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B級LogBook-g

◆B級を楽しむ◆A級になれそうにないB級なB-Log(でも飲み食いではA級を目指します)

【プーケット】2004年12月26日の記録その3

2005-01-01 19:42:27 | プーケットライフ
大晦日の昨夜は食事を終えると真っ直ぐにホテルの自室に戻った。バンコクでの年越しを賑やかな場所で迎える気にもなれないからだ。
時刻は現地時間で21時50分、日本時間では23時50分なのでNHKで行く年来る年を観た。何年ぶりに見るのか見当すらつかないが、何となくほっとした。例年はタイの地上波各局も派手な年越し番組を放映するのだが、今回は被災者救援のための番組となっていた。

12月26日の記録その1
12月26日の記録その2

-----ここから記録その3-----
TG209便に乗った観光客というのは相当に少なかったのだろうか(実際、白人の家族連れは何組もいた)。
ターンテーブルで自分の荷物を待つ間に、巨大なケースが続々と流れてくる。それらにはCNN(米)、NTV(日)、TV5(仏)などのマスコミの社名のステッカーがべたべたと貼ってある。取材クルーは3人で1チームが多いらしく、重そうなケースを手際よくカートに乗せ替えていく。この段階での私には「あれ、こぞって取り上げるほどの被害なのかな?」程度の認識しかない。

自分の荷物をピックアップし到着ロビーの一角にあるタクシーカウンタに向かうと、複数あるタクシー会社のいずれのカウンタにも係員がいない。
数分待ってみたものの現れる気配が微塵も感じられないので到着ロビー外に出てみると、空港から動けない到着客でごった返していた。タクシーの運行が停止しているようだ。津波による被害を逃れたいわゆる高級ホテルの宿泊客あるいはツアー客には送迎車が来ている(当然前述のマスコミにも)が、私のような個人旅行者は身動きが取れない状態になっている。

ダイブショップに電話すると「空港の駐車場内にもタクシーカウンタがあるはずだ」とのことだったのでそこに向かうも、やはり係員がいない。今だからあのときを振り返って書けるのだが、この電話も一発で通じたので、こういったことが津波被害を楽観視させる一因となる。

そんな中、駐車場の片隅で客を引いているソンテウ(乗り合いタクシー、今回のは特別にボロかった)の運転手が目に入る。既に5人の客と成約してそろそろ出ようかというところだった。彼の言い値はパトンまで600バーツ、本来ならカムリクラスのタクシーでパトンに行っても550バーツだ。しかし背に腹は変えられないため彼の言い値でOKとし、ソンテウはプーケットタウン経由でパトンへ向かうことになった。
しかも彼は道中に「本当にパトンまで行くのか?」とか「ホテルはどこだ?」とか何度も聞いてくる。見た目もちゃらちゃらしている(今時の若者というだけだが:w)し鬱陶しい奴だなと思ったが、最終的には彼の気遣いで少しは助かることになる。

12/30にバンコク入りしました

2005-01-01 13:29:59 | プーケットライフ
ご心配をお掛けいたしましたが、12/30の夕方プーケットからバンコクに入りました。TG8783便という聞いたことのない便でしたが、臨時便かもしれません。

ダイビングはこの日辺りから再開されそうな気配です。私の滞在した期間には外洋に視察に出るのが精一杯の状況でしたので、今回は一本も潜っていません。
パトンが落ち着きを取り戻すであろう来年2月辺りに潜れたらいいなとは思っています。

この日のプーケット空港は昨日よりは落ち着いていました。もしかすると12/29は飛行機に乗ることのできそうな負傷者を島外に出したのかもしれません。
また支援団体や支援物資を乗せた便が続々到着していることもあり、駐機エリアにはかつてないほどの数の航空機がとまっていました(含む軍用機)。

プーケット・パトンビーチにて[12/29]

2004-12-29 20:47:53 | プーケットライフ
ここまでの現地状況の簡単なまとめ
【12月27日】 
タクシン(首相)がプーケット入り。被災地のビーチには入らず、内陸のプーケットタウンで指揮をとるらしい。
パトンでは津波に襲われた地区のごく一部で電力が復帰する。
【12月28日】
この日の朝からは泥まみれのキャリーバッグを引き摺っている外国人の姿が目に付く。ホテルの自室まで引き上げに行ったのだろうが、手伝いたくとも手伝えない。
タクシンが指示を出したのか、軍が復旧支援に駆り出される。軍は、ピピ島では孤立した人々を救援しているが、パトンでは民間人が集積した瓦礫の山を回収している程度。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が広がる。
【12月29日】
30日までタイ(国)は喪に服す、と決めたとのこと。
タイ国内外の支援団体が続々とプーケット入りしている。
今日は上空を飛ぶヘリコプターの数が明らかに多い。
瓦礫の撤去でも前日までの人海戦術から重機が主体となりつつあり、今後の瓦礫の撤去はかなりの速度で進むと思われる。
パトンでは津波に襲われた地区の電力復帰範囲が更に広がっているらしい(私は未確認)。

【津波以降これまで】
●現地入りした12/26の夜から今日までは治安や食料、水の問題はない(プーケットの地表の揺れは震度2程度だったため、津波に襲われた地区以外でのインフラ被害はないため)。
●飲食物の店頭での販売価格は従来と同じ(モノは普通に入ってくるため)。
●伝染病については今後は分からないが、現時点では発生していない。ただ、ビーチ沿いでの悪臭が強まっているのは事実。
●街が埃っぽい。津波後に残された砂が乾燥し舞い上がるためだが、残っているのはかなり細かい砂(砂浜の砂ではない、ラテライトの粉末っぽい)のため、たちが悪いような気がする。
●少なくともパトンでは携帯が非常に繋がりにくい状態が続いている。
●インターネットは何の問題もなく使える。ネットカフェはどこも大混雑。

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今回の津波により少なくとも私の希望日程でのダイビングは不可能となった。このため、空席があれば今日の便でバンコクに移動しようとプーケット空港に向かい、昼前に空港に到着した。空港のデパーチャーロビーは離島する外国人被災者やその付き添いで大混雑している。着の身着のまま(おそらく今日までずっと同じ服だろう)の放心状態で腕や足は傷だらけの方などもおり、12/27にオンエアされた津波映像に次ぐ衝撃を受けた。

フライトだが「今日の空席はなく、各便のキャンセル待ち100人以上(TGに関しては)」とのことだった。12/31の予約を何とか明日には変更できたので、明日12/30にバンコクに向かうこととした。
その後はパトンビーチまで引き返したが、営業を再開する店舗や屋台の数も日増しに増え、自分が滞在する辺りだけを切り取れば、今までと変わらない風景に戻りつつある。しかしビーチ沿いの傷は深いと思う。

プーケット・パトンビーチにて[12/27]その2

2004-12-28 02:30:45 | プーケットライフ
今日12/27、NHKの国際放送で日本時間9時と19時にオンエアしたであろうニュースをホテルの部屋で見た。ホテルの高層階から撮影したと思われるプーケットに襲来した津波の映像を見て初めて事の重大さを知る。
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12/26のTG209便に搭乗することを決めたことを愚かだと思う方もいらっしゃると思う。しかしドンムアン空港で待機している間にTVで流される映像は今日NHKで放映されたものではない。海抜ゼロメートル(おそらくはビーチに通じる直線道路)から撮影したと思われる30秒ほどの画像が繰り返し流れるだけで、人々が逃げ出す様しか確認できない。
またダイブショップに問い合わせても中止と決まったわけではない(要はダイブショップは取り次ぎなので、催行するかどうかはSSDの判断となる)との回答しか得られない(こうとしか答えようもないのだろう)。やや楽観していた部分はあるが、こういった状況から搭乗することを決定した。

17時発のフライトに対し搭乗希望受付が始まったのが16時過ぎ。受付開始ともに窓口に人々が殺到するが、実際搭乗すると搭乗率は4割にも満たない。最初に自分が搭乗したTG203便は満席であったし、その後も何便か欠航しているのでTG209便も満席になるかと思っていたが、さすがにプーケット行きを諦めた人が多数出たようだ。

17時発のはずが、またもや何の説明もないまま延々とディレイする。客室乗務員に聞いても彼らも分からないと言う。満席になるまでディレイさせているのかと思ったが、その後は誰も乗り込まず、18時40分過ぎににこれまた何の説明もなく離陸した。

フライトは順調で、20時過ぎにTG209便は無事にプーケット国際空港に着陸した。
TG209便の乗客が降機すると、バンコク行きの乗客の登場が始まっていた。乗客たちに溢れる満面の笑み。何故そこまでの笑みを浮かべるのか、正直言ってこのときは理解できなかった。10時間掛けて到着した自分も笑っていたかもしれないが、バンコク行きの乗客が目にすれば明らかに理解不能だったことだろう。

プーケット・パトンビーチにて[12/27]その1

2004-12-28 01:37:05 | プーケットライフ
皆さまご高承の通り昨日12月26日タイ現地時間朝10時(GMT+7)ころアンダマン海沖を震源とする地震が発生し、タイ、マレーシア、インドネシア、スリランカ、インド、モルジブ等で多くの方々の命が失われました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、当ブログへコメントを寄せていただいた方々にも深謝いたしております。

現地画像はシンガポール絵日記さんのこちらの記事を。
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私は昨日12月26日バンコク9時半発のTG203便でプーケットに向かった。プーケット上空に達するとアナウンスもなく引き返した(スクリーンの現在位置図で判明)ので、機内に騒然とは言わないがおかしな雰囲気が漂う。バンコクまでの距離を四分の一ほど戻ってようやくアナウンスがあったものの、プーケット空港が閉鎖と言うだけで状況はさっぱり分からず、バンコクで降機して地震とそれによる津波被害があったことをようやく知るところとなった(機上では、南部タイで偶に発生するテロ絡みでプーケット空港が閉鎖されたと思っていた)。

その後は16時まで延々と空港で待機。TGが提供するサンドイッチ等で食いつなぎ、映画「ターミナル」かよ、とひとりごちる。16時過ぎに「17時にTG209便を飛ばすので、搭乗希望を受け付けます。ただし、着陸できずに引き返す可能性もあります。」とのアナウンスがある。ダイブショップに連絡すると、「明日ダイブツアーが催行される可能性はゼロではない」とのことだったのでとりあえず搭乗することとした。

【宿短】アズーロ・イン(パトンビーチ/プーケット)

2004-12-15 00:49:07 | プーケットライフ
宿泊したホテルを短文で記録するヨ=宿短シリーズ、と書きつつ長文です(汗

プーケットでは今回もアズーロ・インに滞在した。翌日からの二晩は船上生活となるため、11月19、22日の二泊である。
今年の8月28日~9月1日に掛けても滞在したが、ホテル隣が7-11、界隈一の繁華街であるバングラ通りまで徒歩5分、となかなかいいロケーションのため今回も利用した。

今回はハイシーズンなので素泊まりは不可となっており、朝食付きで一泊1,000バーツだった。室内はこんな感じ(IXY320にて撮影)。

【スペック】
朝食付きで一泊1,000バーツ(ハイシーズン料金、ただしピーク料金ではない)、ベッドはダブルベッド。
セーフティーボックスはフロントにあり。
冷蔵庫あり、ホットシャワーあり。
エアコンあり。
TV(14型、小さい)あり。リモコンもあり、映りもよい(UBCの衛星放送が数チャンネル映るが、NHKは映らず)。

【短評】
今回の部屋はエアコンの効きは普通だった。前回の部屋が外れだったのか?
ピーク料金(1,500B程度らしい)で泊まると高く感じるかもしれない。

当然、バンコクの定宿よりもよい<コストパフォーマンス等(w

【宿短】アズーロ・イン(パトンビーチ/プーケット)

2004-10-17 02:37:49 | プーケットライフ
宿泊したホテルを短文で記録するヨ=宿短シリーズ

ダイビングをした2004年8月28日~9月1日はパトンビーチにあるアズーロ・インに滞在した。
ホテル隣が7-11、界隈一の繁華街であるバングラ通りまで徒歩5分、となかなかいいロケーションであった。

【スペック】
シングル素泊まりで800バーツ(ローシーズン料金)、ベッドはダブルベッド。
セーフティーボックスはフロントにあり。
冷蔵庫あり、ホットシャワーあり。
エアコンあり。ただし部屋の大きさに対しエアコンのパワーが小さいせいか、冷えるまでに時間が掛かった(2時間程度)。
TV(15?型、やや小さい)あり。リモコンもあり、映りもよい(UBCの衛星放送が数チャンネル映るが、NHKは映らず)。

【短評】
フロントの対応はよい。
部屋には予備のトイレットペーパーが常に2つあり、余計な心配をしなくてもよい(w
ただエアコンの効きが余りに悪いので、ハイシーズン料金(不明だが、ローシーズンの2倍程度か)で泊まると高く感じるかもしれない。

当然、バンコクの定宿よりもよい<コストパフォーマンス等(w