B級LogBook-g

◆B級を楽しむ◆A級になれそうにないB級なB-Log(でも飲み食いではA級を目指します)

プーケット・パトンビーチにて[12/29]

2004-12-29 20:47:53 | プーケットライフ
ここまでの現地状況の簡単なまとめ
【12月27日】 
タクシン(首相)がプーケット入り。被災地のビーチには入らず、内陸のプーケットタウンで指揮をとるらしい。
パトンでは津波に襲われた地区のごく一部で電力が復帰する。
【12月28日】
この日の朝からは泥まみれのキャリーバッグを引き摺っている外国人の姿が目に付く。ホテルの自室まで引き上げに行ったのだろうが、手伝いたくとも手伝えない。
タクシンが指示を出したのか、軍が復旧支援に駆り出される。軍は、ピピ島では孤立した人々を救援しているが、パトンでは民間人が集積した瓦礫の山を回収している程度。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が広がる。
【12月29日】
30日までタイ(国)は喪に服す、と決めたとのこと。
タイ国内外の支援団体が続々とプーケット入りしている。
今日は上空を飛ぶヘリコプターの数が明らかに多い。
瓦礫の撤去でも前日までの人海戦術から重機が主体となりつつあり、今後の瓦礫の撤去はかなりの速度で進むと思われる。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が更に広がっているらしい(私は未確認)。

【津波以降これまで】
●現地入りした12/26の夜から今日までは治安や食料、水の問題はない(プーケットの地表の揺れは震度2程度だったため、津波に襲われた地区以外でのインフラ被害はないため)。
●飲食物の店頭での販売価格は従来と同じ(モノは普通に入ってくるため)。
●伝染病については今後は分からないが、現時点では発生していない。ただ、ビーチ沿いでの悪臭が強まっているのは事実。
●街が埃っぽい。津波後に残された砂が乾燥し舞い上がるためだが、残っているのはかなり細かい砂(砂浜の砂ではない、ラテライトの粉末っぽい)のため、たちが悪いような気がする。
●少なくともパトンでは携帯が非常に繋がりにくい状態が続いている。
●インターネットは何の問題もなく使える。ネットカフェはどこも大混雑。

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今回の津波により少なくとも私の希望日程でのダイビングは不可能となった。このため、空席があれば今日の便でバンコクに移動しようとプーケット空港に向かい、昼前に空港に到着した。空港のデパーチャーロビーは離島する外国人被災者やその付き添いで大混雑している。着の身着のまま(おそらく今日までずっと同じ服だろう)の放心状態で腕や足は傷だらけの方などもおり、12/27にオンエアされた津波映像に次ぐ衝撃を受けた。

フライトだが「今日の空席はなく、各便のキャンセル待ち100人以上(TGに関しては)」とのことだった。12/31の予約を何とか明日には変更できたので、明日12/30にバンコクに向かうこととした。
その後はパトンビーチまで引き返したが、営業を再開する店舗や屋台の数も日増しに増え、自分が滞在する辺りだけを切り取れば、今までと変わらない風景に戻りつつある。しかしビーチ沿いの傷は深いと思う。

プーケット・パトンビーチにて[12/27]その2

2004-12-28 02:30:45 | プーケットライフ
今日12/27、NHKの国際放送で日本時間9時と19時にオンエアしたであろうニュースをホテルの部屋で見た。ホテルの高層階から撮影したと思われるプーケットに襲来した津波の映像を見て初めて事の重大さを知る。
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12/26のTG209便に搭乗することを決めたことを愚かだと思う方もいらっしゃると思う。しかしドンムアン空港で待機している間にTVで流される映像は今日NHKで放映されたものではない。海抜ゼロメートル(おそらくはビーチに通じる直線道路)から撮影したと思われる30秒ほどの画像が繰り返し流れるだけで、人々が逃げ出す様しか確認できない。
またダイブショップに問い合わせても中止と決まったわけではない(要はダイブショップは取り次ぎなので、催行するかどうかはSSDの判断となる)との回答しか得られない(こうとしか答えようもないのだろう)。やや楽観していた部分はあるが、こういった状況から搭乗することを決定した。

17時発のフライトに対し搭乗希望受付が始まったのが16時過ぎ。受付開始ともに窓口に人々が殺到するが、実際搭乗すると搭乗率は4割にも満たない。最初に自分が搭乗したTG203便は満席であったし、その後も何便か欠航しているのでTG209便も満席になるかと思っていたが、さすがにプーケット行きを諦めた人が多数出たようだ。

17時発のはずが、またもや何の説明もないまま延々とディレイする。客室乗務員に聞いても彼らも分からないと言う。満席になるまでディレイさせているのかと思ったが、その後は誰も乗り込まず、18時40分過ぎににこれまた何の説明もなく離陸した。

フライトは順調で、20時過ぎにTG209便は無事にプーケット国際空港に着陸した。
TG209便の乗客が降機すると、バンコク行きの乗客の登場が始まっていた。乗客たちに溢れる満面の笑み。何故そこまでの笑みを浮かべるのか、正直言ってこのときは理解できなかった。10時間掛けて到着した自分も笑っていたかもしれないが、バンコク行きの乗客が目にすれば明らかに理解不能だったことだろう。

プーケット・パトンビーチにて[12/27]その1

2004-12-28 01:37:05 | プーケットライフ
皆さまご高承の通り昨日12月26日タイ現地時間朝10時(GMT+7)ころアンダマン海沖を震源とする地震が発生し、タイ、マレーシア、インドネシア、スリランカ、インド、モルジブ等で多くの方々の命が失われました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、当ブログへコメントを寄せていただいた方々にも深謝いたしております。

現地画像はシンガポール絵日記さんのこちらの記事を。
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私は昨日12月26日バンコク9時半発のTG203便でプーケットに向かった。プーケット上空に達するとアナウンスもなく引き返した(スクリーンの現在位置図で判明)ので、機内に騒然とは言わないがおかしな雰囲気が漂う。バンコクまでの距離を四分の一ほど戻ってようやくアナウンスがあったものの、プーケット空港が閉鎖と言うだけで状況はさっぱり分からず、バンコクで降機して地震とそれによる津波被害があったことをようやく知るところとなった(機上では、南部タイで偶に発生するテロ絡みでプーケット空港が閉鎖されたと思っていた)。

その後は16時まで延々と空港で待機。TGが提供するサンドイッチ等で食いつなぎ、映画「ターミナル」かよ、とひとりごちる。16時過ぎに「17時にTG209便を飛ばすので、搭乗希望を受け付けます。ただし、着陸できずに引き返す可能性もあります。」とのアナウンスがある。ダイブショップに連絡すると、「明日ダイブツアーが催行される可能性はゼロではない」とのことだったのでとりあえず搭乗することとした。

11/23の昼食 in プーケット国際空港

2004-12-25 00:21:05 | 飲み食い記
バンコクに向かうため13時過ぎにプーケット国際空港に到着、バーガーキングで昼食を摂る。本当はパトンで何か食べたかったのだが、ダイブショップで喋っているうちにその時間もなくなり、仕方なくここで食べることにした。

画像はバーガーキングのワッパーセット(IXY320にて撮影)。ドリンクをキングサイズにアップ(+15B)。
画像左手前はおまけの8インチCDだがバーガーのバンズがCDよりも大きく、途中で飽きる。ワッパーバーガーはトレイに敷いてある紙に印刷されている通りのため、拡大画像は撮らず。
ポテトはハッシュにしたのだが、喉が渇くので失敗。

【お代】164バーツ(約432円)。今回は1円=0.38バーツで換算しています(両替実績に基づく体感的加重平均)。

B級ダイバーのログ(11/22その3:シミラン諸島、イーストオブエデン)

2004-12-25 00:19:02 | Dive
今回のダイブサファリもこれが最後の1本。バディや他の乗客、更には船のシェフにも恵まれて楽しいサファリだった。死神の鎌もかわせたし(w

累計33本目
・ダイブ時間 : 46分
・最大深度 : 24.3m
・平均深度 : 14.4m
・遭遇した海洋生物たち : ロブスター?、ドクウツボ、ヤッコエイ、ハナミノカサゴ他

モデルはドクウツボ(PowerShotA70にて撮影)。ドクウツボの狙いは白人ガイドの股間ではなく、彼が右手に持った餌(のはず)。餌付けしているウツボ(スカーフェイスと言うあだ名、顔に傷あり)のいるポイントに行き餌を差し出したらそこにいたのは別のウツボ(顔に傷なし)で、襲い掛かるように出てきた。

11/22の船上ログその2

2004-12-25 00:17:16 | Dive
この日2本目のダイブを終え、今回のダイブサファリも残すところあと1本となる。3本目を終えると下船準備で慌しくなるため、バディのJさんとお互いのログブックにコメントを付け合った。この場にまたもやロシア人旦那が登場、彼のログブックにもコメントしてくれと言ってくる。バディでもないのに面倒だなと思いつつ英語でコメントを書くと、日本語でのコメントが欲しいんだ、と。そう言うことは先に言ってくれ...

3人でのコメント付け合いが終わると、ロシア人旦那が彼のログブックを開きながら
「自分はPADIのマスタースクーバダイバーだ」
「潜ったことのある最大深度は60m」
などと語り始める。マスタースクーバダイバーであることはライセンスカードで分かったが、最大深度60mは嘘だろうと言うとダイビングコンピュータでレコードを示される。ロシア産の原潜を思わせる彼だ。

なお、ロシア人旦那はここの画像の青いショートパンツの彼。奥さんは同画像左端の女性。

B級ダイバーのログ(11/22その2:シミラン諸島、ディープシックス)

2004-12-24 00:05:21 | Dive
ダイブ前のブリーフィングで、ガイドのNちゃんからケーブ抜けをメインにすると告げられる。この1本で3回のケーブ抜けをしたが、ケーブ抜けは初体験かもしれない。

累計32本目
・ダイブ時間 : 46分
・最大深度 : 30.3m
・平均深度 : 14.4m
・遭遇した海洋生物たち : インディアンダッシラス、ハナミノカサゴ他

画像は、まさにケーブから抜けようとするJさん(PowerShotA70にて撮影)。結構狭いものもあった。

11/22の船上ログその1

2004-12-23 23:00:56 | Dive
2本目のダイブ前にその日からの乗船客が到着するが、この日(11/22)は3人だった。
この日に下船する客とガイドは計8名なので、下船客が去ると僅か6人となってしまう。

ロシア人夫婦は翌日(11/23)の下船だが、旦那の方は何となく寂しげに見える。しかし彼の少年の心は継続しているようで、サンデッキでまったりしていたJさんと自分の元に歩み寄ってきて何かを見せる。どうやら前日から仕込んでいたトビウオ(夜間デッキに突っ込んでくる)の干物(二匹、開きにしてある)のようだ。「これとビールは合うんだよ、いい匂いだろ?」と今夜(その日のダイビングが終わるまで酒は飲めないため)の晩酌を夢見ている。
自分は案外いい匂いだと感じたが、その後タイ人クルーにも見せ&嗅がせ始めて彼らが嫌がっていた様子からすると実は臭かったのかもしれない。

B級ダイバーのログ(11/22その1:シミラン諸島、エレファントヘッドロック)

2004-12-23 20:09:52 | Dive
前日の1本目でハウジング内の曇りが発生したため、この日は起床直後に水没チェック用の水槽にカメラを投下する。このおかげかどうか分からないが、ハウジング内は曇らずに済んだ。

昨日メモリが一杯になってしまったが、PowerShotA70の1.5インチ画面では消去していいがどうかの判断が付きかねるものも多く、十分な空き容量は確保できない。
このため終日この問題に悩まされることとなった。

累計31本目
・ダイブ時間 : 38分
・最大深度 : 32.4m
・平均深度 : 16.9m
・遭遇した海洋生物たち : カメ(タイマイ?)、タコ他

モデルはカメ(タイマイ?)(PowerShotA70にて撮影)。PCに取り込んでも何の画像か気付かなかったほど悲しい画像だが、初撮影したカメと言うことで...(^^;;;

11/21の船上ログその2

2004-12-23 19:30:45 | Dive
この日4本目のダイブでメモリが一杯になってしまったので別のメモリと交換しようとするが、見当たらない。単に予備のメモリを持ってくるのを忘れたのだった。アボーン...

そんなわけでJさんと夕食後のログ付けをしながらデジカメ画像の整理(消去)しているとロシア人旦那が闖入。自分のデジカメを弄びながら何やらコメントしているが、お互い酔っているためか話す英語がこれまで以上に分からないので適当に相手をする。
デジカメに飽きたのかロシア人旦那は隣のテーブルでUNOをしているグループに乱入。各プレイヤのカードを勝手に覗き込んでは偉そう?に指示を出している。次のゲームからは自分も混ぜてもらってご満悦のようだ。
UNOにも飽きたら、その後は踊っている人たちの間に乱入する。
まさに好奇心のままに行動する少年(10歳児レベル)と呼べよう。

当然この間は奥さんを無視している。奥さんはと言えば偶に呼びつけたりしているが、ロシア人旦那は徹底して無視。そんなわけで奥さんは怒りの表情を浮かべ自室に引き上げてしまい、彼は慌ててあとを追う。しかし、すぐに満面の笑みを浮かべて戻ってくる。ママん(w)から遊んでいいとの許可をもらったのだろう。「少年の心を持った男性が...」などと言われるが、実際に少年のように振舞われたら苦労すると言う好例ではないだろうか。

これで女性陣におけるロシア人旦那の評判もがた落ちとなったが、彼のおかげでこの夜は客とガイド計11人が一緒に過ごせた楽しい夜であったことも事実である。こういう客とまた巡りあえるといいと思う。

11/21のボートめし(夕食)

2004-12-23 19:11:49 | 飲み食い記
この日はナイトダイブがなかったので、前夜に比べれば随分と早い夕食時間だった。

画像はこの日の夕食(PowerShotA70にて撮影)。普通に美味い。2本目のダメージからは精神的にも肉体的にも回復しているので当然お代わりする。これを見てガイドのNちゃんも納得したことだろう(実はNちゃんも毎回お代わり派:w)。
この日の夕食では、Hさんの奥さまから梅干と高菜漬けのご提供があった。毎食持ち込まれたものを数品召し上がっているので尋ねてみたところ、旦那さん(このときは部屋でダウン中)の好き嫌いが激しい(基本的に日本食嗜好)ために食べられるものを相当持ち込まれているとのこと。今回はレトルトカレーまで持ってきているそうだ。

更にロシア人と思われるご夫婦から全員にウォッカが振舞われた。ロシア人か?と尋ねてみたらやはりそうだった。グラスがないので、画像に写っているプラスティックのコップで飲む(w
このウォッカのおかげだろうか、前夜は静かだった夜がこの日は賑やかなものとなった。

B級ダイバーのログ(11/21その4:ボン島)

2004-12-23 18:33:29 | Dive
この日3本目のダイブ後にHさんご夫妻の旦那さんが体調を崩されて、奥さま共々4本目をキャンセルされた。旦那さんは翌朝まで16時間眠ったらしい。

累計30本目
・ダイブ時間 : 45分
・最大深度 : 18.3m
・平均深度 : 11.1m
・遭遇した海洋生物たち : イザリウオ、ドクウツボ、コーラルクラブ?、オトヒメエビ、ピンクのウミウシ、つがい?のバラクーダ他

このダイブでは途中でメモリが一杯になる。ダイビングしながら明らかにダメな画像を消去するが、当然撮影に集中できるはずもない。

イザリウオは「へんないきもの」でも紹介されている。枝状の珊瑚の間に潜んでおり、撮影はしたものの珊瑚にピントが合った悲しい画像なので割愛。
ピンクのウミウシはたぶんこれ
つがいのバラクーダは水底をゆっくり泳いでいた。基本的には中層を群れで泳いでいるはずなのだが。

モデルはオトヒメエビ(PowerShotA70にて撮影)。

B級ダイバーのログ(11/21その3:タチャイ島)

2004-12-23 17:55:51 | Dive
ロシア人と思われるご夫婦はウエットを着ないで潜る。前のダイブの結果(サーモクライン等)次第?で奥さんのほうは着たり着なかったりだが、旦那さんは絶対に着ない。
ちなみにこの日のボート上ではご夫婦でここのTシャツを着ていた。

累計29本目
・ダイブ時間 : 44分
・最大深度 : 23.5m
・平均深度 : 14.1m
・遭遇した海洋生物たち : ツバメウオ、シマウミヘビ、スナッピングシュリンプ?(ハゼと共生)、ツノハタタテダイ、ムスジコショウダイ他

今日はここまでいろいろあったので、撮影意欲喪失マンと化す。せっかくなので人物写真に挑む。

モデルは一緒に安全停止したツバメウオ(PowerShotA70にて撮影)。フィンで追い払っても舞い戻ってくる。
こちらを見ているが...

こいつはJさん目当てなんだ、間違いないッ(長井秀和風)。