ここまでの現地状況の簡単なまとめ
【12月27日】
タクシン(首相)がプーケット入り。被災地のビーチには入らず、内陸のプーケットタウンで指揮をとるらしい。
パトンでは津波に襲われた地区のごく一部で電力が復帰する。
【12月28日】
この日の朝からは泥まみれのキャリーバッグを引き摺っている外国人の姿が目に付く。ホテルの自室まで引き上げに行ったのだろうが、手伝いたくとも手伝えない。
タクシンが指示を出したのか、軍が復旧支援に駆り出される。軍は、ピピ島では孤立した人々を救援しているが、パトンでは民間人が集積した瓦礫の山を回収している程度。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が広がる。
【12月29日】
30日までタイ(国)は喪に服す、と決めたとのこと。
タイ国内外の支援団体が続々とプーケット入りしている。
今日は上空を飛ぶヘリコプターの数が明らかに多い。
瓦礫の撤去でも前日までの人海戦術から重機が主体となりつつあり、今後の瓦礫の撤去はかなりの速度で進むと思われる。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が更に広がっているらしい(私は未確認)。
【津波以降これまで】
●現地入りした12/26の夜から今日までは治安や食料、水の問題はない(プーケットの地表の揺れは震度2程度だったため、津波に襲われた地区以外でのインフラ被害はないため)。
●飲食物の店頭での販売価格は従来と同じ(モノは普通に入ってくるため)。
●伝染病については今後は分からないが、現時点では発生していない。ただ、ビーチ沿いでの悪臭が強まっているのは事実。
●街が埃っぽい。津波後に残された砂が乾燥し舞い上がるためだが、残っているのはかなり細かい砂(砂浜の砂ではない、ラテライトの粉末っぽい)のため、たちが悪いような気がする。
●少なくともパトンでは携帯が非常に繋がりにくい状態が続いている。
●インターネットは何の問題もなく使える。ネットカフェはどこも大混雑。
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今回の津波により少なくとも私の希望日程でのダイビングは不可能となった。このため、空席があれば今日の便でバンコクに移動しようとプーケット空港に向かい、昼前に空港に到着した。空港のデパーチャーロビーは離島する外国人被災者やその付き添いで大混雑している。着の身着のまま(おそらく今日までずっと同じ服だろう)の放心状態で腕や足は傷だらけの方などもおり、12/27にオンエアされた津波映像に次ぐ衝撃を受けた。
フライトだが「今日の空席はなく、各便のキャンセル待ち100人以上(TGに関しては)」とのことだった。12/31の予約を何とか明日には変更できたので、明日12/30にバンコクに向かうこととした。
その後はパトンビーチまで引き返したが、営業を再開する店舗や屋台の数も日増しに増え、自分が滞在する辺りだけを切り取れば、今までと変わらない風景に戻りつつある。しかしビーチ沿いの傷は深いと思う。
【12月27日】
タクシン(首相)がプーケット入り。被災地のビーチには入らず、内陸のプーケットタウンで指揮をとるらしい。
パトンでは津波に襲われた地区のごく一部で電力が復帰する。
【12月28日】
この日の朝からは泥まみれのキャリーバッグを引き摺っている外国人の姿が目に付く。ホテルの自室まで引き上げに行ったのだろうが、手伝いたくとも手伝えない。
タクシンが指示を出したのか、軍が復旧支援に駆り出される。軍は、ピピ島では孤立した人々を救援しているが、パトンでは民間人が集積した瓦礫の山を回収している程度。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が広がる。
【12月29日】
30日までタイ(国)は喪に服す、と決めたとのこと。
タイ国内外の支援団体が続々とプーケット入りしている。
今日は上空を飛ぶヘリコプターの数が明らかに多い。
瓦礫の撤去でも前日までの人海戦術から重機が主体となりつつあり、今後の瓦礫の撤去はかなりの速度で進むと思われる。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が更に広がっているらしい(私は未確認)。
【津波以降これまで】
●現地入りした12/26の夜から今日までは治安や食料、水の問題はない(プーケットの地表の揺れは震度2程度だったため、津波に襲われた地区以外でのインフラ被害はないため)。
●飲食物の店頭での販売価格は従来と同じ(モノは普通に入ってくるため)。
●伝染病については今後は分からないが、現時点では発生していない。ただ、ビーチ沿いでの悪臭が強まっているのは事実。
●街が埃っぽい。津波後に残された砂が乾燥し舞い上がるためだが、残っているのはかなり細かい砂(砂浜の砂ではない、ラテライトの粉末っぽい)のため、たちが悪いような気がする。
●少なくともパトンでは携帯が非常に繋がりにくい状態が続いている。
●インターネットは何の問題もなく使える。ネットカフェはどこも大混雑。
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今回の津波により少なくとも私の希望日程でのダイビングは不可能となった。このため、空席があれば今日の便でバンコクに移動しようとプーケット空港に向かい、昼前に空港に到着した。空港のデパーチャーロビーは離島する外国人被災者やその付き添いで大混雑している。着の身着のまま(おそらく今日までずっと同じ服だろう)の放心状態で腕や足は傷だらけの方などもおり、12/27にオンエアされた津波映像に次ぐ衝撃を受けた。
フライトだが「今日の空席はなく、各便のキャンセル待ち100人以上(TGに関しては)」とのことだった。12/31の予約を何とか明日には変更できたので、明日12/30にバンコクに向かうこととした。
その後はパトンビーチまで引き返したが、営業を再開する店舗や屋台の数も日増しに増え、自分が滞在する辺りだけを切り取れば、今までと変わらない風景に戻りつつある。しかしビーチ沿いの傷は深いと思う。