がこの日で脱退した早見あかりのファイナルステージとなっています。

 といってもファンでない方には何のことだか分からないと思いますが、このステージがとにかく面白い。もともとこったコスチューム、セット、踊りを特徴としていますがその持ち味がよく出ています。PVがプロレスもので武藤の決めポーズを使っている「Chai Maxx」では1部では神奈月が登場、2部では神奈月と武藤本人も登場してのパフォーマンスで笑わせます。
 なんといっても「ミライボウル」、「ココ☆ナツ」、「行くぜっ!怪盗少女」、「オレンジノート」、「ピンキージョーンズ」といったヒット曲がいいのですが、アルバムにも入っていないけど既に定番となっている「キミとセカイ」、「走れ!」、「ツヨクツヨク」など佳曲揃いで楽しめます。

 歌は基本的にソロパーツが生歌でサビのコーラスがテープを使用しての被せだと思います。テレビの口パクは仕方ないとしてもコンサートくらいは全て生歌が理想ですが、これだけ踊るので許容範囲です。

 それにしても早見あかりの脱退が残念です。私がももクロを知った時には、既に早見あかりは脱退していたのですが、よく見る動画のヒット曲映像にはまだ早見あかりがいてすごくいいアクセントになっています。ラップ歌詞担当で踊りも大きくて見栄えがして、MCでは司会役を務めるまさにキーマンといえるサブリーダーでした。ハーフっぽい顔立ちでさっぱりした性格なので、アイドルには向かない、女優を目指すというのも納得で仕方ありません。

 第2部の最後はさよならセレモニーで長いのですがファンには堪らないかもしれません。そして、メンバー退場後のフィナーレは別テイク映像が流れて終演かと思いきや、「ももいろクローバーは進化します」「ももいろクローバーZ」の表示で場内騒然。Z誕生というサプライズで終了です。
 特典映像では会場の様子をモニターで観るメンバーがそこで初めてZを知ってびっくりというシーンも収められていて面白いです。

 たまに観客席の映像となるのですが、私のようなおじさんもいて推しメンバー色のハチマキをしめてTシャツを着て応援しています。私も正直、観てみたい気もするのですが、客観的には気持ち悪いです。
 12月25日(日)のさいたまスーパーアリーナのコンサートの先行抽選予約が9月12日(月)まで受付中です。娘を年末までに洗脳して、ファンの娘に仕方なく付いてきました風に観戦しようかとも考えたのですが、小心者なのでたぶんそこまではしないと思います(そもそも抽選で当たる確率がどのくらいなのかも分かりませんが)。

 先日、実家に帰省した際、小学校3年生の姪っ子に会ったのですが、AKB関連の知識の深さに驚きました。テレビを見ていて、「あきちゃ髪切ったね」「玲奈は帽子似合わないんだけどなあ」とか母親と評論していました。全国津々浦々、低年齢層まで浸透していてAKB旋風の凄まじさを改めて感じ入った次第です。
 AKBグループに押され気味ですが、ももクロほど面白くてメンバーも個性的、いい歌を歌っているグループもそうないので、もう少し売れてほしいなと思います(熱狂的なファンは既についていて女性ファンも増加中とのことです)。

 ところで、このDVDは3枚組(全330分)で定価6090円なのですが、アマゾンだと4466円(▲27%)です。差があり過ぎて、これだと街中の音楽ショップに行く気はしません。


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