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毛唐もすなるブログといふものを

日本男児もしてみむとてするなり

皇室典範改正を巡る動きから分かること

2005-11-07 23:11:56 | 皇位継承問題
今次の皇室典範改正を巡る動きは國参拝に関わらず小泉首相がサヨクであり、また、小泉改革が官主導であることを示しています。小泉首相が保守的であり自分で物事を考える人物ならこういう動きには到底ならないでしょうから。

現在の官僚のトップは全共闘世代であり「革命ごっこ」の続きを意識的か無意識的かは知らないけれど継続している可能性が濃厚です。言うまでもなく今議論されている皇室典範改正は一種の革命ですから、彼らがそういったことを推進するのはある意味自然な流れです。そして根が心情サヨクの小泉首相はこれに異を唱えないという構図なのでしょう。

現在の若手・中堅官僚はアメリカ帰りのアメリカかぶれであり、次官局長級官僚は全共闘世代であり「革命ごっこ」が大好きです。そういう官僚機構がアメリカの指令や昔のノスタルジーに基づき「小泉改革」の内容を策定し、それを小泉首相が政治的に実現しているわけです。

それにしても皇室典範を合理的にいじろうなど傲岸不遜です。皇室典範は伝統を法制化したものですから、現代に生きる人間がその悪い頭で自由にいじることが許されるわけがありません。それはあくまで伝統が優越的地位を主張できる場なのです。

≪参考資料≫
※皇室典範改正案 通常国会提出慎重論も《産経》

出番ですよ

2005-11-04 13:19:27 | 皇位継承問題
寛仁親王が女系天皇に反対する意見を発表した。よくぞ言ってくれた。この女系容認の流れをせき止めるには、宮家出身者やそれに連なる家柄の人間がメディアに露出して大衆を啓蒙するのが一番だ。それがそういう伝統ある家柄に生まれた者の使命だとおもう。伝統の力でサヨクを吹き飛ばすのだ。それも出来ないような出来損ないどもにはさっさとそういう特権的身分を棄てて正真正銘の平民になるべきだ。

≪参考資料≫
※ 三笠宮殿下の「皇室典範改正案」批判文書(昭和21年)発掘《國民新聞》

有識者会議

2005-11-02 17:16:30 | 皇位継承問題
喫緊の課題に適切に対処するのも政治ですが、長期的課題に予め手を打っておくのも政治です。そして何がそういう課題であるかは政治的立場により往々にして異なるものです。たとえば、アカピーのいうところの「アジア外交」は彼らの目には喫緊の課題に映るのでしょうが、保守派の目には「あるべき東アジアの秩序構築」に向けての長期的課題と映るわけです。

政治課題に対処する場合多用される手段として諮問委員会とか有識者会議とかというものがあります。政治が官僚主導との批判をかわす手段として、中立な専門家の意見を装って政府の意見を通すための隠れ蓑として多用される手段です。こういう委員会等の結論は最初から決まっていることが大半です。委員を政府が任命するのだから政府に都合のいい人物を集めるに決まっているからです。この度の皇位継承を巡る有識者会議もその例でしょう。つまり皇統に女系を認めるというのが小泉内閣の方針ということです。

それにしても皇統の維持は長期的課題であり早急に結論を急ぐべき性質の課題ではないはずなのに、政府は結論を急いでいるようです。つまり政府は皇位継承問題を喫緊の課題と考えているようです。皇位を継ぐ者に帝王教育を受けさせるためにはそうしなければならないということなのでしょうか。しかし帝王教育を受ける受けないよりも日本の皇統をいかなるかたちで維持するかの方が余程重要なはずです。それに比べれば帝王教育云々は吹けば飛ぶような問題に過ぎません。そしてあるべき皇統の維持を議論するためには有識者会議が「日本民族の伝統を踏まえそれに精通した者による日本民族の常識を探る会議」でなければなりません。それが有識者会議というものでしょう。然るに素人目から見てもいかにもこの手の問題に関しては素人の寄せ集めに映ります。皇統を議論すべき真の有識者に入られてはまずい理由でもあるのでしょうか。

それはともかくこの問題の淵源は戦後アメリカが埋め込んだ時限爆弾にあります。宮家を解体し側室を認めなければいずれ皇統断絶の危機が来ることは目に見えたことだからです。さらに今上天皇はアメリカ人家庭教師の教育の影響かどうだか知りませんが恋愛結婚というものにこだわりがあるようで、それを皇太子の結婚にまで及ぼしたことがこのような事態を招いた一因となった面は否定できないとおもいます。皇統を継ぐべき男子が結婚に際して考えるべきことは、一にも二にも皇統の維持でそれ以外にはありません。そのためには男子の生まれやすい家系の若い女性と結婚するのは当然でした。しかしそれをしなかった。地位に伴う自覚に欠けること甚だしい。そういう身勝手が皇統を絶やす危険の一因になったことを皇太子は深く自覚すべきでしょう。