大晦日の昨夜は食事を終えると真っ直ぐにホテルの自室に戻った。バンコクでの年越しを賑やかな場所で迎える気にもなれないからだ。
時刻は現地時間で21時50分、日本時間では23時50分なのでNHKで行く年来る年を観た。何年ぶりに見るのか見当すらつかないが、何となくほっとした。例年はタイの地上波各局も派手な年越し番組を放映するのだが、今回は被災者救援のための番組となっていた。
12月26日の記録その1
12月26日の記録その2
-----ここから記録その3-----
TG209便に乗った観光客というのは相当に少なかったのだろうか(実際、白人の家族連れは何組もいた)。
ターンテーブルで自分の荷物を待つ間に、巨大なケースが続々と流れてくる。それらにはCNN(米)、NTV(日)、TV5(仏)などのマスコミの社名のステッカーがべたべたと貼ってある。取材クルーは3人で1チームが多いらしく、重そうなケースを手際よくカートに乗せ替えていく。この段階での私には「あれ、こぞって取り上げるほどの被害なのかな?」程度の認識しかない。
自分の荷物をピックアップし到着ロビーの一角にあるタクシーカウンタに向かうと、複数あるタクシー会社のいずれのカウンタにも係員がいない。
数分待ってみたものの現れる気配が微塵も感じられないので到着ロビー外に出てみると、空港から動けない到着客でごった返していた。タクシーの運行が停止しているようだ。津波による被害を逃れたいわゆる高級ホテルの宿泊客あるいはツアー客には送迎車が来ている(当然前述のマスコミにも)が、私のような個人旅行者は身動きが取れない状態になっている。
ダイブショップに電話すると「空港の駐車場内にもタクシーカウンタがあるはずだ」とのことだったのでそこに向かうも、やはり係員がいない。今だからあのときを振り返って書けるのだが、この電話も一発で通じたので、こういったことが津波被害を楽観視させる一因となる。
そんな中、駐車場の片隅で客を引いているソンテウ(乗り合いタクシー、今回のは特別にボロかった)の運転手が目に入る。既に5人の客と成約してそろそろ出ようかというところだった。彼の言い値はパトンまで600バーツ、本来ならカムリクラスのタクシーでパトンに行っても550バーツだ。しかし背に腹は変えられないため彼の言い値でOKとし、ソンテウはプーケットタウン経由でパトンへ向かうことになった。
しかも彼は道中に「本当にパトンまで行くのか?」とか「ホテルはどこだ?」とか何度も聞いてくる。見た目もちゃらちゃらしている(今時の若者というだけだが:w)し鬱陶しい奴だなと思ったが、最終的には彼の気遣いで少しは助かることになる。
時刻は現地時間で21時50分、日本時間では23時50分なのでNHKで行く年来る年を観た。何年ぶりに見るのか見当すらつかないが、何となくほっとした。例年はタイの地上波各局も派手な年越し番組を放映するのだが、今回は被災者救援のための番組となっていた。
12月26日の記録その1
12月26日の記録その2
-----ここから記録その3-----
TG209便に乗った観光客というのは相当に少なかったのだろうか(実際、白人の家族連れは何組もいた)。
ターンテーブルで自分の荷物を待つ間に、巨大なケースが続々と流れてくる。それらにはCNN(米)、NTV(日)、TV5(仏)などのマスコミの社名のステッカーがべたべたと貼ってある。取材クルーは3人で1チームが多いらしく、重そうなケースを手際よくカートに乗せ替えていく。この段階での私には「あれ、こぞって取り上げるほどの被害なのかな?」程度の認識しかない。
自分の荷物をピックアップし到着ロビーの一角にあるタクシーカウンタに向かうと、複数あるタクシー会社のいずれのカウンタにも係員がいない。
数分待ってみたものの現れる気配が微塵も感じられないので到着ロビー外に出てみると、空港から動けない到着客でごった返していた。タクシーの運行が停止しているようだ。津波による被害を逃れたいわゆる高級ホテルの宿泊客あるいはツアー客には送迎車が来ている(当然前述のマスコミにも)が、私のような個人旅行者は身動きが取れない状態になっている。
ダイブショップに電話すると「空港の駐車場内にもタクシーカウンタがあるはずだ」とのことだったのでそこに向かうも、やはり係員がいない。今だからあのときを振り返って書けるのだが、この電話も一発で通じたので、こういったことが津波被害を楽観視させる一因となる。
そんな中、駐車場の片隅で客を引いているソンテウ(乗り合いタクシー、今回のは特別にボロかった)の運転手が目に入る。既に5人の客と成約してそろそろ出ようかというところだった。彼の言い値はパトンまで600バーツ、本来ならカムリクラスのタクシーでパトンに行っても550バーツだ。しかし背に腹は変えられないため彼の言い値でOKとし、ソンテウはプーケットタウン経由でパトンへ向かうことになった。
しかも彼は道中に「本当にパトンまで行くのか?」とか「ホテルはどこだ?」とか何度も聞いてくる。見た目もちゃらちゃらしている(今時の若者というだけだが:w)し鬱陶しい奴だなと思ったが、最終的には彼の気遣いで少しは助かることになる。