毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

似た者同士

2005-04-22 12:51:22 | 支那、韓国・朝鮮
仏首相、中国の反分裂法支持を表明=武器禁輸解除も推進 (時事通信) - goo ニュース

こう言えばフランス人は怒るかもしれないけれど、フランスと支那とは似た者同士です。方や「フランスの栄光」、方や「支那三千年の歴史」という自己中心的な中華思想も同じなら、一国では実力が伴わないところもよく似ています。偏屈で他人の褌で相撲を取ろうと謀を巡らせるのも同じなら、第二次世界大戦で本来負けていたのに漁夫の利で戦勝国になったところもそっくりです。政治力はあるということなんでしょうが、それを自己中心的な目的のためのみに行使するので、いつまで経ってもこの二カ国は世界の撹乱要因です。もっとも、米英つまりアングロ=サクソン中心の世界秩序に反対しているわけですから、この二カ国にも存在意義はあるし、我が日本も見習うべき点はあるに違いません。

フランスは一国の力として経済力にしろ軍事力にしろ大したものはありません。フランスが持ち前の政治力を発揮するためには強国と同盟する必要があります。そこで強国ドイツとともにEUを推進することにしたわけです。フランスとドイツといえば数百年にわたり戦争をし続けていた民族同士で正真正銘の仇敵ではあれど、フランスとしては「フランスの栄光」のためにはドイツと組む以外に選択肢はないわけです。

相手方のドイツにしても、二度の世界大戦に破れ大幅に領土を失いました。中世以来のドイツ騎士団領の4割くらいは失ってしまったのではないでしょうか。この歴史的なドイツ民族の領土を回復するのはドイツ国民の悲願のはずです。しかし、領土は戦争に勝たなければ回復できないのが国際社会の原則で、戦争は最早不可能です。そこでドイツは平和的手段での失地回復を試みた、それがドイツがEUを推進する最大の動機だとわたしは考えます。ドイツの失った領土をEUの中に組み込み、経済的に優位にあるドイツ人がその地域に進出する、そういう目論みに違いありません。その際ドイツが目立ちすぎるとナチスの負の遺産との関係でEU推進が覚束なくなるのでフランスを先頭に立てることにしたのです。

こうして、フランスは名を、ドイツは実を取るという点で両国の利益は一致します。ですから、両国はEU推進につき関して決して分裂することはないのです。

第二次世界大戦の欧州におけるドイツとフランスとの関係は、極東における日本と支那との関係に似ている部分があります。しかしドイツとフランスが共同の目的のために蜜月関係を続ける一方、日本と支那とはそうはなっていません。これは日本と支那との利害が一致しないから当然といえな当然ですし、日本と支那との民族性、民度が極端に違いすぎるので、EUのようなアジア共同体など幻想に過ぎません。このあたりについてはいずれ書こうとおもいます。

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