
早川 いくを / バジリコ
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それほど厚くないし、基本的には図鑑なのであっという間に読み終えてしまった。もちろん楽しかったと言うこともある。
一つのいきものを紹介するのに見開きで左ページで解説、右ページにイラストと言う構成である。実在するいきものを紹介するのに何故イラストなんだろうと思っていたが、先ほど見つけたアサヒコムの書評を拝読して納得、幼少時にのめり込んだ少し怪しげな図鑑(妖怪図鑑とか:w)を意識したような構成なんだ。
本書に登場するへんないきものはその生態がおかしいので紹介されているわけだが、基本的には本能のみで生きているものが対象なだけに、捕食(摂食)行動や生殖行動がネタとなる。このため解説文中に愛人とかソープランドとか言う単語がポロポロ出てきて、微妙に大人の図鑑(^^)
本書に登場する生き物からすれば、捕食(摂食)や生殖という本能からくる行為に快楽部分を追加(グルメとセックス)し続ける人間の方が変に見えたりして。
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